二重・眼瞼下垂
左右差がある眼瞼下垂症2021
今日は2021年9月16日(木)です。
札幌美容形成外科は休診日です。
北海道は緊急事態宣言中です。
感染者数が減ってはいますが、
まだまだ油断はできません。
久しぶりに目のお話しです。
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67歳の形成外科医にとっても、
難しいのが目の左右差です。
美しい目をつくる手術②(左右差)
2018年8月7日の院長日記です。
人間の目は、
100人の人がいると、
100通りではなく、
200通りの目があります。
つまり同じ人でも、
左右で違います。
左右で違う目を、
いかに同じにするかが難しいのです。
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それを治すのが、
♡先生の腕でしょ♡
…と言われます。
直接言われることはめったにありませんが、
患者さんからの視線を感じます。
苦労して左右差の原因をさぐり、
3時間近くかけて手術をすることもあります。
左右差を治すのは難しいです。
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左右差の原因はたくさんあります。
手術するまでわからない人もいます。
同じ人の目でも、
目の中の構造が、
左右でまったく違うことがあります。
挙筋腱膜きょきんけんまくという組織が、
左目の目頭側だけ弱くなっている人がいます。
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①先天性眼瞼下垂症で、
片側だけ下がっている方。
②片方の目をよくこするので、
片目だけ下垂が強い患者さん。
③顔全体に左右差があり、
その結果、目の左右差になっている方。
④軽度の顔面神経麻痺がある患者さん。
…実にさまざまな原因があります。
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下の写真のような目の人は、
下垂はありますが、
左右差がないので、
まだ手術がやりやすい患者さんです。
67歳になっても、
難しいなぁ~と思いながら、
毎日手術をしています。
メイクできれいな目にできても、
手術では難しいこともあります。