医学講座
灯油やガソリンの値上がり2017
平成29年11月9日、北海道新聞朝刊の記事です。
冬間近、灯油やガソリンの値上がりどこまで
2年3カ月ぶり水準
道内で灯油やガソリンがじわじわと値上がりしている。資源エネルギー庁が8日発表した道内の1リットル当たりの平均価格は灯油が78.8円、ガソリンが135.9円で、いずれも6週連続上昇し2年3カ月ぶりの高値水準となった。産油国が協調して減産を続けている影響などで、世界的な原油価格の上昇は続くとみられている。冬本番を控え、暖房が欠かせない市民や、人手不足にも悩む運送業者から「厳しい冬になる」と心配する声が上がっている。
「いったいどこまで上がるのか…。心配です」。7日に灯油の宅配を受けた札幌市中央区の主婦(48)がホームタンク前で顔を曇らせた。一軒家に4人暮らし。「朝晩に暖房をつける時間を短くするしかないが、高齢の両親の体調を考えると限度がある」とこぼす。
中央区の本田燃料電器は今週、宅配灯油を1リットル76~77円で販売。本田利博社長(42)は「石油元売りの卸値を考えれば80円台に上げたいが、灯油は庶民の生活に欠かせないだけに、消費者も値動きに敏感。需要期の始めから値上げするわけにもいかない」と漏らす。
石油情報センター(東京)によると、道内は2016年に灯油が1リットル60円、ガソリンが110円を一時下回る水準だったが、今年1月に石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの産油国が協調減産を始め、価格は上昇。減産は続くとの見方から、先物市場の取引価格も上がっている。中東最大の産油国サウジアラビアで今月、政府が王子や閣僚ら数十人を汚職の疑いで拘束し、政情不安が高まったことも理由という。
燃油価格の上昇は運送業者にも痛手だ。業界あげて人手不足を是正しようと、運賃値上げやドライバーの待遇改善に取り組んできた。約1030社が加盟する札幌地区トラック協会の担当者は「ようやく荷主の理解も得られてきたところで、燃油高を運賃に転嫁するのは難しい」と気をもむ。
価格はどこまで上がるのか。石油情報センターの担当者は「米国のシェールオイルは生産に余力があり、価格がある程度上昇したら増産に踏み切る可能性がある」と指摘。「2013~2014年の高騰時のように灯油が1リットル当たり100円、ガソリンが160円を超える可能性は低いのでは」とみる。
市町村が低所得者を対象に灯油の引換券などを交付する「福祉灯油」は、1リットル90~100円程度に値上がりしたら実施する自治体も多い。1リットル100円を目安にする帯広市は「現在、予算措置をしていないが、価格動向を注視する」としている。
(以上、北海道新聞より引用)
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札幌美容形成外科の売上に影響するのが、
灯油価格です。
不景気な北海道では、
保険診療の形成外科でも、
ぜいたく品です。
灯油価格が100円を超えた年は、
過去最低の売上でした。
まぶたが開かなくて、
多少見えにくくても、
灯油を買うほうが先です。
■ ■
暑いのも困りますが、
寒いと凍死します。
眼科の白内障手術も、
不景気だと減る傾向にあると聞いたことがあります。
多少見えにくくても、
寒くて凍死すると困るので、
春になってあたたかくなってから考えます。
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灯油と電気が値上がりすると、
北海道ではほんとうに困ります。
北海道新聞の写真にあるように、
一軒家には、
ホームタンクという大きな灯油タンクがあります。
写真のタイプですと、
450ℓくらい入ります。
1ℓ70円で計算すると400ℓで28,000円
1ℓ80円で計算すると400ℓで32,000円
1ℓ100円で計算すると400ℓで40,000円
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灯油を切らすと大変なので、
北海道の家では、
定期配送をお願いする家庭が多いです。
家の広さと断熱性能で、
タンクが空になるまでの時間が違います。
断熱が効いた家ですと、
大きなお屋敷でも灯油の消費量が少ないです。
私が高校生の頃に住んでいたような、
すきまだらけの家だと、
いくらストーブを強にしても寒いのです。
灯油もすぐに無くなります。
お願いだから灯油価格が高くならないでほしいです。