医学講座

災難はいつも身近にある

 天災は忘れた頃にやってくる
 …と言ったのは、
 物理学者で文学者の寺田寅彦とネットに書いてあります。
 私たち医療従事者は、
 けがをした人や、
 病気になった人を診ます。
 災難はいつも身近にある
 …というのが私の考えです。
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 台風10号のことを、
 何日間か院長日記に書きました
 まさか北海道で、
 こんなに大きな台風被害が起こるなんて
 考えてもみませんでした。
 でも、
 過去にも大きな事故や災害が起きています。
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 洞爺丸台風と北海道新幹線
 2016年3月27日の院長日記です。
 青函トンネルを、
 お客さんを乗せた新幹線が通っています。
 この青函トンネルをつくるきっかけとなったのが、
 1954年9月26日に函館を襲った台風です。
 日本海難史上最大の惨事と言われる、
 死者・行方不明者あわせて1155人の大事故です。
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 函館港防波堤灯台付近で沈没。
 函館市七重浜というところに、
 多数の犠牲者が打ち上げられました。
 函館中央病院に勤務していた頃に、
 七重浜に行ったことがありました。
 函館山が見える、
 おだやかな浜辺でした。
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 私が生まれたのが、
 1954年9月8日です。
 安倍晋三首相が
 1954年9月21日生まれです。
 今年は62歳になります。
 私が生まれた時代に起きた事故で、
 青函トンネルができて、
 そこを新幹線が走るのは感慨深いものがあります。

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 地球温暖化で、
 海水温が上昇しているのが、
 今年、台風が多い原因の一つとして考えられるそうです。
 これからは、
 北海道に台風が来ると考えるべきです。
 昔はまずいと言われていた、
 北海道産のお米が、 
 とても美味しいです。
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 農家の方の努力や、
 品種改良もあると思いますが、
 温暖化も影響していると考えます。
 災難はいつも身近にあるは、
 私の座右の銘です。
 救急車で運ばれた患者さんをたくさん診察して、
 いつの間にか自分で考えたことです。

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