医学講座
自宅の備え再確認を
今日は2020年9月5日(土)です。
かつて経験したことがない、
大型の台風が九州に接近しています。
昨夜のTVで島外避難をする、
鹿児島県の離島の人たちが映っていました。
心配なのが停電です。
長期間の停電が起こる可能性があります。
■ ■
今朝の北海道新聞に、
とても役に立つ記事が掲載されていました。
2018年9月6日の北海道胆振東部地震で、
北海道新聞がとても役に立ちました。
困ったのが停電でした。
今回の台風でも停電が長く続くと大変です。
少しでも道新の記事が役に立つといいです。
■ ■
2020年9月5日、北海道新聞朝刊の記事です。
【胆振東部地震から2年】自宅の備え、再確認を 北海道防災アドバイザー・住友静恵さん
水は1週間分/充電器忘れず/非常袋、車にも
災害は在宅中か外出先かを問わず、突然やってくる。防災の専門家は普段、自宅でどんな備えをし、かばんには何を入れているのだろう。「女性のための防災」「身近に迫る災害の危険」などをテーマに講演している北海道防災アドバイザーで気象予報士の住友静恵さん(札幌)に聞いた。
住友さんは優先順位が最も高い備蓄品として水を挙げる。胆振東部地震の被災者11人に調査したところ「家庭で水をためておくべきだった」との声が目立ったという。1人1日3リットルは必要とされ、家族の人数に合わせ最低3日分、できれば1週間分用意したい。
「流し台の下など1カ所に水を保管すると、地震で引き出しや扉が変形して取り出せなくなるかも。トランクや車の中にも置くといいですね」と住友さん。やかんやポットには常に水を入れておくと望ましい。
水のほか、備蓄している飲み物は豆乳と缶入り野菜ジュースという。「どちらも常温で保管でき、豆乳をシリアル食品にかけると栄養バランスが良くなり、トマトやニンジンのジュースでご飯を煮ればリゾットになる。味気なくなりがちな災害後の食事に変化をつけられます」
冷蔵庫にはソーセージやちくわ、チーズなどを常備している。どれも自身の好物で、調理せずに食べられる。「災害で心細い中、好きな物を口にできると気分が晴れる」と説明する。
非常用持ち出し袋は運びやすい大きさに収めるのが肝心で、車内にも用意を。小さい子どもがいるなら暇つぶしの塗り絵やゲームも準備し、女性は化粧品や生理用品も忘れずに。携帯用トイレは臭いがしにくいタイプが扱いやすい。
住友さんに、かばんの中の防災用品を見せてもらった。携帯充電器が3種類。太陽光で蓄電できる大ぶりな物でも重さ約150グラムで、一般的な携帯電話と同程度だ。「連絡にも情報収集にも使う携帯電話の電池切れは命にもかかわり、充電器は必需品。私は普段だと1台、旅行時は3台を持ち歩いています」
カロリーが取れるチョコや菓子類もあり、財布には小銭と千円札が多め。停電時はクレジットカードが使えず、買い物時に1万円札で払うと店にお釣りがない場合もあり、100円玉を10枚以上持つようにしている。キーホルダーには100円ショップで買ったミニ電灯と、助けを求める笛がついていた。
必要な備えは災害の種類によっても異なる。自分の住む地域でどんな災害が起きやすいか、自治体のハザードマップの点検を。大雨は事前に分かるので、気象情報に注意し早めに避難する心構えが大事。長靴で避難すると浸水で長靴の中に水が入って脱げる懸念があり、運動靴がお勧めだ。
住友さんは「断水時の着替えの確保や衛生的な観点からも洗濯物や台所の洗い物をためない、冷蔵庫には調理せずに食べられる物が何かしら入っている状態にする。そんなささやかな心がけも防災につながります。避難所では性被害も起きており、ピンク色やキャラクターものなど、すぐに女性だと分かる服や物は避けて」と呼びかけている。(編集委員 町田誠)
(以上、北海道新聞より引用)
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さすがは北海道新聞です。
トマトやニンジンのジュースでご飯を煮ればリゾットになるは、
考えたこともありませんでした。
財布には小銭と千円札が多め
100円玉を10枚以上
…これも備えていませんでした。
小銭は大切です。
家に帰ってから水の備蓄を確認します。
明日で地震から2年です。