医学講座

マスク、距離、換気はセット

 今日は2021年6月16日(水)です。
 札幌は晴れのいいお天気です。
 コロナさえなければ、
 たくさんの観光客がいらしてくれる時期です。
 札幌の大通公園では、
 東京オリンピックマラソンのために、
 大がかりな工事が進んでいます。
      ■         ■
 私が毎週水曜日に楽しみにしている、
 札幌医大、當瀬規嗣先生のコラムです。
 2021年6月16日、北海道新聞の記事です。
 生きるしくみ〈706〉
 當瀬規嗣
 感染対策の考え方
 マスク、距離、換気はセット
 あるところにクラスター(感染者集団)が発生します。そうすると、その場所の責任者は、「感染対策は万全でした」とが、「あの対策、この対策、できることは全部しました」と答えるのです。結局、なぜクラスターになったのがを点検したり、反省したりしなくなります。これが、次のクラスターを引き起こす根本原因なのです。
 新型コロナの感染対策には、考え方というのがあります。大原則は飛沫感染を防ぐことです。それは、飛沫を他の人に吹きがけないことです。飛沫は声だけでなく、普通の息にたくさん含まれているので、他の人に息ががかってはいけないのです。
 そこで、マスクが必要です。でもマスクがら漏れる飛沫があるので、その飛沫が届がないぐらいの距離を取る必要があります。マスクをすれば近くてもいいとが、しゃべってもいいとがいうのは全くの誤りです。
 さらに、距離をとっても、飛沫がより小さなマイクロ飛沫になって、室内に漂い、エアロゾル感染の危険性が高まります。そこで、マイクロ飛沫をなくすために、換気が必要になります。換気していれば、近い距離で大丈央と考えるのは、全くの誤りです。
 換気をしても、距離がなければ、マスクをしても感染します。ましてや、換気しなくても空気清浄すればいいというのは、全く効力はありません。清浄機にマイクロ飛沫が到達する前に、周囲の人に届いてしまうからです。
 周りの感染対策、やっただけになっていませんが?
 (とうせ・のりつぐ=札医大医学部教授)

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 
 當瀬先生の文章は読みやすくわかりやすいです
 北海道のコロナ対策最前線で活躍されている先生です。
 感染対策をあらためて見直しましょう。
 ワクチン接種までは、
 とにかく感染対策です。
 700回記念の講演会の内容も役立ちます
      ■         ■
徹底した手洗い
 新型コロナウイルスは脂質の膜で包まれている。
 この膜はせっけんにすごく弱い。
 ウイルスをせっけん水に入れると壊れる。
 普通のせっけんで1回に約30秒かけて手をしっかり洗う。
マスク着用
 ウイルスはマスクを通過できる。
 ウイルスを吸い込むのを防ぐことはできない。
 マスクの穴よりも大きい飛沫を飛散させるのを防ぐ。
 マスクを付けると、鼻をこする口を触る目をこするなど
 感染リスクを高める動作を防げます
      ■         ■
 なるほど、
 せっけんで洗うとウイルスが壊れる
 マスクでウイルスの浸入は防げないけど、
 顔に触らないようになるので、
 接触を防ぐことになる。
 ボタンやドアノブ、取っ手など
 プラスチックやステンレスでは最長2~3日ウイルスが生きている。
 なるべく手を触れない
 外でコンタクトを触るのもダメです

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医学講座

札幌市、明日から65歳以上の予約開始

 今日は2021年6月15日(火)です。
 今朝の北海道新聞朝刊に、
 明日から65歳以上のワクチン接種予約がはじまることが出ていました。
 東京の自衛隊が運営する大規模接種センターは、
 64歳以下でも受けられます。
 早く打ちたい人は東京ですが、
 2回も上京しなくてはなりません。
      ■         ■
 2021年6月15日、北海道新聞札幌市内版の記事です。
 あすから第4弾予約
 札幌市、計4会場 5万人分
 65歳以上が対象
 札幌市は6月16日午前9時から、新型コロナウイルスワクチンの集団接種の第4弾予約を始める。65歳以上が対象。市運営として3ヵ所目となる札幌コンベンションセンター(白石区)と、道がホテルエミシア札幌(厚別区)に開設する「北海道ワクチン接種センター」を合わせ、計4ヵ所で約5万人分の予約を受け付ける。(阿部里子)
 会場ごとの予約枠は、市が5月下旬に稼働した札幌エルプラザ(北区)が1800人分、札幌パークホテル(中央区)が8600人分。市が22日に開設する札幌コンベンションセンターは3万7千人分。さらに道が19日に開設するワクチン接種センターは2120人分。
 市は8日から65~74歳の高齢者約27万人に接種券を順次配布しており、受け取った市民は予約できる。予約方法は市開設の3施設は電話及びインターネット上の特設サイトで、道開設のエミシア札幌は特設サイトのみとなっている。また使用するワクチンは市開設の3施設は米ファイザー製、エミシア札幌は米モデルナ製。
 また市は22日から、札幌コンベンションセンターで接種する人を対象に、JR札幌駅北口と同センターを結ぶシャトルバスを無料で運行する。5~10分おきに運行し、所要時間は20分ほど。事前の予約は必要なく、乗車時に接種券を提示する。付き添いの人も同乗できる。
 市の集団接種の予約ではこれまで5月に行った第1、2弾は75歳以上が対象。6月2日から始まった第3弾も当初は75歳以上だったが、予約枠に余裕が生じたため、途中から65~74歳に対象を広げた。

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 ワクチン接種が遅れている札幌市です。
 各会場ごとの人数を見ると、
 札幌コンベンションセンター
 …の3万7千人分がダントツです。
 会場が広いです。
 ちょっと遠いのが難点です。
 札幌駅北口からのシャトルバスも出るようです。 
 一人でも多くの人にワクチンを接種していただきたいです。

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G7サミットと東京オリンピック

 今日は2021年6月14日(月)です。
 今朝のYahoo!ニュースです。
 「不信任案で解散」否定せず 菅首相、野党をけん制
 【コーンウォール時事】菅義偉首相は13日午後(日本時間14日未明)、立憲民主党などが内閣不信任決議案を提出した場合にに踏み切る可能性について、「出た時点で考えたい」と否定しなかった。
 「私の(自民党総裁)任期は決まっている。これから(解散が)いつあってもおかしくない状況が続く」とも指摘した。訪問先の英コーンウォールで同行記者団に語った。
 立憲などは日本時間14日午後の首相の帰国後、国会会期の延長要求に対する与党の回答を踏まえて不信任案提出を最終判断するとしており、首相としては野党をけん制する狙いがあるとみられる。
 ただ、首相は衆院解散に関連し、「最優先はやはり新型コロナウイルス対策だ。(ワクチン接種に)全力投球する」とも強調した。 

G7サミット後、記者会見する菅義偉首相=13日、英国・コーンウォール
(以上、Yahoo!ニュース、時事通信より引用)

      ■         ■
 東京オリンピックについて賛否両論があります
 G7サミットで日本の菅義偉首相に、
 反対する欧米の首脳はゼロでした。
 私はこれで東京オリンピック開催は間違いないと思いました。
 感染対策を徹底して、
 さすがニッポンと世界から言われたいです。
 とにかく必死で感染対策をすることです。
      ■         ■
 私は衆院解散→総選挙があると思います。
 選挙の結果がどうなるか?は、
 東京オリンピックの成功と、
 ワクチン接種の進行次第です。
 きっと懸命にワクチン接種を進めてくれると、
 (私は)信じています。
 一日も早く平穏な生活に戻りたいです。

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全日空、企業で初の職場接種を開始

 今日は2021年6月13日(日)です。
 今日のMicrosoftニュースです。
 全日空、初の職場接種を開始 羽田で国際線乗務員から
 全日本空輸は13日、新型コロナウイルスワクチンの職場での接種を羽田空港で始めた。政府がワクチン普及加速のため職場接種の導入を打ち出して以降、企業の実施例は初めてとみられる。同社は安定輸送に加えて水際対策を考慮し、国際線のパイロットや客室乗務員ら計1万人を優先させる。日本航空も14日に羽田で始め、先行した医療従事者や高齢者以外への一般接種が順次動きだす。
 全日空は当初、政府が実施可能とした21日からの開始を申請したが、感染拡大地域との往来が避けられない国際線乗務員への対応を急ぐ必要があると判断。日程を前倒しした。
 全体の接種対象者は4万6500人。

ANAグループが実施した新型コロナワクチンの職場での接種を受けるパイロットの男性=13日午前、羽田空港

ANAグループが実施した新型コロナワクチンの職場での接種を受ける客室乗務員の女性=13日午前、羽田空港
(以上、Microsoft News、共同通信より引用)

      ■         ■
 よかったと思います。
 私はANAのファンです。
 コロナで大幅にお客さんが減って、
 ANAはとてもとても大変な時期です
 上の写真の男性は4本線なのでキャプテンでしょうか?
 私が昔あこがれていた職業です。
 コロナワクチンが普及して、
 一日も早く旅行ができるようになりたいです。 

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個別接種悩む診療所

 今日は2021年6月12日(土)です。
 ワクチン接種が遅れている北海道です。
 北海道新聞には、
 連日、丁寧に取材された記事が載っています。
 ワクチン接種を担当する、
 医療機関の事情がよくわかります。
 ぜひ読んでいただきたい記事です。
      ■         ■
 2021年6月12日、北海道新聞朝刊の記事です。
 個別接種悩む診療所 札幌 外来と並行 枠縮小も
 75歳以上の高齢者を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種が進む札幌市で、個別接種を担う診療所が苦慮している。大半は小規模で人手が少なく、通常診療と並行して予約受け付けや接種をこなさなければならないが、負担が増し接種枠を縮小した医療機関も出ている。高齢者接種の加速を目指す札幌市は、医療機関に対し休日や夜間の接種拡大を求めているが支援はほぼなく、現場から嘆きが漏れる。
 「体調は悪くないですか」。さっぽろ駅前内科・内視鏡クリニック(札幌市北区)で9日、近間威彦院長(52)がかかりつけの女性(83)に問診し、ワクチン接種に問題はないと判断した。看護師は15分ほどかけてワクチンを希釈後、女性に接種。その後、待合室で15分ほど待機してもらい、体調に変化がないか気を配った。
 医師や看護師らクリニックの全スタッフ6人が接種に当たる。当初は1日30人を想定していたが、今は6人が精いっぱいだ。接種は通常診療の合間を縫って行っており、近間院長は「人手が足りず、大規模な集団接種会場のように効率化を図ることは難しい」という。
解約の対応負担
 頭を悩ませるのがキャンセル分の扱いだ。個別接種で余ったワクチンについて、札幌市からは65歳以上へ接種するよう要請されている。このため予約リストから該当者を探さなければならないが、高齢のかかりつけ患者が少なく負担は大きい。近間院長は「キャンセルの扱いを医師の裁量に任せてくれれば負担は減るのに」。
 市内にある約1600の医療機関の9割が、入院病床19床以下か、外来患者のみを診察する「クリニック」や「医院」などの診療所だ。市が高齢者のワクチン個別接種を依頼している医療機関600カ所の大半も診療所。市内でこれまで1回目の接種を終えた75歳以上は約11万3千人で、このうち個別接種が73%を占めており、診療所がワクチン接種に果たす役割は大きい。ただその現場は業務に負われ悲鳴を上げている。
7月完了は困難
 政府は65歳以上の接種について、「7月末完了」という目標を掲げている。だが、その達成が見込めない医療機関もある。
 勤医協もみじ台内科診療所(同市厚別区)は週90回のペースで接種を担うが、すでに7月末までの予約が埋まった。75歳以上の高齢者の予約申し込みは後を絶たず、8月以降の予約も受け付けているという。
 政府の支援策のうち、同診療所は1回当たりの接種対価2070円という財政支援が該当するが、佐久間哲院長(66)は「新たな接種スタッフを雇うだけの金額にはならない」。一方、同市は65~74歳のワクチン接種券を順次発送しており、同診療所は「予約の電話が殺到し、再び受け付け業務が混乱するのではないか」と懸念する。
 北海道科学大の秋原志穂教授(感染症看護学)は「札幌市は接種業務を医療機関にほぼ丸投げしている。キャンセル分の扱いなど、医療機関のやりやすいように現場に目を向けて、柔軟に対応していくべきだ」と指摘する。(佐藤圭史)

さっぽろ駅前内科・内視鏡クリニックで接種する高齢女性。通常の診療の合間に問診や接種に追われている=札幌市北区(浜本道夫撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 私が以前から主張している通りです。
 2070円では無理です。
 実は6月から政府の予算が増えて、
 2070円より増額されています。
 多く打ったクリニックに、
 たくさん予算が配分されます。
 それでもできない理由があります。
      ■         ■
 北海道新聞に書いてあるように、
 ワクチンの取り扱いが大変です。
 1バイアルを溶解すると、
 6人分です。
 溶解すると6時間以内に使わないと廃棄です。
 65歳以上の人にしか打てないので困ります。
 せっかくのワクチンが無駄になります。
      ■         ■ 
 近間院長は
 「キャンセルの扱いを
 医師の裁量に任せてくれれば
 負担は減るのに」

 せめて他の人に自由に打たせてくれれば、
 ワクチン接種はもっと楽にできます。
 制限を緩和していただきたいです。
      ■         ■
 もう一つの悩みはです。
 ワクチン接種でクラスターを出したら、
 診療所は倒産の危機です。
 密にならないように
 通常診療の間に打つのは難しいです。
 私も札幌美容形成外科にいらしてくださった患者さんに、
 ワクチンを接種してあげたいです。
 でも、今の体制では無理です。
 接種会場のお手伝いなら行けそうです。
 これが66歳の医師の本音です。

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医学講座

看護師さんの言葉『感染予防して』

 今日は2021年6月11日(金)です。
 札幌は晴れのいいお天気です。
 今朝の北海道新聞に、
 看護師さんの言葉が載っていました。
 ほんとうに大変です。
 どうか感染しないでください
      ■         ■
 2021年6月11日、北海道新聞朝刊の記事です。
 隔離から医療現場に 札幌のコロナ宿泊療養施設ルポ
 感染力が強く、重症化のスピードが速いとされる新型コロナウイルスの変異株が主流となった道内の感染「第4波」で、札幌市内では、軽症の陽性者を隔離するという宿泊療養施設の性質が一変した。病院の病床が埋まる中、容体が悪化した入所者に点滴や酸素投与を行う「医療現場」そのものだ。「明日にも誰か死んじゃうんじゃないか」。極度の緊張感の中で対応を続ける医師と看護師は「医療逼迫ひっぱくはすぐそばにあると知って」と語る。その現状を見た。
「ここで誰か死んじゃうんじゃないか」
 「先生、90です」。8日午後2時すぎ、札幌市内のホテル1階。パソコンが並ぶ臨時の事務スペースで、看護師が緊張した声で医師に入所者の血中酸素濃度を告げた。ビニール張りのついたての向こうには車椅子に乗った60代の女性。3階の部屋で療養中だった。正常な数値である96~99%よりかなり低く、すぐに酸素投与が指示された。
 ホテルは昨年5月、軽症者向け宿泊療養施設として開設。最大600人超を収容する。臨時医療施設にも位置づけられ、日中は医師が常駐。昨秋の「第3波」では1日100人超が入所する日もあり、陽性者を隔離する役割も担ってきた。
 状況が変わり始めたのは4月下旬。軽症の入所者の容体が次々と、数日で悪化するようになった。5月8日には発熱や呼吸苦で診療を受ける人が約70人と最多に。市内のコロナ病床が逼迫し、入院が難しくなる中、この施設で診察する札幌医科大病院高度救命救急センターの水野浩利医師(43)は「入院できないのであれば、ここが入院機能を果たす必要があった」。
 ホテル1階は「病院」となった。宴会場にベッドを5台運び入れ、体調悪化した人に下りてきてもらい点滴や酸素投与を施した。ベッドは日ごとに増え、16台に。入院先が見つかるまで、防護服の看護師が24時間つきっきりになった。人手も限られる中、施設は入所者を150人程度に抑えざるを得なくなった。
 開設当初から働く看護師の佐藤恭子さん(35)は「以前は隔離のため入る人もいたけれど、今は全く違う。20代でも酸素濃度が下がる人もいる」。入院先が決まっても、十勝など遠方となるケースもあった。「遠くに行きたくない」と訴える入所者を「明日ベッドがあるかなんて分からないよ」と必死に説得した。
 別の30代の女性看護師は「(ここで)誰か死んじゃうんじゃないか」との思いが頭をよぎったという。施設内の状況は6月に入り、新規感染者が減少傾向になるとともに徐々に落ち着いた。だが、市内のコロナ病床は満床が続き、宴会場の臨時ベッドでは今も数人が酸素投与を受けている。「助けてあげられないことは実際にあり得る。どうか一人でも多く、感染予防してほしい」。女性看護師は祈るように話した。(岩崎あんり)

「息苦しくないですか」。ビニール張りのついたて越しに入所者に問いかける水野浩利医師(左)と看護師たち=8日午後、札幌市内(中村祐子撮影)

医師を中心に入所者への対応について打ち合わせする医療関係者

宿泊療養施設内で話し合う看護師ら

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 上の写真を見ると、
 入院基準
 SpO2≦93

 と書いてあります。
 指先に器機をつけて測る、
 酸素飽和度が93以下になったら、
 入院ということです。
 この基準でも入院できない人がホテルで療養しています。
      ■         ■
 札幌医科大病院高度救命救急センターの先生がいらして、
 心強いです。
 インド型の変異株は、
 感染力が1.8倍と出ていました
 感染しないように注意するのが一番です。
 ご自身はまだワクチン接種を受けていないのに、
 緊張が続く現場を取材してくださっている、
 北海道新聞社の岩崎あんり記者、
 撮影担当の中村祐子さんに感謝いたします。
 貴重な記事をありがとうございました。

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医学講座

東京の大規模接種64歳以下も受付へ

 今日は2021年6月10日(木)です。
 今日のYahoo!ニュースです。
 東京の大規模接種64歳以下も受付へ 電話予約は12日から
 自衛隊が東京・大手町で運営する高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターについて、政府が64歳以下の受け付けを開始する方針を固めたことが10日、分かった。開始時期は接種券の配布状況を考慮して決定する。また、12日からは電話予約を受け付けることも決めた。10日夕にも発表する。
 東京の大規模接種センターはこれまで電話予約を受け付けず、防衛省ホームページと通信アプリのLINE(ライン)による受け付けのみとしていた。しかし、今月7日に始まった14~27日の予約は低調で、高齢者にも利用しやすい受け付け方法も追加する。
 既に開設している電話相談窓口を予約窓口に切り替え、300人体制のコールセンターで対応する。これまで、電話予約は大阪市の大規模接種センターでのみ受け付けており、東京会場は予約状況で大阪会場に後れを取っていた。
 一方、東京会場はこれまで、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県と単身赴任者などを対象にしていたが、全国に対象を広げる。主に北関東や静岡県東部、甲信越地方などからの予約を想定している。
 当面は65歳以上の高齢者を対象とするが、接種券の配布状況を踏まえた上で近く64歳以下の受け付けも開始する。

1回目のワクチン接種を終了後、2回目の接種予約をする高齢者=9日午前10時25分、東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館(代表撮影)(株式会社 産経デジタル)
(以上、Yahoo!ニュース、産経新聞より引用)

      ■         ■
 札幌の集団接種会場は、
 6月10日現在、75歳以上の高齢者だけです。
 あんなに混んでいたのに
 わずか2週間で空きがあります。
 6月10日(木曜日)12時00分時点の受付状況
 インターネット予約:残り4,331人(予約済み:9,605人)
 電話予約:残り3,117人(予約済み:12,020人)

 接種会場も増えるので、
 65歳以下の人も、きっと予約できるようになります。
      ■         ■
 ワクチン接種が進めば、
 感染も収束してきます。
 副反応がこわいので、
 受けないという人もいらっしゃいます。
 私はワクチンを1回接種していただきました
 2回目に熱が出ることもあるようですが、
 私はワクチンを接種していただきます。

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ワクチン接種、1日100万回達成

 今日は2021年6月9日(水)です。
 昨日のYahoo!ニュースです。
 ワクチン接種、発表ベースで「1日100万回」達成
首相官邸は8日、新型コロナウイルスワクチンの接種回数が7日時点で1834万8184回に上ったと発表した。前日比109万3504回増で、発表ベースで菅義偉首相が目標に掲げた「1日100万回接種」に達したことになる。

新型コロナウイルスワクチンの接種を終え大規模接種会場を後にする高齢者ら=7日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)(株式会社 産経デジタル)
(以上、Yahoo!ニュース、産経新聞より引用)

      ■         ■
 うれしいニュースです。
 今朝の北海道新聞によると、
 札幌の丸井今井、三越が、
 従業員へワクチン接種を職場で接種します。
 北海道大学も、
 約1万5千人いる学生と教職員を対象にできるだけ早期に実施します。
 ワクチン接種が進むのはいいことです。
      ■         ■
 同じ道新朝刊に、
 北海道が大規模接種会場を札幌市厚別区の
 「ホテルエミシア札幌」開設することが載っていました。
 人口も感染者も多い札幌、千歳、恵庭、江別の4市に住む高齢者計約61万人が対象。
 受け付けはウェブサイトのみで6月14日に始まります。
 6月19日に接種を始めるそうです。
 ワクチン接種が進んで、
 コロナが収束することを祈っています。

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道内コロナ死者 高止まり 第3波の1.5倍

 今日は2021年6月8日(火)です。
 北海道新聞朝刊の記事です。
 道内コロナ死者 高止まり 第3波の1.5倍
 新型コロナウイルス流行の道内第4波は、5月下旬をピークに感染者数が減少に転じたが、死者数は連日2桁で高止まりする深刻な状況が続く。5月28日~6月3日の死者数は107人と1週間値で過去最多となり、昨秋から年明けの第3波ピークの1.5倍の水準だ。死者はこれまでなかった30代が確認され、若年層に広がりつつある。感染力が強く重症化のリスクも高いとされる変異株の影響が顕著に表れた形で、専門家は医療提供体制の拡充が急務だと改めて訴えている。
 5月21日に道内過去最多の727人を記録した日別の感染者数は同24日以降、前週の同じ曜日を15日連続で下回っている。1週間値は緊急事態宣言が発令された直後の同17~23日の4179人をピークに減少に転じ、6月1~7日は1680人となった。第3波のピークの1705人(昨年11月18~24日)と同水準とはいえ、減少傾向にある。
 一方、死者数は感染者数に1、2週間遅れて増加する傾向がある。1週間ごとの死者数は5月26日~6月1日に103人と初めて100人を超え、5月28日~6月3日は過去最多の107人を記録。1~7日も94人で、第3波ピークの74人(12月3~9日)の1.5倍近い高い水準が続く。
 死者を年代別で見ると、公表されている中で最も若い30代は5月21日以降の3人しか確認されておらず、40代も全期間を通じて9人のうち5人は4月23日以降、50代も同16人のうち10人は4月22日以降の発表で、第4波になり高齢者以外の死者が増えつつある。
 札幌医科大の當瀬規嗣教授(細胞生理学)は、自宅療養・待機者が6日現在も約4600人いることから「変異株で感染者が若年齢化し、重症化しやすくなっている。医療提供体制は依然厳しく、当面は死者数は減少しにくい」と危惧する。(岩崎あんり、村田亮)

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 若い人が亡くなっているのが特徴です。
 看護師さんの何かへんは当たっています。
 なんか変なんです。
 これが変異株のこわさです。
 まだまだ街中に変異株がいます。
 手をアルコールで消毒しましょう。
 シュではなくて、
 シューっとして、
 消毒しましょう。
 ワクチン接種までの防衛策です。

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ワクチン接種で医療現場混乱

 今日は2021年6月7日(月)です。
 札幌は雲がありますが、
 晴れのいいお天気です。
 北海道は6月がとてもいい季節です。
 コロナさえなければ、
 たくさんの観光客がいらしてました。
 とても残念です。
      ■         ■
 2021年6月7日、北海道新聞朝刊の記事です。
 重なる接種日程、現場混乱 医療者・特養・高齢者並行 供給遅れ、業務にしわ寄せ
 75歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種を担う、札幌市内の医療機関が悲鳴を上げている。供給の遅れから当初の予定がずれ込み、医療従事者や特養の入所者、75歳以上の高齢者の接種時期が重なり、人手不足となっているためだ。通常診療の合間に接種を進めるものの、新型コロナ感染者の治療や通常の診療も縮小できず、医療機関は混乱を極めている。
 「痛くないですか。大丈夫?」。札幌市の記念塔病院(厚別区)の診察室で5月末の昼下がり、女性看護師が同僚看護師にワクチンを接種していた。同病院では4月末から、医師と看護師計12人が昼休みや診療後などの空き時間を使って交代で職員約200人に接種。当初は3月末に開始し、5月下旬には終える予定だったが、ワクチンが届かず、完了は6月中旬にずれ込む見通しだ。
350人分依頼追加
 追い打ちをかけたのが、医師派遣契約を結ぶ高齢者施設2カ所と歯科診療所の計350人分の接種依頼だ。国は、高齢者施設については契約を結ぶ医師が施設で接種するよう求めており、断る選択肢はなかった。7月末まで、職員、特養と歯科医、75歳以上の高齢者の接種が混在し、計1400人分をこなすという。多嶋力事務部長(54)は「こんなに接種日程が重なるとは思わなかった」とため息を漏らす。
 日本医療大病院(豊平区)は、75歳以上の高齢者は外来の看護師が接種するが、系列の特養6カ所の入所者ら約千人は、自前の打ち手では賄いきれず、非常勤の医師らを動員する。
 5月24日から75歳以上の高齢者の接種をスタートさせた札幌里塚病院(清田区)は、接種希望者が多いため枠を増やし、8月中旬までに当初予定の2倍の1200人分を接種する。外来の医療スタッフでは足りず、病棟の医師や看護師を配置するほか、事務職員も受け付けや検温を担い、やりくりする。
「国は拙速」の声
 国は65歳以上の高齢者の7月末までの接種完了を目標に掲げ、札幌市も医療機関に対し、休日や夜間の接種を依頼中。市は、医療機関の負担軽減策として、予約を市が一括して受け付ける仕組みを検討する。自治医大の中村好一教授(公衆衛生学)は「国が予約システムを事前につくり、医療機関に示すべきだった。拙速だった」と指摘する。
 新型コロナの入院患者を受け入れる勤医協中央病院(東区)。コロナ入院患者は、患者4人に看護師1人の配置が基本で、通常の患者7人に看護師1人の体制より、人手を要する。2次救急医療も担っており、人繰りはぎりぎりだ。
 ワクチン接種は、検診や検温などで5人一組のチームを複数つくる必要があるため、75歳以上の高齢者の個別接種は定期受診する患者に限定した。それでも、その体制を組むため、接種開始は早くても7月末にずれ込む。
病院に連日苦情
 「予約を受け付けてくれないのか」と、病院には連日苦情が寄せられる。通常の診療や救急、コロナ患者の受け入れに加え、ワクチン接種―。「接種してあげたくてもできない。分かってもらえないのが、とてももどかしい」。担当者は悔しさをにじませる。(阿部里子)

新型コロナウイルスワクチンの院内の医療従事者への接種を前に消毒する記念塔病院の看護師=5月31日、札幌市厚別区(大島拓人撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

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 北海道新聞に載っていた、
 記念塔病院(厚別区)
 札幌里塚病院(清田区)
 …はどちらも市内中心部からは遠いです。
 2つの集団接種会場も遠いです。
 75歳以上の方が、
 近くの病院で接種を希望されるのは当然です。
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 写真の看護師さんが注射をしているのは、
 同僚の医療従事者です。
 大変なんだなぁ~と思います。
 私でよければお手伝いに行きますが、
 遠いので簡単に行けません。
 6月中には札幌コンベンションセンターの接種会場ができる予定です
 ワクチン接種が早くできることを願っています。

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