医学講座

皮膚の圧迫とキズ

 皮膚は圧迫して力をかけると、
 意外と簡単にキズができます。
 加重がかかる、
 踵(かかと)や足底、
 手掌(しゅしょう→手のひら)などは、
 皮膚が厚くなります。
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 毎日少しずつ訓練すると…
 皮膚も少しずつ厚くなります。
 重いものを持つ人の手は厚く、
 よく歩く人の足底は厚いです。
 新しい靴を買って…
 きついのに無理をすると
 靴ずれができることがあります。
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 靴ずれも…
 皮膚が悲鳴を上げたための傷です。
 同じサイズの靴なのに…
 片足にだけ靴ずれができることがあります。
 靴は左右対称でも…
 足の骨に左右差があったり、
 歩き方のくせでも片足にだけできます。
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 ギプスやコルセットのような装具でも、
 皮膚を圧迫すると傷ができます。
 慣れた先生や、
 義肢装具士の方は、
 傷をつくることはありませんが…
 新人医師がギプスを巻くと…
 圧迫で傷をつくることがあります。
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 傷を作らないのが一番ですが…
 浅い傷や…
 傷ができそうな部位に…
 薄い医療用フイルムを貼ると良いことがあります。
 私は…
 オプサイトという、
 英国製のフイルムをおすすめします。
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 スミス&ネフューという会社の製品です。
 ネットでも売っていますが、
 近所のドラッグストアにはないようです。
 オプサイトには何種類かありますが、
 ネットで売っている分では、
 一番価格が安い
 オプサイト クイックロール(5cm×3m)
 で十分だと思います。
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 幅5㎝で3mもあるので…
 ちょっとした傷では余ります。
 価格も…
 一番安くても…
 送料を入れると…
 2,000円以上になってしまいます。
 病院によっては…
 売店で売っているところもあります。
 困っている方は検討してみてください。

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