院長の休日
自分の葬儀について考える⑤
お盆も終わりなので、
自分の葬儀について考えるシリーズの最後です。
つまらない日記に付き合っていただき、
ありがとうございます。
医師になってから34年、
たくさんの人の死を見ました。
解剖学教室で研究させていただいたので、
他の医師より多くのご遺体と対面しました。
公務で火葬場にも行きました。
■ ■
昔の私は、
正直なところ、
『血を見るのが怖く』
『おばけやお墓や火葬場が怖かった』のです。
そんな医学生だった私が、
組織すべて提供、
脳死になったら、
臓器提供をしてドナーになる、
…なんて考えてもみませんでした。
■ ■
故_濱本淳二先生が言われたように、
亡くなると灰になり無になるが、
残された人の心の中に生き続ける
葬儀というのは、
亡くなった人との最後のお別れ会だと思います。
私は不信心で、
ばちあたりです。
宗教をよく理解していないです。
■ ■
自分の葬儀の祭壇には、
たくさんの白い菊はいりません。
たった2日の葬儀のために、
たくさんの白い菊はもったいないです。
自宅に持って帰ることもできません。
私の祭壇は、
映像のお花畑です。
富良野のラベンダー畑です。
■ ■
菊の代わりに、
献花はラベンダーのドライフラワーです。
ドライフラワーは、
献花した後で、
どうぞお持ち帰りください。
ドライフラワーなら、
一年中いつでも入手できます。
いい香りもします
■ ■
お線香はありません。
お坊さんもいらっしゃいません。
私のお通夜では、
ウエルカムドリンクを準備したいです。
お金があればワインやビールも準備します。
お金がなければ、
おーいお茶と紙コップです。
■ ■
軽食も準備します。
お金がなければ、
コンビニのおにぎりを準備します。
夕方にいらしていただいて、
お腹がすいているのに、、、
帰りにどこかに行こうにも、
黒い服では行けません。
こんなわがままなお通夜でも、
やってくれる斎場がありました。
この間行って話してきました。
担当者は若いかわいらしい女性でした。
いつになるかわかりませんが、
本間賢一のちょっと変わった葬儀の希望です。
お盆につまらない話しを聞いていただき、
ありがとうございました。