医学講座
ロシア北朝鮮の新条約
今日は2024年6月22日(土)です。
札幌の天気は曇りです。
北海道新聞の社説です。
ロ朝の新条約 地域脅かす軍事協力だ
ロシアのプーチン大統領が24年ぶりに北朝鮮を訪れ金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談した。
安全保障や経済などで協力を強化する「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。
一方が武力侵攻を受けて戦争状態になった場合、他方は保有するすべての手段で遅滞なく軍事的な援助を提供すると定めている。北朝鮮側が発表した。
具体的な支援内容は不明だが、冷戦期に旧ソ連と北朝鮮が結んでいた事実上の軍事同盟の復活につながるものと言える。
日本にとって直接的な脅威が増し、東アジアの安全保障環境はいっそう不安定になる。
ロシアのウクライナ侵攻は国際法違反であり、北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁対象でありながら核・ミサイル開発を続ける。両国とも国際規範を踏みにじり、孤立を深めている。
その現実を顧みない独裁者同士の蜜月である。しかも共に核兵器を脅しに使っている。極めて危険だ。国際社会は全力で暴走を阻止しなければならない。
ウクライナ侵攻が長期化する中、ロシアは北朝鮮から弾薬やミサイルの提供を受け、見返りに軍事偵察衛星の開発などを支援してきたとされる。条約はその関係を正当化するものだ。
憂慮されるのはロシアから北朝鮮への軍事技術の提供だ。核弾頭の小型化や極超音速ミサイルの技術が提供されれば、安全保障上のさらなる脅威となる。
朝鮮半島の緊張を高めないため、日本は米韓と協力して対応を強化する必要がある。
ロシアは北朝鮮からの弾薬の調達を増やし、ウクライナへの攻勢を強める狙いだ。戦闘のいっそうの激化が懸念される。
ロシアは世界の平和と安定に大きな責任を持つ安保理の常任理事国だ。にもかかわらず国連憲章に反した蛮行を続ける。
また北朝鮮との武器取引を禁じる決議にはロシアも賛成しているが、プーチン氏は今回、制裁決議の見直しを訴えた。
侵攻継続のために自らが担ってきたルールを破るのは常任理事国として無責任極まりない。
条約は「覇権主義的な試みと一極による世界秩序を強いるたくらみから、国際的正義を守る」と掲げ、米国主導の国際秩序に立ち向かう姿勢が鮮明だ。
鍵を握るのは中国である。ロシア、北朝鮮の双方に影響力を持つが、ロ朝の軍事協力の強化からは距離を置く。米中対立の激化を招きかねないことなどを警戒しているのだろう。
日米韓との陣営対立にならないよう、中国はロ朝に自制を強く働きかけてもらいたい。
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
残念なことにウクライナの戦争は終わりが見えません。
北海道の「北の隣人」には困ります。
横田めぐみさんも拉致されたままです。
国会では政治と金の問題ばかりで、
日本の脅威には感心がないように見えます。
ロシアと北朝鮮が組んで、
日本を襲ってきたらどうするか?私は心配しています。
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円の国際価値が過去最低
今日は2024年6月21日(金)です。
札幌はいいお天気です。
気がついたら6月下旬です。
あっという間に2024年が半分終わりそうです。
今年は元旦から能登半島地震、
1月2日にはJAL機炎上、
5月にはさくらんぼさんの近くで山火事、
いいことがありません。
■ ■
TVでは東京の都知事選挙をやっています。
私は昨日のYahoo!ニュースが心配です。
円の国際価値が過去最低、国際決済銀行BIS ドルなどと大差、通貨地位揺らぐ
国際決済銀行(BIS)は20日、円の国際的な価値を指数で示す「実質実効為替レート」(2020年=100)が5月は68.65となり、過去最低を更新したと発表した。海外と比べ物価や賃金の伸びが鈍いことや、長引く円安が要因。1970年代前半より低く、ドルやユーロ、人民元との差も拡大。主要通貨としての地位が揺らいでいる。
実質実効為替レートは外国為替市場でドルや円が取引される一般的な為替レートとは異なり、主要国の物価上昇率や貿易額といった経済指標を考慮して通貨の総合的な実力を表す。
5月は日本の円が過去最低を更新、米国のドルは109.58、欧州のユーロは102.11、中国の人民元は91.12。
(以上、Yahoo!ニュース、共同通信より引用)
■ ■
円安は進んだままです。
ガソリンも高いままで、
電気もガスも高いです。
食品も値上がりしています。
ほんとうに困ったことです。
2024年10月からは封書110円はがき85円になります。
あ~ぁ、困ったなぁ~です。
2か月ぶりの円安です
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遺品整理で困る写真
今日は2024年6月20日(木)です。
小雨が降りました。
山形のさくらんぼさんは34℃の猛暑の中で、
ぶどうの摘果をなさっていらっしゃいました。
暑い中、ほんとうにお疲れ様です。
ピンセットで一粒ずつ抜くのは、
形成外科の手術のように細かな作業です。
■ ■
私はばあさんの遺品整理です。
困るのが写真です。
父親の遺品整理の時も、
写真は残しました。
そっくりそのままダンボール箱に入ってました。
8年間そのままでした。
■ ■
捨ててしまえばいいものを、、、
ちょっと見ると次々と見てしまいます。
私が写っているのもありました。
20年前は若いです。
デジタル化したところで、
また困るだけなのでしません。
亡くなってから7ヵ月もたったのに、
まだダンボール箱が残っています。
おそらく20年くらい前の写真です
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写真部OB会2024
今日は2024年6月19日(水)です。
札幌は晴れのいいお天気です。
最高気温24℃ですが、
家の中にいると暑いくらいでした。
今日は写真部OB会の打ち合わせに、
京王プラザホテル札幌に行きました。
私の記憶が正しければ25年ぶりのOB会です。
■ ■
25年前は札幌医大形成外科で働いていました。
医学部6年生だった小柴茂先生が部長でした。
長年、札幌医大写真部の顧問をしてくださった、
法医学教室の森田匡彦教授が定年退官されたので、
お祝いの会をしようと集まりました。
下の写真が当時の案内状です。
登別で開業している新井良先生が、
企画をしてくださいました。
■ ■
新井先生は登別なので、
会場の手配を札幌に住んでいる私がします。
前回は札幌グランドホテルでした。
今年は京王プラザホテル札幌で7月27日(土)に開催します。
とてもなつかしい先生たちが、
約30人集まります。
今から楽しみにしています。
記
札幌医大写真部OB会2024
日時:2024年7月27日土曜日 午後6:00から
場所:京王プラザホテル札幌 2F
〒060-0005
札幌市中央区北5条西7丁目2番地1
TEL 011-271-0111
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沖縄~関東_土砂災害などに警戒
今日は2024年6月18日(火)です。
札幌の天気は曇りです。
最高気温25℃、
ちょっと蒸し暑い感じがします。
さくらんぼさんから、
山形は雨が降らず少ない沢水をポンプで上げて冠水してます
…とコメントをいただきました。
沢水をポンプで上げて冠水は大変なことです。
■ ■
さくらんぼさんと知り合ってから、
天気予報をよく見るようになりました。
今日のYahoo!ニュースです。
沖縄~関東 土砂災害などに警戒 四国は線状降水帯のおそれ 関東は気温大幅ダウン
きょう(火)は、前線の活動が活発となり、沖縄や奄美、西日本や東日本で大雨となる所がありそうです。午前中は四国で線状降水帯が発生するおそれもあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
南の海上にのびる前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、沖縄や奄美、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となっています。
午前6時現在、九州からは雨雲が離れましたが、沖縄では非常に激しい雨が降り、四国から関東にかけて活発な雨雲のかかっている所があります。
沖縄や奄美、四国から関東にかけては朝から激しい雨が降りそうです。午前中は四国で線状降水帯が発生するおそれがあります。同じような場所で大雨が続き、災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。線状降水帯が発生しなくても、各地で雨雲が発達しやすく、短い時間で雨の量が多くなるおそれがあります。安全な場所で過ごすようにしてください。
西日本では午前中が大雨のピークとなりますが、発達した雨雲は東へ移っていきます。午後も東日本では雨が続き、東海では昼過ぎにかけて、関東は昼過ぎから夕方にかけて大雨のピークとなるでしょう。関東の沿岸部は夜にかけても雨が続き、局地的に雨脚が強まりそうです。あす(水)の朝にかけて、東海では特に静岡県で250ミリ、関東甲信や四国で200ミリの雨が予想されます。この時季ひと月分に相当する雨がおよそ一日で降るおそれがあります。
また、西日本は天気が回復に向かいますが、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。東北南部も断続的に雨となりそうです。北海道はにわか雨や雷雨の所があるでしょう。
関東は朝から気温が上がらず、東京の最高気温は19℃など、昼間も風がひんやりと感じられそうです。きのう(月)より10℃以上低くなるため、服装選びにお気をつけください。晴れる青森や、西日本でも午後になる晴れ間が出て、30℃くらいまで上がる見込みです。(気象予報士・及川藍)
(以上、Yahoo!ニュース、ウェザーマップより引用)
■ ■
今朝のTVで大阪の大雨を放送していました。
先週は日本熱傷学会だったので一週間違いで大変なところでした。
上の図を見ると、
山形にも雨が降らないかなぁ~?
…とちょっと期待しています。
お天気の神さまにお願いです。
果樹園に適度の雨をお願いします。
沢水をポンプで上げると電気代がかかります。
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HIFUハイフによるやけど2024
今日は2024年6月17日(月)です。
2024年6月7日に厚生労働省から通達が出ました。
医政医発0607 第1号
医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について
何のことかわからないと思います。
HIFUハイフのことです。
■ ■
美容医療によるやけどはめずらしいことではありません。
熱で『たるみ』をとるのですから、
当然、やけどのリスクがあります。
美容皮膚科でも、
美容外科でも、
エステでも、
セルフエステでもやけどがあります。
消費者安全調査委員会の報告書があります。
■ ■
今年、厚生労働省から出た通達です。
HIFUを人体に照射し、細胞に熱凝固(熱傷)を起こさせ得る行為は、医師免許を有しない者が行えば医師法第17条に違反する
医師が行ってもやけどのリスクがあります。
HIFUだけではなく、
脱毛レーザーによるやけど、
IPLやラジオ波などによるいやけどもあります。
メスを使わないから安全ではありません。
気をつけていただきたいです。
院長の休日
さくらんぼをいただきました2024
今日は2024年6月16日(日)です。
今年も山形のさくらんぼさんから、
さくらんぼをいただきました。
今年は昨年夏の猛暑でめしべが2つになる異常が出て、
壊滅的な被害が出ました。
今年はご遠慮したのですが、、、
送っていただきました。
申し訳ございませんでした。
■ ■
実はさくらんぼさんのお宅では、
昨年サクランボの木を伐採されました。
長いことお疲れ様でしたと感謝しながらの伐採でした。
ほんとうにお疲れ様でした。
私も今年70歳になるので、
仕事量を減らしています。
20年前に開業した時は49歳でした。
じじ医にしかできないことをしています。
いっしょに働いてくれる若い人に感謝しています。
今までにいただいた記録です。
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
一年に一度の集合写真です
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第50回日本熱傷学会(大阪)③
今日は2024年6月15日(土)です。
昨夜、日本熱傷学会から戻りました。
♡熱傷♡LOVE♡の先生たちのあついお話しをたくさん聞いてきました。
形成外科の先生たちとお話しができました。
日本熱傷学会50年の歴史を見て聞いてきました。
私も熱傷治療をしていた時代がありました。
大変でしたが医師として充実した日々だったと思います。
■ ■
2024年になって状況が変わってきました。
♡熱傷♡LOVE♡の若い先生が、
形成外科でも救急でも減っているようです。
熱傷治療は大変です。
今の医師働き方改革にはなかなか対応できません。
ちょっと油断すると患者さんが亡くなってしまいます。
それだけ大変な熱傷治療です。
■ ■
今年の50周年では、
重鎮の先生から大きな事故のことをたくさんお聞きしました。
2013年8月15日、兵庫県福知山市_花火大会の事故
2015年6月27日、台湾のテーマパークで発生した爆発事故
2019年7月18日、京都アニメの事件
世界で起きている戦争でも熱傷患者さんが出ます。
■ ■
若い先生たちの熱傷離れで、
重症熱傷の患者さんが発生した時に対応できない可能性が心配されています。
2015年6月27日、台湾のテーマパークで発生した爆発事故では、
日本からたくさんの応援が台湾に届きました。
とても感謝されたそうです。
台湾はとても医療レベルが高い国です。
でも熱傷治療の経験を積んだ医師が少なかったそうです。
■ ■
台湾の事故で活躍したのが、
台湾の現役を引退した形成外科医だったとお聞きしました。
今年70歳になるじじ医の私はとても元気になりました。
救急医療の現場でばりばり働くのは無理でも、
予備役として登録しておいて、
いざという時に熱傷治療に参加できます。
大災害はいつ起こるかわかりません。
じじ医は健康に気をつけて、
現役を引退しても活躍できるようにします。
とても有意義な♡第50回日本熱傷学会♡でした。
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第50回日本熱傷学会(大阪)②
今日は2024年6月14日(金)です。
昨夜、日本熱傷学会50周年記念式典がありました。
♡熱傷♡LOVE♡の先生たちとお話しができました。
教授職だった先生たちが退官され、
部長職だった先生が退職し嘱託医になったとお聞きし、
45年前のことを思い出していました。
■ ■
私が医師になった1980年頃は、
形成外科病棟で熱傷患者さんを診ていました。
点滴をして輸液をし、
尿量を測定して、
輸液量を管理して、
輸血もしていました。
形成外科で一番大変な仕事の一つでした。
■ ■
昨日の、
日本熱傷学会50周年特別企画
熱傷診療のこれまでとこれからで、
東京女子医大形成外科教授の櫻井裕之先生がご指摘されました。
形成外科病棟で熱傷患者さんを診ていた時代と、
救急の先生が全身管理をするようになった今では、
救命率に大きな差が出ています。
■ ■
私もその通りだと思います。
形成外科医がECMOエクモを使うことは無理です。
形成外科医は熱傷創面の管理とか、
機能再建は得意ですが、
急性期の管理は救急医と救急病棟が得意です。
重症熱傷患者さんは減っていますが、
京都アニメのような事件もあります。
熱傷治療は50年で素晴らしい進歩をしました。
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第50回日本熱傷学会(大阪)①
第50回日本熱傷学会(大阪)で大阪に来ました。
今日の最高気温は32℃です。
覚悟して来ましたが、
朝は22℃でした。
会場は大阪大学中之島センターです。
立派な施設です。
■ ■
私が医師になった1980年に第6回日本熱傷学会が札幌で開催されました。
私は熱傷のことは何もわからず、
25歳だった私は写真係として、
レディースプログラムという、
偉い先生の奥様の観光ツアーの写真係りをしていました。
■ ■
はじめての学会発表は、
1984年5月に東京で開催された、
第10回日本熱傷学会でした。
はじめての論文投稿は、
糖尿病を基礎疾患にもった老人熱傷の1例,
熱傷,10,237-243,1985でした。
日本熱傷学会にはたくさんの思い出があります。
■ ■
日本熱傷学会50周年には感慨深いものがあります。
熱傷はだれもが一度は経験する、
一番身近な外傷です。
50年の間に熱傷治療は進歩しました。
フィブラストスプレーという特効薬もできました。
あつい大阪に来てあつい熱傷治療を学びます。
今日の学会で聞いたことです。
会長講演
LOVE!熱傷診療
織田 順
大阪大学医学部救急医学教授
■ ■
日本熱傷学会 50周年特別企画
熱傷診療のこれまでとこれから
川上重彦 金沢医科大学名誉教授
猪口貞樹 東海大学医学部客員教授
櫻井裕之 東京女子医科大学形成外科学教室教授
佐々木淳一 慶應義塾大学医学部救急医学教授
日本熱傷学会重鎮の先生からあつい思いをお聞きしました。