医学講座
切らない眼瞼下垂症手術
第36回日本美容外科学会から一週間が過ぎました。
札幌は紅葉が落ち葉になってきています。
今朝の札幌は雨です。
少しずつ寒い冬に近づいていきます。
あと一週間もすると…
近くの山には初雪が降ります。
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切らない眼瞼下垂症手術
…という言葉が美容外科の宣伝にあります。
私がはじめて切らない眼瞼下垂症手術をお聞きしたのは、
真崎医院の真崎信行先生です。
真崎先生は共立美容外科創立者のお一人です。
脂肪吸引で使う、
KBシースの考案者です。
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手術法の詳細は、
若返り美容医療の実際という成書に書かれています。
永井書店、
ISBN4-8159-1701-9
平成16年10月1日に出版された本です。
切らない眼瞼下垂症手術は、
美容外科医の間では有名な術式です。
池田欣生(いけだよしお)先生がよく発表されていました。
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今回の日本美容外科学会で、
慶應大学形成外科の清水雄介先生が、
Non incisional blepharoptosis correction
切らない眼瞼下垂の修正
…として発表されました。
清水先生の発表には動画もありました。
きれいで丁寧な手術でした。
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この切らない眼瞼下垂症手術は、
まぶたの裏側から、
まぶたを上げる筋肉、
ミューラー筋と眼瞼挙筋をいっしょに短縮する手術です。
清水先生のご発表で、
高齢で持病があって…
『切る手術』が難しい患者さんが、
目が開いて見えるようになっていました。
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低侵襲の手術です。
清水雄介先生は新進気鋭の形成外科医です。
第21回日本形成外科学会基礎学術集会(福島)②でも、
とても有意義なご発表をされました。
慶應大学形成外科という有名大学から、
美容外科関連の発表が増えるのは好ましいことです。
慶應大学形成外科の清水雄介先生をおすすめします。
信頼できる形成外科医です。