院長の休日

年賀欠礼2013

 12月に入ると…
 毎日喪中はがきが届きます。
 私たちの年代になると…
 親が亡くなったというのが多いです。
 自分たちが還暦なので…
 親は80歳を過ぎています。
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 そんな喪中はがきに混じって…
 長年、年賀状をやり取りしていたご夫妻から…
 年賀欠礼の葉書をいただきました。
 今年、家族が重大な交通事故を起こしたので…
 年賀を欠礼させていただきます
 …という内容でした。
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 新聞で報道されたので…
 その事故は知っていました。
 どうしていらっしゃるだろうか?
 心配していました。
 とても真面目なご夫妻です。
 家庭も円満でした。
 交通事故は…
 被害者も加害者も苦しめます。
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 起こしてしまった事故は…
 賠償するしかありません。
 自分の罪を償うしかありません。
 私たち医療関係者も…
 重大な交通事故を起こすことがあります。
 よほど重大な過失がない限り…
 医師免許取り消しはありません。
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 医師国家試験受験の時にも…
 重大な交通事故などを起こしていると…
 正直に届け出なければなりません。
 私が知っている先生は、
 死亡交通事故を起こしました。
 過失割合などはわかりませんが…
 相手の方は亡くなりました。
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 その先生の中では…
 一生悔やんでもくやみきれない事故です。
 忘れることはできません。
 できることは…
 被害者への賠償です。
 謝っても許してもらえないと思います。
 刑務所に入っても許してもらえないと思います。
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 私たち医療職の人間は、
 ケガをした人を助けるのが仕事です。
 たとえ死亡交通事故を起こした医師でも…
 医師としての技量に問題がなければ…
 医師としての仕事をすることで…
 社会への償いも…
 被害者への償いもできます。
 交通事故は悲惨です
 私は補償無制限の自動車保険に入っています。
 弁護士特約もつけています。
 年賀欠礼のご夫妻に元気になっていただきたいです。

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