院長の休日
自分の葬儀について考える②
本間家の葬儀は無宗教です。
私には戒名も院号もいりません。
宗教を否定するわけではありませんが、
自分が信仰している宗教がありません。
何度も言っているように、
私はけちな男です。
死んでもただでは死にたくありません。
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死んでからもお金をもらおうというのではなく、
どうせ火葬場で灰になってしまうなら、
残せるものは残そうという考えです。
臓器提供です。
私の運転免許証には、
組織すべてを提供と書いてあります。
もちろん皮膚も提供します。
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私のようにがりがりにやせたじじいは、
実に皮膚が採皮しにくいです。
担当するのは形成外科の先生だと思います。
札幌市内で亡くなったら、
市立札幌病院で採皮してほしいです。
無理かなぁ~
私の勝手な願いです。
■ ■
先生はやりにくいだろうなぁ~
…と気の毒に思います。
採皮する時に失敗して…
皮膚に穴を開けたら…
本間先生…
怒って…
化けて出るかなぁ~
■ ■
いえいえ、
失敗しても化けて出ません。
スキンバンクで使う皮膚だから、
少しくらい穴が開いていても、
そこからドレナージされるから大丈夫です。
他の臓器や組織も提供します。
使えるものがあれば全部使ってください。
■ ■
私の遺影は、
若くして死ねば、
ホームページの手術後の写真がいいです。
そりゃ私だって、
遺影は少しでもいい顔がいいです。
ホームページの、
YouTubeの動画も流してほしいです。
お線香はいりません。
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うるさいやつだったなぁ~
こまかいことを言うやつだったなぁ~
よく怒っていたなぁ~
悪口でも何でもいいので、
私のことをしのんで、
みんなでわいわいやってほしいです。
故人をしのんで話しをしてほしいです。
ちょっとだけ涙もほしいです。
贅沢ですね。
祭壇などについては、
また明日、書きます。
お盆ですからご容赦ください。