医学講座

皮膚腫瘍外科分野指導医更新2016

 専門医更新2015
 2015年1月9日の院長日記です。
 次の内容が昨年の院長日記です。
 私は日本形成外科学会と、
 日本熱傷学会の、
 専門医です。
 昔は認定医と呼ばれていました。
 国の方針で、
 どこの学会でも専門医になっています。
      ■         ■
 医師免許証は、
 一度取得してしまえば生涯有効です。
 大きな問題を起こして、
 医業停止処分でも受けない限り、
 免許停止になることはありません。
 私が知っている先生で、
 免許停止になったのは、
 悪質な脱税
 殺人、
 …などです。
      ■         ■
 前回の更新が2009年でした。
 専門医更新
 …という2009年1月8日の院長日記に書いてあります。
 今回から、
 専門医更新が6年毎になりました。
 書式も変わりました。
 診療実績記録という様式4が変更になっています。
 この様式4が面倒です。
      ■         ■
 診療を行った施設名・所在地、
 勤務の態様(常勤か非常勤か?)
 外来担当日数、
 1日の患者数(平均)、
 手術件数(月平均)、
 レーザー治療(月平均)、
 創傷処置・褥瘡処置など(月平均)、
      ■         ■
 私のように、
 開業して一箇所のクリニックであれば比較的楽です。
 大学の先生のように、
 6年間に何回か転勤して、
 複数のクリニックでアルバイトをしていたとなると、
 よほど詳しく記録をつけていないと、
 正確に記載するのは難しいと思います。
 若い先生は、
 専門医更新のことも考えて、
 自分でデーターベースを作っておく必要があると思います。

      ■         ■
 今年は、
 日本形成外科学会特定分野指導医制度
 皮膚腫瘍外科分野指導医
の更新年です。
 長い名前の指導医です。
 2011年に取得した、
 日本形成外科学会特定領域指導専門医
 皮膚腫瘍外科指導専門医

 今年のは、
 皮膚腫瘍外科分野指導医
 分野の2文字が入っています。
      ■         ■
 2016年6月30日必着で、
 書類を送らなくてはなりません。
 いつもは、
 余裕で書類を作成する私ですが、
 今年は4月から忙しく、
 ようやく昨日から取りかかりました。
 面倒なのが、
 診療実績報告書です。
      ■         ■
 学会からの通知によると、
 分野指導医資格取得後に関わった症例の、
 【件数】を記載して報告となっています。
 (手術したもの以外も含む)
 手術件数なら比較的簡単に抽出できます。
 皮膚腫瘍の患者さんに、
 関わった症例数となると抽出が難しいです。
 若い先生への助言です。
 専門医更新のために、
 自分が関わった症例のデーターベースを、
 必ず作成されることをおすすめします。
20160613-1
20160613-2

専門医の維持も大変です

“皮膚腫瘍外科分野指導医更新2016”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    手術以外とは診察、消毒とかですか?
    すみません、読解力がなくわかりません。

    データベースはエクセルで作られてるのですか?
    それを指定用紙に記入するのですか?

    私は事故で整形外科にかかってから
    専門医を意識するようになりました。

    その先生は最近、毎日新聞にも掲載されました。
    問診にも時間をかけてくれる親切で優しい先生なので
    診察までに1時間位待ちます。
    でも注射も無痛ですし、納得いく説明をして下さるので
    車で片道45分かかりますが父を連れて行ってます。

    データベースの話が又脱線してすみません。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。皮膚腫瘍外科は皮膚腫瘍に関する患者数なので手術をしていなくても、診断や化学療法も含まれると理解しています。エクセルのファイルやファイルメーカーというソフトを昔は使っていました。個人情報も入るので難しいところです。専門医の維持は大変です。

  2. さくらんぼ より:

    病院勤務だと症例も多く データ入力しとかないとわからなくなりますよね。 先生の所でも皮膚腫瘍は手術しなくとも、腫瘍で他の病院を紹介なさることも多々あるのでしょうか? 六年ごとの更新では 大変ですね。

    専門医を続けるのも大変なんですね。
    頑張ってください。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。さくらんぼさんのご指摘通りです。悪性腫瘍を見つけて市立札幌病院形成外科にご紹介することもあります。個人情報の持ち出しは厳しく制限される病院が多く、いかに自分の記録を残すかも大変なのです。

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