医学講座
第1回弁論準備手続記録(札幌地裁)
第1回弁論準備手続
事件番号 平成28年(ワ)第816号
建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
期日 平成28年9月13日(火)午後4時40分~午後5時10分
場所 ラウンド法廷(3階304)
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昨日の第1回弁論準備手続のご報告です。
通常の法廷ではなく、
3階にある会議室のような部屋でした。
ふつうの会議室と違うのは、
入口から2mくらいのところに、
法廷にあるような柵がありました。
その柵の手前に、
病院の待合室のような長いすがあります。
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傍聴はできませんが、
裁判長に許可をいただいて、
うちの家内が柵の外で聞いていました。
相手方弁護士は、
ラウンド法廷から電話をかけて、
東京で話す予定と、
裁判所書記官から伺っていましたが、
昨日は札幌まで2人がいらっしゃいました。
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虎門中央法律事務所の、
板垣幾久雄弁護士
柴田征範弁護士のお二人です。
円卓を囲んで裁判長と相手方の2人の弁護士、
こちらの高橋智先生と私が同じテーブルに着きました。
裁判官は法廷では黒の法衣ですが昨日はネクタイでした。
裁判長とご挨拶ができました。
とてもおだやかで素敵な方です。
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私は自分が裁判で被告になるまで、
裁判の進め方をよく知りませんでした。
TV番組のように、
裁判長!○○
…というような激しいやり取りはありません。
静かに書類を取り交わすだけです。
私が理解したことは、
裁判で重要なのは、
法廷で交わされる言葉ではなく、
法廷に行くまでに取り交わされる、
準備書面という書類です。
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準備書面を裁判所にFAXで送ったり、
相手方弁護士事務所にFAXで送ります。
メールでも、
ネットでもなく、
今でもFAXです。
FAXが大活躍しています。
相手方から届いた準備書面に、
こちら側も反論をします。
これの繰り返しを裁判所で確認します。
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札幌美容形成外科の担当は、
札幌地裁民事第5部4係
根本宜之裁判官です。
昨日の第1回弁論準備手続では、
裁判官から、
原告と被告の双方へ個別に、
今後の裁判の進め方について質問がありました。
法律を守る裁判官として、
紛争を早く解決してあげたい
…という熱意が感じられました。
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大同生命は、
私が平成28年1月6日午後3時半に、
電話で話したこが高圧的で語気鋭く詰問であり、
その後に院長日記で書いたことを第一の問題としています。
それで店子として不適格なので、
【賃貸契約の継続は不可能】と主張しています。
私が日本初のブログ裁判と
2016年7月24日の院長日記で書いた通りです。
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こちら側としては、
高圧的で語気鋭く詰問したつもりはないので、
新証拠として、
平成28年1月6日に大同生命から電話があった際の
札幌美容形成外科の防犯ビデオの録画ファイルを提出しました。
相手方に対して、
どこが高圧的で語気鋭く詰問で、
店子として不適格なのかを、
何時何分(ビデオに時計が入っています)の部分が詰問なのか?
明示していただきたいと高橋智弁護士から要望しました。
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ラウンド法廷は、
ふつうの法廷以上にゆっくりとお話しができました。
私はこのラウンド法廷が気に入りました。
裁判長ともお話しができますし、
私も発言することができます。
裁判所は17:00までなのに、
10分くらい超過してしまいました。
書記官には申し訳ないことをしました。
次回は11月4日(金)16:00から第2回弁論準備手続です。
手続きのきは入れないのだそうです。