院長の休日
足元に気をつけて
平成27年1月28日、朝日新聞朝刊、
ひとときへの投稿です。
足元に気をつけて
北海道のアイスバーンの道路を歩く時、どんなに気をつけていても、足が宙を舞うほどの転倒をすることがある。道産子の私はその怖さや痛さを知っているから、帰省は雪のない季節を選んでいた。
新年早々、札幌に住む98歳の義母が大往生を遂げ、結婚以来、四十数年ぶりに冬の北海道に駆け付けた。
次々と懐かしい親戚の顔が集まる。葬儀は穏やかに終わり、「足もとに気をつけてね」を合言葉のように掛け合って解散した。
轍(わだち)やシャーベット状の雪に足をとられ思うように動けなくて焦ってしまうが、タクシーの運転手、お店の人、会う人々から「足もとに……」の声が掛かる。
この言葉っていいなあと思った。決して平坦(へいたん)ではない人生という道を歩む心構えに通じる気がした。
病気や腰痛で歩行困難の日々があったことを思い出す。元気になり、自由に前に進めることがうれしかった。それはかけがえのない喜びだと気づいた。
雪国だけでなく、互いへの応援歌として気楽に声を掛け合えば、豊かな気持ちになれそうだ。「足もとに気をつけて後半生を好きなように歩きなさい」。故郷の雪がそう教えてくれた。
(茨城県守谷市_千田道子_主婦_64歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
ここ数日の札幌は、
暖気で雪がとけて水たまりになり、
それがまた寒気で凍結するという、
もっとも滑りやすい、
最悪の路面状況です。
とにかくすべります。
■ ■
私も一年に何回か転倒します。
意外と危険なのが、
屋根がついた通路です。
入口付近は、
寒気が入るので凍結します。
油断すると転びます。
ゆるい傾斜になっているところも要注意です。
■ ■
札幌駅から大通りまでの、
地下歩行空間はすべりません。
いいものをつくったものです。
私もよく利用します。
危険区域は、
すすきの交差点です。
お酒に酔っていると余計に危険です。
■ ■
足もとに気をつけて、
後半生を好きなように歩きなさい
いい言葉です。
お医者さんにも通じる言葉です。
いつも足もとにも、
その先にも注意して歩いています。
常に新しい知識を入れて、
気をつけて診療をしています。
“足元に気をつけて”へのコメント
コメントをどうぞ
雪国しかわからないことですよね。天気のよい次の朝は両側の壁のような雪がとけスケート場になります。犬も転びます。下り坂で息子は車が滑り20メートル下のお宅の車庫の一歩手前で止まったこともあります。 昨夜もカーブでまっすぐいくとこでした。あと昨日古い横型の信号機みつけました。後は縦です。 本間先生これからも元気で頑張ってください。山形の雪の様子は先生の方に送りますので貼り付けてください。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。今日の帰り道で転びそうになりました。歩道もつるつるで怖いです。
さくらんぼさんの果樹園(りんごの樹です)
ラスト4行、先生らしいですね。
素晴らしい言葉です。
友達が滑って手をついたら、手を骨折しました。
全体重が手にかかったそうです。
私は札幌にいた頃、同じ場所で連続2日間転んで自分が情けなくなりました。
先生、雪の降る所にいる方、気をつけて下さいね。