医学講座
わきが手術は保険で2014
私が札幌美容形成外科を開業するまで、
札幌市内では、
わきが手術を保険で手術をする開業医はほぼゼロでした。
市立札幌病院形成外科など、
公立病院では30年前から保険でわきが手術をしていました。
今は日本全国に少しずつ広がっています。
でもまだ自由診療が多いと思います。
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ワキガで悩んでいる人は多いのに、
厚生労働省は知らんぷりです。
消費者庁もわかっていないと思います。
国民生活センターはどうでしょうか?
私が開業を思い立ったきっかけの一つは、
JA帯広厚生病院形成外科の患者さんでした。
医療ローンと臭いだけが残った、
とてもお気の毒な患者さんでした。
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医学が進歩して、
わきがなんて治りそうなのに、
実際にわきがが簡単に治る器械はありません。
35万円も45万円も払って…
米国製の最新機器で治療した人も、
やっぱり汗が治っていない、
臭いも気になると来院されます。
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私は毎年2つの日本美容外科学会に出席しています。
日本形成外科学会にも出席しています。
残念なことですが、
わきがに関する学会発表はとても少ないです。
レーザー脱毛のように、
画期的な治療機器が開発され、
臭いも汗も無くなれば理想的です。
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2014年8月の時点では、
手術でしっかりアポクリン腺を取り除くのが、
一番確実なわきが治療法です。
手術は簡単ではありません。
傷が残ることもあります。
手術する範囲不足で臭いがする人もいます。
還暦のじじい医者でも、
困っている人がいる限り手術を続けます。