医学講座

第49回日本熱傷学会(東京)②

 今日は2023年5月26日(金)です。
 東京は晴れのいいお天気です。
 最高気温は25℃で過ごしやすいです。
 第49回日本熱傷学会のご報告です。
 とても勉強になります。
 一日目に感動した発表は会長講演でした。
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 学会長の櫻井裕之先生は東京女子医大形成外科の教授です。
 お若い頃からまじめで素敵な先生です。
 東京女子医大形成外科の3代目の教授です。
 初代教授 平山峻ひらやまたけし先生
 2代目教授 野﨑幹弘のざきもとひろ先生
 平山先生も野﨑先生も形成外科の大家です。
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 研究テーマーが北大形成外科と共通のところがあり、
 昔から北大形成外科と親しくさせていただいていました。
 櫻井会長の講演で感動したのが、
 克誠堂の形成外科2023年6月号に掲載される、
 私の心に残る1症例に櫻井先生が書かれた患者さんが、
 第49回日本熱傷学会で一番心に残りました。
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 櫻井先生が治療された若い全身熱傷の患者さんです。
 櫻井先生が卒後6年目の時に、
 女子医大形成外科の熱傷ユニットで治療されました。
 今は高度救命救急センターのICUで、
 救急の先生たちが全身熱傷治療をしています。
 昔は形成外科だけで重症熱傷の患者さんを治療していました。
 私もそうでしたが大変でした。
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 東京女子医大形成外科は、
 世界で最先端の熱傷治療をしていました。
 超早期手術という難しい治療をしていました。
 私が市立札幌病院に勤務していた頃でしたが、
 私にはできない治療でした。
 みごとに救命し社会復帰させた櫻井先生が、
 今年の会長講演で多くの反省点を、
 とても正直に話してくださいました。
 なかなかできないことです。
 同業の先生は来月発売される克誠堂の形成外科2023年6月号をぜひ読んでください。

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