昔の記憶
台風10号の被害
平成28年9月1日、北海道新聞朝刊の記事です。
台風10号 暴風雨二つの悪条件 台風の「東側」/湿った暖気流入 十勝、上川管内直撃
台風10号が十勝、上川両管内に大雨を降らせ、河川氾濫など大きな被害をもたらしたのは、風雨が強まる台風の東側に両管内が位置していたことや、北海道の北東の海上にある高気圧と台風の間に、南から湿った暖気が流れ込んだのが主な原因だ。
台風は反時計回りに空気を吸い込みながら北上する。札幌管区気象台によると、台風が北上する場合、進行方向と同じ向きに風が吹く東側では、台風の移動速度が速いほど風雨が強まるという。台風10号が北海道に接近した8月30日午後9時の速度は、時速75キロに達していた。
さらに10号の北側には高気圧が張り出し、十勝、上川管内付近で台風と接する気圧配置になった。10号と高気圧の間には、南の海上から暖かく湿った空気が入り込みやすい状態となり、さらに強い雨を降らせた。気象台は「台風本体以外の雨雲も呼び寄せやすい状態だった」と説明する。
二つの条件が重なり、29日午前0時の降り始めから31日午後9時までの 降水量 は、十勝管内上士幌町ぬかびら源泉郷で331ミリ、同管内新得町で234ミリを記録した。空知川の堤防が決壊し、市街地の広範囲で浸水した上川管内南富良野町幾寅は183.5ミリだが、観測機器が浸水したため31日午前3時40分以降のデータが取れず、気象台は「さらに多くの雨が降った可能性が高い」と話す。
10号は19日に八丈島近海で発生し、26日まで沖縄・南大東島の南海上で停滞。この間に暖かい海水から水蒸気の供給を受け、勢力を強めたことも被害が拡大した一因となった。
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心配していた台風10号、
とんでもない被害になりました。
南富良野は、
ラベンダーの中富良野とはかなり離れています。
金山湖というダムがある、
とても美しい街です。
その南富良野が洪水です。
信じられません。
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新得しんとく、清水しみず、芽室めむろ、
大樹たいきは、
JA帯広厚生病院の診療圏です。
私がJA帯広厚生病院に在職中も、
患者さんがたくんいらしてくださいました。
今回、家が流されていた、
十勝管内の清水町しみずちょうは、
その名前の通りとてもきれいな街です。
きれいな水のある街です。
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年末には、
ベートーベンの第九を合唱するする、
文化の街です。
その清水町の橋が流されるなんて、
信じられません。
今朝の新聞をみて呆然としました。
札幌⇔帯広の鉄道が、
橋が流されて寸断されています。
農作物にも深刻な被害が出ています。
お見舞いの言葉もありません。
今日9月1日は防災の日なのに、
なんでこんなことがという思いです。