院長の休日

散布の高級養殖ウニ②

 平成29年12月13日、北海道新聞朝刊の記事です。
 散布の高級養殖ウニ②
 浜中 先駆的漁業 荒波越えて
 東京・築地市場のウニの卸値は、中華圏の需要拡大などを背景に、年々上昇傾向だ。特に産地間の端境期となる9月と、宴会需要が増える年末年始は高くなる。築地の仲卸「美濃桂(みのけい)」の伊藤晃彦専務(48)は「4~5年前は、この時期でも大箱1枚1万円だと『高い』と思ったが、今は当たり前になった」と話す。
機動的に出荷
 散布(ちりっぷ)漁協(釧路管内浜中町)の養殖ウニはエゾバフンウニ。出荷シーズンは9月1日から翌年3月で、ちょうど高値が期待できる時期と重なる。養殖場所は荒海を避け、町の南部に広がる火散布沼の河口付近。水深1~3メートル程度で、水質はほぼ海水だ。冬でも静穏で結氷しないため、市場で高値が予想される時を狙って機動的に水揚げできる。
 こうした好条件も生かし、今季の浜値(平均1キロ約5200円)は、10年前の1.5倍になった。うに養殖部会長の村田準逸(じゅんいつ)さん(63)は「いい値段がつき、部会員の励みになる」と喜ぶ。今季の養殖ウニ水揚げ高を8千万円と見込む散布漁協の秋森新二組合長(69)は「高級イメージが定着してきた。養殖ウニの安定収入は、後継者確保の大きな力になる」と強調する。
 ウニ養殖漁業者は、冬場の本州への出稼ぎが必要なくなった。道内各地の漁協から視察が訪れるたび、養殖施設を見せて説明。水温の高い時期にウニを触ると弱って死にやすいので極力避ける―などの知識や技術を惜しみなく伝えてきた。
 隣の浜中漁協も散布から技術を学び、53戸が比較的穏やかな琵琶瀬(びわせ)湾や浜中湾を使って散布と同様に最高級のウニを養殖。昨年度の水揚げ高は1億6700万円と、散布を大きく上回る。山崎貞夫組合長(66)は「既存のコンブ漁と養殖ウニを組み合わせて収入が見込めるため、Uターンしてきた後継者もいる。散布のおかげ」と感謝する。
大雨で大量死
 2014年にはコープさっぽろ(札幌)の漁業賞大賞を受賞。育てる漁業の成功例と言える散布の養殖ウニだが、1992年、有志11戸で始めた25年間の歩みは順風満帆ではなかった。
 養殖を始めて2年後の1994年10月、北海道東方沖地震の津波で養殖施設がぐちゃぐちゃに壊れ、初出荷間近のウニが大量死した。
 2008年と2013年、2015年には台風や集中豪雨で壊滅的な打撃を受け、被害額は13年が1億5千万円、2015年は1億7千億円に上った。
 大雨が続くと沼の周囲から大量に真水が流れ込み、養殖場所の河口付近の塩分濃度が大幅に低下し、死滅に至ったことが分かった。村田さんは「3年分のウニが一気に死んでしまう。自然には勝てない」。好調な時はいいが、沼特有の大きなリスクも抱える。

火散布沼で行われた養殖ウニの水揚げと選別作業。左が村田準逸さん
=11月10日、浜中町(加藤哲朗撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 昨日の散布の高級養殖ウニ①
 …の続きです。
 ちりっぷえぞばふんうにが、
 銀座の久兵衛きゅうべいで出されます。
 北海道の美味しいうには、
 夏がシーズンです。
      ■         ■
 夏でも海がしけると、
 入荷しません。
 すべてお天気しだいです。
 うにとり名人が、
 磯舟で海の中からうにをとります。
 とったうにを、
 浜で待っている女性が、
 丁寧に殻から出して並べます。
 芸術作品です。
      ■         ■
 散布の高級養殖ウニのすごいところは、
 うにを、
 かごの中で養殖しているので、
 ちょうど天然物が品薄になる時期に、
 高い価格で出荷できることです。
 北海道の漁業者はすごいです。
 大雨や地震で被害を受けても、
 めげずにがんばったところがすごいです。

“散布の高級養殖ウニ②”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    凄いですね。 高級すぎて食べてみたいけど 新潟のウニで我慢します。 セレモニーの方からお葬式のDVDをいただいたのでコピーして先生に差し上げるのはおかしいですよね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。DVDありがとうございます。お葬式に行きたかったので見てみたいです。銀座のうにが北海道で養殖したものだなんて知りませんよね。漁業者の発想がすごいと思います。うにに美味しい昆布を食べさせて、身を美味しくするなんて、考えつきそうで考えないですね。ウニ漁は磯舟で長い棒を持って海底からうにをとる風景です。

  2. なっちゅん より:

    天然物とよく言いますが
    ウニは養殖でも美味しいですね。

    奥尻の練ウニをお土産に頂いたことがありますが
    その味もピカイチでした。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。奥尻のうにはとても美味しいです。でも残念なことに夏しかとれないのです。奥尻も昆布が美味しいからうにも美味なんですね。奥尻おくしりは道南の島のことです。奥尻島おくしりとうです。

  3. すみれ より:

    養殖であんなに美味しいものができるのは、すごいことです。今日までくるのにご苦労はあったでしょうが、乗り越えてすごいと思います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。うにを籠に入れて昆布を与えて養殖して品薄の時期に出荷するという発想がすごいです。ただ餌をやっても美味しいうにができるわけではないので、試行錯誤で成功されたのだと思います。機会があれば実際に育てているところに行ってみたいです。若い人が漁業者になってくれることを期待しています。

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