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ニトリ減収減益2024

 今日は2024年5月15日(水)です。
 北海道新聞にニトリさんが出ていました。
 日銀の植田和男総裁は円安を、
 物価上昇率への影響は無視できる範囲と発言されましたが、
 私が尊敬する商売の神様、
 ニトリさんでも160円の円安は想定外だったようです。
 何とかしてほしいです。
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 2024年5月15日、北海道新聞の記事です。

 ニトリ減収減益 3月期 客数減や円安逆風 36期連続増収増益止まる
 家具・インテリア製造小売り最大手のニトリホールディングス(HD、札幌)が14日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前期比5.5%減の8957億9900万円、事業全体のもうけを示す経常利益は8.1%減の1323億7700万円で、前期まで36期連続で続いていた増収増益の記録は途切れた。製品の9割以上を海外で生産し輸入しているため、円安が逆風となった。
 前期に決算期を2月から3月に変更したため、13カ月11日あった23年3月期と12カ月の24年3月期を単純比較している。業績予想では減収増益を見込んでいたが、本業のもうけを示す営業利益は8.8%減の1277億2500万円。純利益も9.0%減の865億2300万円で、2期連続の最終減益となった。
 似鳥昭雄会長は東京都内で同日開いた決算会見で「ふがいない決算で大変申し訳ない。今年来年をぜひ見ていただきたい」と述べた。
 同社は対ドルで1円の円安が利益を年20億円圧迫する。24年3月期は1ドル=130円を想定していたが、さらに円安で推移し、実勢は約145円程度で推移。仕入れや在庫に影響し、経常利益を380億円押し下げた。客数減も響いた。
 店舗数は24年3月期末で国内で前期から49店増の822店、海外は50店増の179店の計1001店となった。次期は国内55店増、海外116店増の計1172店を計画する。中国や台湾などアジアを中心に海外出店を加速し、為替の影響を減らす考え。
 24年3月期の年間配当は前期より1円増額の1株当たり147円で、20期連続の増配とした。
 次期業績予想は、売上高9600億円、営業利益1296億円、経常利益1340億円、純利益920億円の増収増益を見込む。想定為替レートは1ドル=150円としたが、160円にも対応する商品群も開発する。
 ニトリモデル正念場 海外出店増に活路 円安踏まえた商品開発も
 家具・インテリア製造小売り最大手のニトリホールディングス(HD、札幌)が14日発表した2024年3月期連結決算は、36期続いていた増収増益の記録がストップするなど苦境が鮮明になった。歴史的な円安が業績の重荷となっており、同社は為替の影響を受けにくい海外店舗の出店を加速させるなどして巻き返しを図る。
 「増収増益し続けたかったが、この2年間で為替差損が800億円に上り、限界だった」。決算期変更の影響から厳密な比較はできないが、似鳥昭雄会長は14日の決算発表会見でこう残念がった。
 ニトリHDは商品を海外で安く生産し輸入するビジネスモデルで、円安はコスト増につながる。対ドルで1円安くなると経常利益を年約20億円押し下げる。24年3月期の想定為替レートは1ドル=130円で、足元の水準から25円以上も開き、今期は仕入れで261億円、在庫評価で119億円もの差損が発生した。
 客足も伸び悩んだ。既存店客数は前期比1.3%減で、売上高の減少につながった。新型コロナ禍で巣ごもり需要が伸びた反動に物価高が加わり、客足が鈍った。年明けからは送料無料キャンペーンなどを展開して追い上げたが、昨年の落ち込みをカバーしきれなかった。
 厳しい事業環境を受け、事業会社ニトリの会長でもある似鳥氏は2月、会長と兼務する形で約10年ぶりに社長に復帰。事業立て直しの柱となるのが海外事業だ。ニトリHDは飽和状態とされる国内から、製造拠点があるアジア圏に軸足を移す方針を示しており、24年3月期はタイ、香港、韓国、ベトナムの4カ国・地域に初出店した。期末店舗数1001店舗のうち、海外は同期だけで50店増え179店となった。32年には総店舗数を3千店とし、海外店舗の割合を5割に増やす方針だ。
 粗利益率の改善のため、1ドル=155円でも利益が出るよう原材料や産地などを変更した商品への入れ替えも進めてきた。急速な円安を受け「為替による利益率の低下を商品で確保できるよう、1ドル=160円を念頭にした商品開発も進めている」(白井俊之・ニトリHD社長)という。
 日米金利差が背景にある円安は当面続くとみられ、似鳥会長は会見で「(円高につながる)米国の利下げを待つしかないが、あてにしても仕方ない」と強調。海外出店や商品開発を加速する考えを示した。逆境を乗り越えて再成長につなげられるかどうか、24年度はニトリHDの正念場となる。

決算説明会で質問に答えるニトリHDの似鳥昭雄会長=14日、東京都北区

 「在庫過剰解消し経費下げる」 ニトリ会長一問一答
 連続増収増益記録が36期で途絶えた家具・インテリア製造小売り最大手のニトリホールディングス(HD、札幌)。似鳥昭雄会長が東京都内で開いた記者会見で明らかにしたのは、同社の意外な弱点だった。
「気がつくと増収が続き、会社がある限り挑戦しようとしてきたが、為替の影響で断念せざるを得なくなった。ありとあらゆるピンチを乗り越えてきたが、今回は仕方ない。これから挑戦しがいがある。10年、20年、30年と増収増益を続けていきたい」
役員体制を変更しての効果は出ているか。
 「10年ぶりに事業会社ニトリの社長に復帰し、あらためて弱点が分かった。在庫過剰を解消して経費を下げたい。倉庫を借りている分も安くなるし、もろもろの経費、管理経費も下がる。コストを下げないと。商品開発では、専門店として上のクラスの商品提案をしたい。カーテンなら従来の2、3倍の価格となる高級品を実験的に投入する。今年で80歳。引退しようと思っていたが、いまはもっと楽しそうだとわくわくしているところ」
円安と物価高の個人消費への影響をどうみているか。どう対策するか。
 「実質賃金が目減りする状況は変わらない。お客さまは大衆で、影響はかなり受ける。円高にならないとインフレは収まらない」
 「インフレ下で業績を伸ばすには、便利だったりデザインが良かったり、今までにない商品が必要だ。安さだけ求められる時代は終わり、今はより上質なものが求められる。そういう商品を開発し、販促のやり方も変えるようになった。もともと安いため値下げをしてこなかったが、去年から期間限定で値下げを始め、今年1~3月の既存店の売上高は前年同月比で10%以上伸びた。安くした分、数量が伸びた。今年も継続したい」
円安基調は続くとみているか。
 「(円高要因となる)日銀の利上げは年内には行われると思うが、米国経済が想像以上に根強い。注文住宅などの指標は、景気悪化の兆しが出てきたという程度。早く利上げしてほしいし、米国は利下げしてほしい。それを待つしかないが、当てにしても仕方ないので、円安に対応できる商品開発や過剰在庫の整理などを進めて行きたい」
海外出店の方針は。
 「もっと早く海外出店を増やしておけば、円安でも楽だった。国内はもう出店する余地が少ない。徹底的に海外に出店していきたい」(米田真梨子)

「今年来年の決算をぜひ見ていただきたい」と巻き返しを誓う似鳥昭雄ニトリHD会長

「増収増益し続けたかったが、円安で限界だった」と残念がる似鳥昭雄会長
(以上、北海道新聞より引用)

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 私は北海学園大学のニトリ講座で勉強させていただきました。
 おねだん以上は社員さんが考えたコピーです。
 今日の道新を見て安心しました。
 最初の写真は緊張していらっしゃいますが、
 下の2枚の写真は笑顔です。
 今年来年の決算をぜひ見ていただきたい
 力強いお言葉です。
 企業のリーダーはこうじゃなくてはダメです。
 ニトリさんに期待しています。

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