医学講座
第49回日本熱傷学会(東京)①
今日は2023年5月25日(木)です。
第49回日本熱傷学会に参加するために東京に来ました。
東京はいいお天気です。
今日の東京の最高気温は23℃、
札幌の最高気温は26℃、
山形の最高気温は25℃です。
札幌より東京が過ごしやすそうです。
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日本熱傷学会総会は、
第45回日本熱傷学会(北九州)以来、
4年ぶりです。
コロナで3年間出席できませんでした。
日本熱傷学会にはたくさんの思い出があります。
私のはじめての学会発表は、
1984年5月に東京で開催された第10回日本熱傷学会でした。
学会長は、防衛医科大学校皮膚科教授藤田恵一先生でした。
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糖尿病を持った老人熱傷の一例が私のはじめての全国学会での発表でした。
糖尿病のおばあちゃんが全身に大やけどをして、
函館中央病院形成外科へ入院しました。
何もわからない私は上司の小野一郎先生の指示通りに治療をしました。
小野一郎先生の奥様が小野百合先生です。
奥様は糖尿病専門医。
糖尿病のおばあちゃんは、
小野百合先生が札幌から電話で指導してくださり回復されました。
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今年の日本熱傷学会総会会長は、
東京女子医科大学形成外科学教室教授櫻井裕之先生です。
櫻井先生の会長挨拶です。
初代教授平山峻先生が昭和60年に第11回本学会を、
前教授野﨑幹弘先生が平成9年に第23回本学会を主催しております。
昭和、平成、令和の3時代に亘り本学会を主催できることを、
教室員・同門会員とともに大変光栄なことと感じております。
3代にわたり日本熱傷学会総会を開催され、
同門の佐々木健司先生が2009年に第35回日本熱傷学会、
仲沢弘明先生が2017年に第43回日本熱傷学会を開催されました。
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東京女子医大形成外科の同門だけで、
5回も日本熱傷学会総会を開催されています。
これはすごいことです。
今日と明日の2日間でやけどの勉強をします。
熱傷治療と形成外科は、
キズを治すという目的が共通しています。
きれいにやけどを治す知識と技術は、
きれいにキズを治す形成外科治療にも役立ちます。
私が熱傷学会に参加する理由です。