医学講座
ワクチン正しく理解を「こびナビ」
今日は2021年9月15日(水)です。
北海道新聞朝刊にとてもためになる記事が出ていました。
2021年9月15日、北海道新聞朝刊の記事です。
ワクチン正しく理解を 医師ら結束し情報サイト「こびナビ」 最新研究吟味し発信
新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、国内外の有志の医師ら約30人が情報発信サイト「こびナビ」を開設し、正確でわかりやすい情報の提供に取り組んでいる。インターネット上でデマや誤情報が飛び交う中、海外の研究論文なども踏まえた最新情報を公開しており、1日のアクセス数は約2万件に上る。「誤った情報に振り回され、命を失ってほしくない」―。医療に関わる専門家たちの使命感が、ボランティアでの活動を支えている。
「コロナに感染すれば間違いなく、一定の割合で死ぬ人が出る。ワクチンについて正しい情報に巡り合えず、感染したり、周りを感染させてしまう悪循環を食い止めたかった」。こびナビ運営団体の事務局長を務める耳鼻咽喉科の医師黒川友哉さん(36)=千葉大病院=はサイト開設の理由をこう強調した。
サイトは2月上旬、新型コロナやワクチンに関する情報を会員制交流サイト(SNS)で発信していた医師ら7人が中心となって開設。団体名でもある「こびナビ」には、新型コロナの正式名称「COVID(コビッド)―19」に関する正確な情報の「ナビゲーション(案内)役」を担うという決意を込めた。
メンバーの専門分野は感染症やウイルス学、公衆衛生や医療行政など幅広く、米国在住者もいる。コロナ禍前には、大半が互いを知らなかったが「一つの論文に関してもより多くの専門家で議論し、発信内容を練った方が良いものができるはずだ」との思いで一致。知人の専門家を誘い合い、北大医学部卒や道内の民間病院にいたこともある医師ら約30人が集まった。
米ファイザー製や米モデルナ製のワクチンは、コロナウイルスの遺伝情報を伝える「メッセンジャー(m)RNA」という物質を使った新しいタイプで、米国など世界中で「遺伝情報が改変される」などの誤情報が拡散していた。
「日本でワクチンへの心理的な抵抗感が強まれば、コロナの感染拡大に歯止めがかからなくなる」(黒川さん)。こびナビのメンバーが最も重視したのは、情報の正確さを点検する「ファクトチェック」だった。米国の疾病対策センター(CDC)や欧州の政府系機関、国際的に信頼度の高い専門誌に掲載された医学論文などを複数のメンバーが翻訳、点検し、日本の厚生労働省の情報も加味した上でサイトに公表した。
わかりやすさにもこだわってきた。コロナ感染の仕組みやワクチンの効果を動画やイラストを使って紹介し、ワクチンを打った約40人分の体験記も公開した。サイトに寄せられた質問と回答を整理し、特に関心が高かった妊娠中のワクチン接種については、米国ではすでに12万人以上の妊婦が接種を終えているなどの具体例を挙げて「接種はできる」と回答した。
日本でも人口の半数以上がワクチンの2回接種を終え、若い世代の接種率向上が課題となる。こびナビは今後、若者に人気の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」やマンガも活用し、正しい情報の普及を目指す考えだ。黒川さんは「ワクチンを打つかどうか、誰にも頼れず、迷っている人もいる。正しい判断をするための信頼できる情報を提供したい」と話している。こびナビのサイトはhttps://covnavi.jp/(栗田直樹)
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私はこちらのこびナビを知りませんでした。
さっそく調べてみました。
わかりやすい解説がありました。
私は子供へのワクチン接種がどうなるのか?
とても気になっていました。
現在、ファイザー・ビオンテック社とモデルナ社が
共に現在6か月以上11歳以下の子どもに対して臨床試験を行っています。
低年齢の子供へのワクチン接種の安全性や有効性が検証され次第、
接種可能年齢が拡大されると期待されます。
…と書かれていました。
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私の知り合いにも、
ワクチンがこわい
…という人がいます。
私の身内は、
子供以外は全員接種しました。
93歳のばあさんも接種しました。
一人でも多くの方にワクチンを受けていただきたいです。
いい記事を書いてくださった、
北海道新聞社の栗田直樹さんに感謝いたします。