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ゼレンスキー大統領、広島が復興したようにウクライナも

 今日は2023年5月23日(火)です。
 札幌はとても寒いです。
 朝の気温は9℃、最高気温は14℃です。
 ゼレンスキー大統領の、
 人類の歴史から戦争をなくさなければならない
 …の続きです。
 一日も早く戦争を終わらせてほしいです。
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 2023年5月22日のYahoo!ニュースです。
 ゼレンスキー大統領、原爆死没者慰霊碑に献花 広島の復興にウクライナの未来を期待
 主要7カ国首脳会議(G7サミット)のため広島を訪れたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日夕方、G7サミット閉幕後に平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花した。同日夜の記者会見では、平和記念資料館で見た原爆投下後の広島の写真に今のウクライナ・バフムートの惨状を連想し、広島が復興したようにウクライナも必ず復興すると、期待を強調した。アメリカ製戦闘機F-16の入手についても、期待を示した。
 G7サミット閉幕後にジョー・バイデン米大統領との首脳会談を終えたゼレンスキー氏は、午後5時20分ごろに広島市中心部にある平和記念公園を訪れ、平和記念資料館に入った。
 日本の複数メディアによると、被爆者の小倉桂子さんがゼレンスキー氏に英語で自身の経験を語った。小倉さんはこの時の様子について、「(ゼレンスキー大統領は)何もおっしゃらず、厳しい顔をしていた(中略)たまらない顔をしていた」と話した。
 ゼレンスキー大統領は、資料館の芳名録に記帳。ウクライナ語で、「(平和記念)資料館の訪問に深く感銘を受けた。世界中のどの国も、このような苦痛と破壊を経験することがあってはいけない。現代の世界に核による脅しの居場所はない」と書いた。キリル文字で署名したほか、一番下にはラテン文字でも署名している。
 約40分間の滞在後には、岸田文雄首相と通訳なしで言葉を交わしながら原爆死没者慰霊碑へ向かった。
 慰霊碑の前に立つと、岸田氏と並んで厳粛な面持ちで、花束を手向けて黙祷(もくとう)した。ゼレンスキー氏が手にした花束には、ウクライナ国旗と同じ青と黄色のリボンが結ばれていた。
 その後は慰霊碑の前で、広島の松井一実市長から慰霊碑の碑文や原爆ドームなどについて説明を受け、うなずきながら聞いていた。
 ゼレンスキー氏はこの後、公園内の広島国際会議場に入り、岸田氏との首脳会談に臨んだ。
 岸田首相は冒頭で、ロシアの核兵器による威嚇(いかく)やその使用はあってはならないとし、「核兵器のない世界」に向けて取り組む上でも、ゼレンスキー氏の献花は重要な意義を有すると述べた。
 これに対してゼレンスキー大統領は、冒頭で、広島に招かれたこと、直接G7サミットに出席できたこと、「ウクライナの主権や領土一体性、ウクライナ国民への支持を表明いただいたこと」を「一生忘れることはない」と感謝した。
 会談では、トラックなど自衛隊車両約100台や、非常用糧食300万食分などが日本側から提供されることが発表されたほか、ウクライナの負傷兵を自衛隊中央病院で受け入れることが決まった。
 また、ウクライナ避難民支援のためにポーランドが発行しているサムライ債に、国際協力銀行(JBIC)が930億円規模の保証を行うことになった。
 広島が復興したようにウクライナも
 岸田首相との首脳会談後に国際会議場で記者会見したゼレンスキー氏は、「人類の歴史から戦争をなくさなくてはならない」と強調した。
 大統領は、「敵がウクライナに使っている武器は核兵器ではないが、ロシアの爆弾と砲撃の後で全焼しているウクライナの街が、平和記念資料館で見た広島の写真の風景にとても似ていると思った」と話した。
 「ウクライナの数万人の家族が暮らしていたところに残っているのは、灰とがれきです。街があったところには荒廃した野原、家があったところにはがれきだけが残っている。しかし広島は復興した。私たちは、ロシアががれきだらけにしたウクライナを再建したいと願っています。家が残っていない村が再建されるように」と、ゼレンスキー氏は述べた。
 報道陣との質疑応答では、ロシアが制圧を主張するバフムートについてあらためて聞かれると、戦況の詳細は話せないとしたうえで、今日の時点でバフムートは「ロシアに占領されていない。この言葉にいくつもの解釈の余地はない」と言明した。
 そのうえで大統領は、「正直に言うと、平和記念資料館で見た破壊された広島の写真が、バフムートの様子とまったくそっくりだった」と述べた。
 「生きているものが何もない、すべての建物が破壊されている。どこに道路があって、どこに建物があったのかも全く想像がつかない、完全な破壊。人も誰もいない。なので象徴的な意味で、この素晴らしい近代的な街、生きている街、平和な街、人のいる街、広島を尊敬する。ウクライナのバフムートでも必ず、広島のような再建と復興が将来必ずあるということだ」と強調した。
 平和記念資料館の展示を見ての感想を求められると、「確かに恐ろしい写真がたくさんあった。小さい子供たちが犠牲になっていた。ウクライナでも毎日同じようなことが起きている。どうして人間がこんな恐ろしいことをできるのか、特に子供に対してできるのか」と述べ、「広島の原爆の写真は、ウクライナの様子にとても似ている。人影だけが残った広島の写真があるが、プーチンはウクライナに影だけを残したがっているのだと、私は連想した」と話した。
 和平の展望については、「ウクライナが提案する10項目の平和フォーミュラは将来の侵略国を止める手段となる」と、ロシア軍の全面撤退やウクライナの領土保全などを盛り込んだ自分たちの和平案の有効性を強調した。
 「我々が反攻すればロシアは実感する
 BBCのテッサ・ウォン記者が、ウクライナにどのような武器供与が約束されたのか尋ねると、ゼレンスキー氏はいずれも「高品質」のもので「みんな」から提供されるとだけ答えた。
 アメリカ製の第4世代型戦闘機F-16を同盟国がウクライナに提供するのをアメリカが認めたことを受けて、その状況について同記者が質問すると、「確実に取り組んでいく」と回答。「相手国がどこか分かっている」うえ、訓練提供の仕組みが決まる前から交渉してきたと述べ、「F16戦闘機は手に入るだろう」と自信をのぞかせた。
 一方で、「いくつかは言えない。秘密なのではなく、本当に知らないので」と答えた。
 その上で、「武器の一部については手に入れていないため、言及しないでおきたい。今のところ、問題はとてもグローバルだ。特に発射装置が必要だ」と述べた。
 さらにウォン記者が、注目の集まるウクライナによる反転攻勢がいつ始まるのか、そもそも始まるのか尋ねると、ゼレンスキー氏は「申し訳ないがあなたの質問はどれもその性質上、漠然としか回答しかできない」と前置きし、「我々が反攻すればロシアは実感することになる」と答えた。
 ゼレンスキー氏を乗せたフランス政府機は午後9時半過ぎ、広島空港を出発した。
 ゼレンスキー大統領は離日後、ツイッターに英語で投稿し、岸田首相にG7への招待を感謝したと書いた。さらに「すでに割り当てられていた日本からの76億ドルの財政支援パッケージに感謝しているし、ウクライナの負傷兵受け入れとトラック100台の追加供与の決定にも感謝している」としている。
 続けて、「前線の状況を日本の総理大臣に説明し、ロシアに対する日本の制裁継続の重要性を強調した」、「ウクライナ防衛軍の資材・技術面での能力を増強し、我々の国の土地から地雷を撤去する作業で、継続支援を協議した」という。
 「ウクライナ復興について、ウクライナ・日本会議を開き、民間企業をこのプロセスに取り込んでいくことで合意した」とも書いている。

ゼレンスキー大統領は岸田首相とともに、原爆死没者慰霊碑に献花した(21日、広島)

慰霊碑に頭を下げる両首脳。ゼレンスキー大統領が手にした花束には、ウクライナ国旗と同じ色のリボンが結ばれていた

バフムートは完全に破壊され「何もない、死んだロシア人しかいない」とゼレンスキー氏

ゼレンスキー大統領の記帳内容
(以上、Yahoo!ニュース、BBC NEWS JAPANより引用)

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 英国BBCのニュースを読んで、
 ゼレンスキー大統領のお言葉に強く心を打たれました。
 平和記念資料館で見た破壊された広島の写真が、
 バフムートの様子とまったくそっくりだった

 悲惨な状態がとてもよくわかります。
 何の罪もない子供たちがかわいそうです。
 美しいウクライナの国がまた元のようになれるように、
 日本人として協力したいと思いました。

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