医学講座

縫合の数はキレイと一致しません

 よく、
 何針縫いました
 …と聞かれることがありました。
 傷の大きさを表現する単位として…
 10針縫いました
 …ということがあります。
 正確な表現ではありません
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 最近お問い合わせがあった質問です。
 二重切開の修正を考えています
 顕微鏡で何針も縫うと…
 きれいに治りますか?
 答えは
 NOいいえです。
 縫合の数と傷がきれいに治ることは、
 必ずしも一致しません。
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 よく形成外科に入りたての医師がやる間違いです。
 先生、ばっちりです。
 細かく…
 がっちり縫いましたから…
 大丈夫です。
 自信あります。
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 新人研修医が縫った傷を見ると…
 あぁ~あ
 なんてこった…
 こんな縫い方じゃ…
 傷ががっつり残るょ…
 とほほ…
 …ということがあります。
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 私たち形成外科医は傷を丁寧に縫います。
 縫合の数も多いです。
 ですが…
 数多く縫えばいいってもんじゃありません。
 顕微鏡を使っても同じです。
 きつく縫うのがよくありません。
 糸の食い込みが…
 傷あとになって残ります。
 傷の横に小さな点々がついている人や、
 はしごのようにきずあとが残っている人が…
 このきつく縫いすぎです。
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 傷をキレイになおすには…
 もちろん縫い方の技術もありますが、
 手術後の安静、
 傷のケアー、
 お化粧の時期と仕方、
 体質などの影響を受けることがあります。
 数多く縫ゃ~いいってもんじゃありません
 業務多忙で更新が遅くなりました。
 申し訳ございません。
 これから帰宅です。

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