医学講座
ピアスのキャッチが埋まった
おそらく、
自分の身体に傷をつけるおしゃれ入門は、
耳たぶのピアスです。
最近は男性でもピアスをする人がいます。
注意しなくてはいけないのが、
ケロイド体質や、
金属アレルギーです。
■ ■
金属アレルギーの人がピアスをして、
無理に続けていると、
穴の部分がぐちゃぐちゃになります。
気がつくと…
キャッチが埋まっていることがあります。
外せません。
■ ■
ピアス本体が抜けても…
品質の悪いピアスだと、
キャッチが耳たぶに埋まることがあります。
さあ大変です。
救急病院へ行ったとしても、
研修医マニュアルにピアスのキャッチは書いてありません。
担当する研修医も困ります。
■ ■
どこの科に行ったら良いかもわかりません。
形成外科や美容外科でなくても、
ピアスの施術をしている皮膚科で、
上手に治してくれるところもあります。
ピアスのキャッチがわからない研修医がいても、
不思議ではありません。
医学部では教えません。
■ ■
研修医の先生へアドバイスです。
ピアストラブルの患者さんは、
メスで切開する必要はありません。
局所麻酔をして、
麻酔の針でキャッチやピアスを確認します。
大部分のキャッチは、
耳たぶの裏側から外すことができます。
先の細いモスキートー鉗子が役立ちます。