昔の記憶
病棟にもサンタさんは来ます
平成25年12月24日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
病棟にもサンタさんは来ます
医師 大木 学(東京都 43)
クリスマス前夜、外来診療の終わった病院の更衣室。白衣を脱いで、大きな紙袋から赤と白の帽子、衣装、ふさふさの白い眉、あごひげを取り出し、医者からサンタクロースへ変身です。病棟では、トナカイやツリーに扮した看護師たちが待っています。もう何年も受け継がれてきている大切な病棟のイベント、「クリスマス回診」の始まりです。
クリスマスソングとともに各患者さんの部屋を回り、看護師がしたためたメッセージカードを届けます。写真を撮ったり、握手したりの楽しいラウンドです。
ここは内科病棟、待っているのはその昔子供だった大人たち、ご高齢の方もたくさんおられます。顔をクシャクシャにして満面の笑みを浮かべるおばあちゃん、撮影に照れてソワソワしたおじいちゃんのサンタを見るその瞳は本当に子供のように輝いています。その瞬間、病棟のサンタは感じます、本物のサンタがつかの間、この場に舞い降りたことを。その奇跡的な瞬間に一番驚いているのは、実は病棟のサンタなのです。
翌朝、患者さんが語ってくれるサンタ話に素知らぬ顔で耳を傾けながら、心の中で本物のサンタクロースに感謝を伝えます。今年もありがとう。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
投稿者の大木先生は、
きっと心優しい内科の先生です。
クリスマスになると…
形成外科病棟にもサンタさんが来ました。
私もサンタになったことがあります。
痩せていて貧相なサンタでした。
■ ■
病棟クリスマスの主役は看護師さんです。
忙しい業務の合間に、
患者さん一人ひとりへ、
プレゼントやメッセージを準備していました。
病棟によっては…
サンタの衣装を準備していたところもありました。
サンタ衣装が無い病棟では、
小児科病棟から衣装を借りて来てくれたこともありました。
■ ■
私は…
痩せた貧相なサンタでしたが…
サンタがよく似合う先生もいました。
看護師さんの子どもさんが…
病棟クリスマス会に参加してくれたこともありました。
子どもさんからプレゼントをもらって…
おじいちゃんの患者さんがとても喜んでいました。
子どもだった♡かなちゃん♡も大きくなったと思います。
サンタクロースに感謝の日です。
メリークリスマス