医学講座

第42回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)②

 今日は2024年11月14日(木)です。
 東京はいいお天気です。
 今日と明日の学会は、
 東京の御茶ノ水で開催されます。
 御茶ノ水、ソラシティ・カンファレンスセンターです。
 同じ会場で2016年11月10日(木)11日(金)にも開催されました。
 第34回日本頭蓋顎顔面外科学会です。
      ■         ■
 今日の学会で一番印象に残ったのが、
 海外招待講演David Dunaway先生でした。
 三川先生が留学されたLondonの、
 Great Ormond Street Hospital for Children
 ロンドンの有名なこども病院です。
 日本で見たことがありませんでした。
 頭蓋結合双生児Craniopagus Twinsの分離手術です。
      ■         ■
 頭蓋結合双生児は250万人に一人の割合で生まれるそうです。
 下の写真のように、
 双子の赤ちゃんの頭がくっついて生まれました。
 世界中からロンドンのDavid Dunaway先生のところに患者さんがきます。
 皮膚や骨だけではなく、
 脳もくっついています。
 精密に計画された手術で分離されていました。
 この講演を見ることができただけで来たかいがありました。

“第42回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)②”へのコメント

  1. えりー より:

    学会おつかれさまです。

    結合児というと、
    昔、テレビ番組で見た
    ベトナムのベトちゃん、
    ドクちゃんが思い浮かびました。

    脳も皮膚も骨も共有している
    ものを分離する手術、
    先生の技術と医療の発展は
    本当にすばらしいですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。ベトちゃんとドクちゃんは下半身がつながった結合双生児でした。頭がつながった頭蓋結合双生児のことは知りませんでした。世界中からロンドンの病院に患者さんが集まっているようです。医療技術の進歩は素晴らしいと思った発表でした。

  2. さくらんぼ より:

    学会お疲れ様です。
    写真のように元気になるといいですね。
    先生には学会参加表彰状を差し上げます。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    収穫でお疲れのところ、コメントをいただきありがとうございます。私は形成外科が好きなので参加して勉強をしているだけです。自分が知らない新しいことを勉強して知るのは楽しいです。東京はちょうどいい気温で過ごしやすいです。

  3. なっちゅん より:

    学会お疲れ様です。

    やはり結合双生児と言うと
    枯葉剤被害の
    ベトちゃん、ドクちゃんを
    思い出します。

    ベトちゃんが亡くなったと
    ニュースで聞いた時は
    残念でした。

    今回の頭蓋結合双生児の
    お2人は
    長生きして欲しいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。生まれつき頭がくっついた双子の赤ちゃんを分離する手術はとても難しいです。脳の血管を細かく検査する技術や3Dプリンターで脳や血管の模型を作って精密な手術計画を立てていらっしゃいました。時間も手術回数もかかるそうです。医療の進歩は素晴らしいと思いました。

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