医学講座
爪の下の血豆
爪の下に血豆ができることがあります。
爪甲下血腫(そうこうかけっしゅ)と言います。
爪をつぶした
爪の上にものを落とした
知らない間にできていた
いろいろな原因があります。
■ ■
意外と医師国家試験にも出ません。
古くからの知恵があります。
血豆が黒くなって…
固まっていることがあります。
なかなか黒いのが取れません。
爪の下で固まっているからです。
■ ■
私が昔教えていただいた方法は、
文房具のクリップを…
ライターの炎で熱して…
爪あてて焼く方法です。
小さな穴があきます。
ちょっと乱暴に思いますが…
血が抜けて痛みも楽になります。
■ ■
さすがに形成外科外来で…
クリップで焼いたことはありません。
注射針で爪に穴を開けて…
どろっと固まった血を抜きます。
こつは…
ある程度固まってから抜くことです。
■ ■
爪をつぶして…
腫れて痛い時にはしません。
爪の治療は…
形成外科でも、
皮膚科でも、
整形外科でもしています。
■ ■
骨折した…?
…と思った時は、
整形外科か、
大きな病院の形成外科を受診してください。
私たちのようなクリニックの形成外科には、
レントゲン設備が無いところが多いです。
皮膚科にもレントゲンは無いと思います。
たかが爪の血豆でも痛いものです。
“爪の下の血豆”へのコメント
コメントをどうぞ
爪甲下血腫(そうこうかけっしゅ)と言うのですか。
昔、同僚が会社の重い金庫のドアに指をはさめ
爪を内出血して痛がっていました。
整形外科にて
注射針で爪に穴を開けて…
固まった血を抜いて貰ってましたが、
総務課の全員がその治療を疑惑の目で見ていました。
でも今回の本間先生の日記を拝見し、
納得しました。
そして、密かなる技も教えて頂きました。
でも自分では怖いので出来なさそう、
病院へ行くと思います(笑)
血豆 はそうやって抜くのですね。 私は 爪が生えて生えて ずっと待ち続けるしか方法がないと思っていました。私が 巻き爪の手術をする時も皮膚科と整形外科で迷いました(形成外科がなくそういう科がある事を知ったのは本間先生のblogを拝読してからです)