医学講座
飼い犬に手をかまれる2013
昨日、うちの奥さんが…
そら君に手をかまれました。
嘔吐した食物残渣を…
そら君がまた食べようとしたので…
それを止めさせようとしたところ…
う~ぅ
…と言って右手の人差し指をがぶり。
■ ■
血が出て腫れているので、
晩ご飯の後片付けができません。
私が代わりに食器と鍋を洗いました。
後片付けは苦にならないのですが、
台所をピカピカにしないと気がすまないので…
ちょっと時間がかかりました。
お風呂掃除もしました。
■ ■
犬に咬まれる
…という2008年3月24日の院長日記があります。
釧路労災病院形成外科に勤務していた時に、
藤岡浩賢先生が学会で発表してくれました。
釧路労災病院形成外科を開設してから、
10年近くのカルテを丹念に調べてくれました。
その結果、釧路労災病院形成外科では、
毎年、春と秋に犬に咬まれてケガをし、
受診する人が多いことがわかりました。
■ ■
藤岡先生は詳しく調べてくれましたが、
春と秋に多い原因は不明でした。
当時は、まだ今ほど室内で飼うのは一般的ではなかったと思います。
ただ、犬の発情期と何らかの関係があるようでした。
犬に咬まれたキズで一番困るのが顔のケガです。
私もよくしていますが、
犬に顔を近づけてよしよしをします。
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顔を近づけた時に、
犬が間違って咬むと大変です。
口唇がちぎれてなくなった人もいます。
鼻の頭が、食いちぎられてしまった人もいます。
若い女性や子供さんは、
絶対に、
犬にペロペロは避けていただきたいです。
私が今までに診た患者さんの中で、
一番重症だったのは、
女性に鼻の頭を食いちぎられた男性でした。
■ ■
犬の口にも…
人の口にも…
バイ菌がいます。
化膿すると大変です。
飼い犬にかまれないように…
どうやってしつけをするかが一番の問題です。
犬は咬むものだと思ってください。
かまれると大変です。
飼い犬は手をかみます。