院長の休日

自分の葬儀について考える⑤

 お盆も終わりなので、
 自分の葬儀について考えるシリーズの最後です
 つまらない日記に付き合っていただき、
 ありがとうございます。
 医師になってから34年、
 たくさんの人の死を見ました。
 解剖学教室で研究させていただいたので
 他の医師より多くのご遺体と対面しました。
 公務で火葬場にも行きました。
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 昔の私は、
 正直なところ、
 『血を見るのが怖く
 『おばけやお墓や火葬場が怖かった』のです

 そんな医学生だった私が、
 組織すべて提供
 脳死になったら
 臓器提供をしてドナーになる
 …なんて考えてもみませんでした。
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 故_濱本淳二先生が言われたように
 亡くなると灰になり無になるが
 残された人の心の中に生き続ける

 葬儀というのは、
 亡くなった人との最後のお別れ会だと思います。
 私は不信心で
 ばちあたりです
 宗教をよく理解していないです。
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 自分の葬儀の祭壇には、
 たくさんの白い菊はいりません。
 たった2日の葬儀のために、
 たくさんの白い菊はもったいないです
 自宅に持って帰ることもできません。
 私の祭壇は、
 映像のお花畑です。
 富良野のラベンダー畑です
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 菊の代わりに、
 献花はラベンダーのドライフラワーです。
 ドライフラワーは、
 献花した後で、
 どうぞお持ち帰りください
 ドライフラワーなら、
 一年中いつでも入手できます。
 いい香りもします
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 お線香はありません。
 お坊さんもいらっしゃいません。
 私のお通夜では、
 ウエルカムドリンクを準備したいです
 お金があればワインやビールも準備します。
 お金がなければ、
 おーいお茶と紙コップです。
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 軽食も準備します。
 お金がなければ、
 コンビニのおにぎりを準備します。
 夕方にいらしていただいて、
 お腹がすいているのに、、、
 帰りにどこかに行こうにも、
 黒い服では行けません
 こんなわがままなお通夜でも、
 やってくれる斎場がありました。
 この間行って話してきました。
 担当者は若いかわいらしい女性でした。
 いつになるかわかりませんが、
 本間賢一のちょっと変わった葬儀の希望です。
 お盆につまらない話しを聞いていただき、
 ありがとうございました。

20140710-2

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