医学講座
ありがとう冷蔵庫2025
今日は2025年9月7日(日)です。
朝の札幌は小雨でした。
ありがたいことに自転車に乗れる程度でした。
札幌美容形成外科で開院以来21年間働いてくれた、
サンヨーの冷蔵庫が突然死しました。
人間だと100歳以上の大往生です。
院内には2台の冷蔵庫があります。
もう一台は10年前に突然死しました。
■ ■
冷蔵庫の平均寿命は10年くらいのようです。
21年も働いてくれて、
明日71歳になる私には、
実に感慨深いものがあります。
薬品などを保管していた冷蔵庫です。
札幌市保健所の指導で温度計を入れていました。
21年間ちゃんと冷えていました。
■ ■
10年前に突然死した冷蔵庫もSANYO製でした。
サンヨーという名前を知らない世代も増えています。
私はSANYOのファンでした。
残念なことに2011年に会社が無くなってしまいました。
会社がなくなった後も、
ずっと冷蔵庫は働き続けてくれました。
21年間働いてくれた冷蔵庫は日本製でした。
やっぱりMade in JAPANはすごいです。
新しい冷蔵庫が来たのであと10年は働こうかなぁ~と思っています。

医学講座
北海道胆振東部地震から7年
今日は2025年9月6日(土)です。
北海道地震20180906
地震から一年
北海道胆振東部地震から2年
北海道胆振東部地震から3年
北海道胆振東部地震から6年
2024年からまた書くようになりました。
今日の北海道新聞にも大きく出ていました。
■ ■
防災の日2025に、
道新の卓上四季を引用させていただきました。
今日は7年前のブラックアウトが載っていました。
停電はほんとうに困りました。
トイレが使えず、
EVも動きませんでした。
水を運ぶのが大変でした。
私は実家の母親のところまで自転車で行って、
13階まで水を運びました。
■ ■
母親のマンションは1階だけ水が出ていました。
クリニックも停電で困りました。
発電機まで買いましたが、
一回も使っていません。
ちゃんと動くのかなぁ~?
今は発電機よりも、
水を保存しています。
飲み水とトイレ用の水です。
もう地震も停電も起きてほしくないです。
医学講座
もっと新聞を読もう!2025
今日は2025年9月5日(金)です。
台風15号が大雨を降らせています。
申し訳ございません、
札幌は秋晴れの快晴です。
ようやく秋らしい天気になってきました。
さくらんぼさんの山形も涼しくなってほしいです。
今日のタイトルはもっと新聞を読もう!です。
■ ■
国語が苦手だった私が、
一浪で札幌医大に合格できたのは、
新聞を読むという2007年10月5日の院長日記に書いた通りです。
現代国語の成績が伸びず、
国語の成績が優秀だった友人に訊いたところ…
『本間、新聞読め!』と言われました。
新聞を読んで、
現代国語の成績が上がりました。
■ ■
私の院長日記で北海道新聞愛読者になってくださった、
知り合いの先生がいらっしゃいます。
道新にはたくさんの情報が出ています。
これから就職試験の面接がある方たち、
会社の面接官は新聞を読むことをすすめています。
昨日の北海道新聞_新聞協会賞、
クマ「緊急銃猟」運用に残る課題など、
道新にはたくさんの役立つ記事が載っています。
もっと若い人たちに新聞を読んでいただきたいです。
医学講座
北海道新聞_新聞協会賞_破断した腐食レール
今日は2025年9月4日(木)です。
北海道新聞社が新聞協会賞を受賞しました。
おめでとうございます。
今日の道新と道新電子版に詳しく載っていました。
北海道新聞愛読者としてうれしいです。
この写真はよく覚えています。
どうやって撮ったのだろうと思っていました。
■ ■
北海道新聞社が脱線事故スクープ写真で新聞協会賞 腐食レールの断面撮影、事故原因の核心に迫る
日本新聞協会は3日、2025年度の新聞協会賞を発表した。北海道新聞社の「『JR貨物脱線事故 破断した腐食レール』のスクープ写真」(野沢俊介記者=函館支社報道部写真映像課)など計7件が選ばれた。
北海道新聞社が受賞した写真は24年11月16日未明、渡島管内森町のJR函館線で発生した貨物列車の脱線事故の際に撮影し、同19日朝刊に掲載した。取材で得た情報を基に、規制線の外から望遠レンズを構え、腐食で著しく薄くなったレールの断面を捉えた。事故原因が特定されていない段階で、核心に迫る写真となった。
北海道新聞社が新聞協会賞を受賞するのは、22年度の「安倍政権の日ロ交渉を追った長期連載・消えた『四島返還』を柱とする『#北方領土考』キャンペーン」以来で、通算11回目。このうち写真による受賞は1977年度の「『ソ連ミグ25戦闘機によるベレンコ中尉亡命事件』の写真報道」以来、通算2回目。
新聞協会は授賞理由で「事故原因を雄弁に語るショットは写真の力を改めて示すとともに、インフラの老朽化に警鐘を鳴らした報道」と高く評価した。
新聞協会賞に105件、新聞技術賞に4件、新聞経営賞に3件の応募があった。授賞式は10月15日、東京・帝国ホテルで開催される第78回新聞大会で行われる。
その他の受賞は次の通り。
【新聞協会賞】▽朝日新聞社「日本郵便による不当に高額な違約金や不適切点呼をめぐる一連の特報」▽信濃毎日新聞社「長野県石油商業組合『ガソリン価格カルテル疑惑』を巡る一連のスクープ」▽中国新聞社「写真連載『里海の今』」▽神戸新聞社「阪神・淡路大震災30年報道」▽中国新聞社「被爆80年企画『ヒロシマ ドキュメント』」▽日本放送協会「NHKスペシャル『オンラインカジノ “人間操作”の正体』」【新聞技術賞】日本経済新聞社「Ask!NIKKEI『広く、深く、早く知る。』ニュースに新たな価値を」【新聞経営賞】該当なし


野沢俊介記者
「細すぎるレール」に背筋凍る 新聞協会賞の野沢記者が振り返る撮影の裏側
脱線事故の翌朝、11月の冷たい雨の中、現場では破断したレールの付け替え作業が始まっていました。雨具を着込んで、レールが運び出される動線を予測し、断面が目の前を通過するであろう場所から望遠レンズを構え続けました。
レールは撤去しやすいように複数本に切断された後、腰の高さほどにつり上げられ、それを支える作業員の手や体で隠れる厳しい撮影環境でした。「撮るのは難しいかもしれない」。そう思い始めた時、レールがレンズの先を通過し、作業員が持ち手を変える一瞬の間が生まれ、祈るような気持ちで連続してシャッターを切りました。時間にして1秒間。3枚だけが断面を正面から捉えていました。
■写真確認し言葉失う
撮影では片膝をついて、カメラを地面近くから少し上向きのアングルで固め、レールの動きを確認しやすいようにファインダーではなく、液晶モニターを頼りに狙いました。
撮影した写真を確認し、言葉を失いました。
レールの腹部が、これまで列車の重みに耐えてきたことが想像できないほど細く、今にも折れそうでした。脱線車両が普段、このレールを通っている特急列車だったら大惨事になっていたと、背筋が凍る感覚になったことを覚えています。
JRの事故現場は通常、規制線が張られ、容易には近づけません。近くに道路などがない山間部や海岸沿いでの発生も、地理的な制約で撮影が困難となり、JR側の提供写真を使って報道せざるを得ないケースが多くあります。
今回は道路沿いの踏切が事故現場のため、数メートルの距離まで近づくことができました。だからこそ読者に対し、事故の状況が正確にわかりやすく伝わり、事故原因に結びつくような写真を届ける責任があると考え、撮影に臨みました。
断面の撮影に狙いを定めた理由は複数あります。専門家によるレール損傷の分析、前日夜に現場で見たレール側面のひどいひび割れ、保線経験者による塩水劣化の指摘―。現場で見聞きした内容や、同僚の記者が取材した多角的な情報を基に、断面の写真が事故原因に近づくため必要と考えたためです。北海道新聞の取材網がなければ得られない示唆でした。
事実を捉える写真には、人の心に強く訴える力があると信じています。これからも北海道のさまざまな現場でカメラを向け、物事の背景や埋もれていた事実を明らかにする一枚を撮影したいと思います。(野沢俊介)

撤去作業で運ばれる腐食したレール。作業員が手を放した一瞬、破断したレールを正面から捉えることができた=2024年11月17日午前10時40分、森町富士見町

鷲ノ木道路踏切から撤去される腐食したレールの断面(左)と、通常幅のレールの断面=2024年11月17日、森町富士見町

線路内から運び出される破断したレール。腹部が腐食し、一部が欠損している=2024年11月17日午前10時40分、森町富士見町

雨の中、復旧にあたる作業員=2024年11月17日午前10時30分、森町富士見町

復旧作業を終え、脱線事故後初めて現場の踏切を通過する貨物列車=2024年11月19日午前2時25分、森町富士見町
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
11月17日は寒いです。
写真を見ると雨が降っているようです。
函館から深夜に車を飛ばして現場まで行き、
スクープ写真を撮っていただいたのがすごいです。
報道カメラマンは深夜も早朝も仕事があります。
恩師、故濱本淳二先生のご長男(濱本道夫さん)が道新のカメラマンです。
新聞協会賞おめでとうございます。
これからもいい紙面をつくってください。
とてもうれしいです。
医学講座
クマ「緊急銃猟」運用に残る課題_北海道新聞
今日は2025年9月3日(水)です。
北海道新聞にクマの特集が載っていました。
私が言いたいことが全部書いてありました。
さすが北海道新聞社です。
専門家お二人のご意見を、
北海道知事と内閣総理大臣に読んでいただきたいです。
クマに襲われて子供が亡くなってからでは遅すぎます。
クマの頭数を減らすべきです。

■ ■
<水曜討論>クマ「緊急銃猟」運用に残る課題
市街地に出没したヒグマを市町村の判断で猟銃駆除できる「緊急銃猟」が1日から始まった。クマの出没が相次ぐ中で、人身被害の防止が期待される一方、市町村による判断の難しさや発砲の条件といった運用に課題が残る。住民とハンターの命を守りつつ、実効性を発揮できるのか。専門家や現場を担うハンターに聞いた。
■実情踏まえ指針見直しを 銃猟免許を持つ弁護士・中村憲昭さん
改正鳥獣保護管理法に「緊急銃猟」が創設され、市街地で猟銃を使ったヒグマの駆除が、初めて法的根拠を持ちました。ハンターの1人としても歓迎していますが、障害物や死角が多い市街地は、山中での駆除に比べても予測が難しい環境です。運用に向けた課題は山積しており、実情に合った制度の見直しが不可欠です。
改正法の施行前の7月に発生した渡島管内福島町の住宅地で新聞配達員の男性が襲われ、死亡した事故では、わずか5メートルの距離からの発砲でクマが駆除されました。ハンターが襲われてもおかしくない危険な状況でした。市街地ではクマがいつ、どこから現れるか見通しにくく、駆除時の安全確保が重要です。
ただ、緊急銃猟に必要な手続きを定めた環境省のガイドラインは、発砲までの手順が煩雑で、その間に襲われるリスクがあります。弾を撃つ方向に障害物などがないか確認した上で、市町村が発砲を許可する流れですが、クマは1カ所にとどまりません。動き回るため、弾道は想定できず、発砲のハードルは上がります。
また、畑の土や芝生などの「柔らかい地形」のみをバックストップ(弾を遮る安土)とし、そこに向けて可能な限り90度近い角度で撃ち下ろすと定めています。しかし、コンクリートや建築物が多い市街地では、背後に土がある場所や、森林は少なく、基準を満たさない場所がほとんどです。
私自身が狩猟に入る山ですら、岩や硬い地面ばかりで、角度もせいぜい半分の40度ほどしかつけられません。
発砲を許可する市町村の大半は、クマの生態や銃火器に関する専門知識がある職員がいません。結果的に現場のハンターが判断を迫られる状況に陥り、業務上過失致死などの罪に問われる可能性があります。
北海道猟友会砂川支部の支部長が2019年4月、猟銃所持の許可を取り消された問題では、ハンターが砂川市の駆除要請に従ったにもかかわらず、弾が届く恐れのある建物の方向に撃ったとして処分されました。緊急銃猟でも同様の問題が起こる可能性があり、ハンター仲間からも「市街地での発砲はリスクが大きすぎる」との不安をよく聞きます。
北海道猟友会は、緊急銃猟による発砲の中止も可能と各支部に通知しましたが、当然の対応と言えます。ガイドラインでどのようなケースが刑事責任に問われるか例示するなど、ハンターが安心して駆除に集中できる環境を整備するべきです。
緊急銃猟の実施は住民の安全確保が大前提で、避難誘導も求められています。交通規制などで自治体と警察の連携が欠かせませんが、ガイドラインは「警察との連携が重要」とだけしか触れていないため、警察が協力する義務はなく、スムーズに連携できるかも見通せません。
人の生活圏へのクマの出没が続く中、新たな制度が適切に運用されなければ、住民が期待する早期の駆除につながらないばかりか、駆除が長期化して被害を拡大させてしまう恐れがあります。制度を運用していく中で、国は積極的に現場の意見に耳を傾け、ガイドラインの見直しも検討するべきです。

なかむら・のりあき 千葉県出身。早稲田大法学部卒業後、弁護士登録した2000年から札幌弁護士会に所属。17年に狩猟免許を取得した。砂川市のハンターの男性が、違法に猟銃の所持許可を取り消されたとして、処分の取り消しを求めた行政訴訟の原告代理人を務める。53歳。
■「猟友会頼み」脱却が必要 東京農大教授・山崎晃司さん

やまざき・こうじ 東京都出身。3~6歳を札幌で過ごす。茨城県自然博物館動物研究室の首席学芸員などを経て2015年から東京農大地域環境科学部教授。専門は動物生態学で奥多摩山地や秋田でツキノワグマの行動生態研究に取り組むクマ研究の第一人者。64歳。
1日施行の改正法で、市街地でも警察官職務執行法によらない発砲が可能となり、野生鳥獣管理の現場は歓迎しています。ヒグマやツキノワグマの管理に貢献すると考えています。
クマが市街地に出没した場合、現場警察官の判断だけでは事実上命令できず、動くクマを適切に駆除できる時機を逸しがちでした。今後は緊急銃猟として必要な時に発砲できる法的な仕組みが整ったと言えます。
一方、狩猟を趣味とする地域の猟友会員を緊急銃猟の担い手とするのは、この機に見直すべきです。猟友会のボランティア的なクマ駆除体制を改めないと、この先持ちません。
渡島管内福島町で7月、男性がヒグマに襲われた死亡事故を巡る問題点は、4年前に女性を襲った問題個体をきちんと駆除しなかったことに加え、男性が襲われる前に市街地へクマが出没し始めた際の初動対応の遅れです。出動した町内の猟友会員は3人で、今後増えるクマの市街地出没に対応するのは人員的に難しく、これは福島だけの問題ではありません。住民の間に不安が広がる中、クマの行動調査と状況を判断できる人材がいなければ、事故が起きる前に専門家の支援を求めるべきでした。市町村が独力で対応できないならば外部に頼ってほしい。
対応策としては、市町村が民間業者の専門的な派遣社員を雇用することです。広島県では県と市町村が連携して一般社団法人を設立し、市町村に専門職員を常駐させ、一体的に野生鳥獣対策に取り組んでいます。今は駆除を請け負ってはいませんが、将来的には緊急銃猟の実施も視野に活動しています。
民間の認定鳥獣捕獲事業者などに、駆除や防除対策を業務委託する手もあります。野生鳥獣管理を学び、夜間発砲の許可要件もクリアした若く優れたハンターが就職しています。市町村は猟友会と連携しつつも、頼らない体制に移行すべきです。
クマの捕獲経験者がいない自治体はあり、緊急銃猟に取り組めない地域もあります。クマを撃てる人材の育成が欠かせません。趣味の狩猟者ではなく、生息数調査と頭数管理ができる捕獲従事者の育成が急務です。
2023年度は北海道や東北でクマが大量出没し、秋田県では70人が襲われました。その後収まると思われましたが、今年も岩手県で住宅内でクマが住人を殺害したとみられる事故が起きるなど全国的に人身事故件数は高止まり状態です。九州、四国を除き、全国でクマの生息数が増えたことが主な原因です。
調査中ですが、多くのクマが奥山と市街地周辺を行き来している可能性があります。その場合、保護する奥山、緩衝地帯、排除する市街地と地域を区分けして管理するゾーニング管理では対応できず、全体的に密度を下げる必要が出てきます。
地域の個体群を絶滅させず、頭数を減らさないといけません。子どもが襲われた場合、「クマを1頭残らず排除しろ」となりかねず、住民のクマに対する不安や恐怖など負の感情が噴き出さない水準に抑えることが重要です。人身事故防止に重点を置いた管理体制です。人口減少社会の日本では発想の転換が必要。守る地域に注力し、獣害に強い街づくりを進める時に来ています。
<ことば>緊急銃猟 原則として発砲が禁じられている市街地周辺で、市町村がハンターに猟銃駆除を委託できる制度。発砲の条件として①クマが人の生活圏に侵入②発砲以外の方法で駆除が困難③住民らに弾丸が到達する恐れがない―などを満たす必要がある。周辺住民の避難指示や交通規制は市町村が警察などと連携する。緊急銃猟で発砲するハンターは、3年以内にクマやシカを捕獲するとともに、1年間に2回以上の射撃訓練の経験が必要。発砲に伴う物損事故は市町村が補償するが、発砲判断を巡ってハンターが刑事責任を問われる可能性もあり、北海道猟友会が懸念を表明している。(高木乃梨子 、内山岳志)



(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
北海道新聞社がクマ対策特集を組んでいただき、
ほんとうにありがたいと感謝しています。
私たちは医療の現場でクマ被害の悲惨さを知っています。
東京農大の山崎晃司教授がおっしゃるように、
地域の個体群を絶滅させず、
頭数を減らさないといけません。
銃猟免許を持つ弁護士・中村憲昭先生のご指摘通り、
ハンターが安心して駆除に集中できる環境を整備するべきです。
国は積極的に現場の意見に耳を傾け、
ガイドラインの見直しも検討するべきです。
今日の北海道新聞を首相官邸にお届けしたいです。
医学講座
101年ぶりに記録更新の猛暑2025
今日は2025年9月2日(火)です。
札幌の最高気温25℃、
さくらんぼさんの山形は最高気温35℃です。
9月なのに、、、猛暑お見舞い申し上げます。
札幌も朝の気温が22℃なのに、、、
蒸し暑い気がします。
クリニックでは冷房を入れています。
■ ■
今日の北海道新聞の記事です。
北海道の主要21地点、夏の平均気温史上最高 全道の猛暑日12日、札幌は真夏日35日観測
札幌管区気象台によると、今夏(6~8月)の北海道内は主要22観測地点のうち、檜山管内江差町を除く21地点で3カ月間の平均気温が観測史上最高を記録した。この間、道内全174観測地点では最高気温が35度以上となる猛暑日が計12日に上り、昨年の5日から2倍以上に増えた。北見市と帯広市で40度に迫る最高気温を観測するなど、各地で危険な暑さが続いた。
今夏は全国で異例の猛暑となっており、気象庁が温暖化の影響など詳細な原因を分析している。
札幌管区気象台によると、道内各地域に指定された主要22地点のうち、6~8月の平均気温が平年値を大幅に上回ったのは、オホーツク管内雄武町の20.6度(平年差プラス4.7度)や、宗谷管内枝幸町の20.6度(同4.6度)、十勝管内広尾町の20.5度(同4.5度)など。
道内全174地点で猛暑日となった日は観測史上最多だった21年の21日、23年の16日に迫る高い水準となった。
北見市では7月24日に道内観測史上2位となる最高気温39.0度を記録。同市は7月21~25日にかけ史上初めて5日連続で猛暑日となった。帯広市でも7月24日に同観測地点としては過去最高の38.8度を記録した。
このほか札幌市中央区で最高気温が30度以上の真夏日を計35日観測し、1924年(大正13年)の31日を101年ぶりに更新した。
月別では、高気圧に覆われた7月が平年に比べて特に暑くなり、主要22観測地点の全てで平均気温が観測史上最高となった。8月は前線を伴う低気圧の影響で全道的に曇りの日が多くなり、暑さが緩んだ。
今夏は日本の東海上に張り出した太平洋高気圧と西側にあるチベット高気圧の勢力がともに強い状態が続き、晴れの日が多くなった。また日本の上空を流れる偏西風が北側に蛇行した影響で、道内上空に南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなった。
北海道大大学院の佐藤友徳教授(気象学)は、例年夏に冷涼な空気を道内にもたらしてきたオホーツク海高気圧に着目。「今夏はほぼ出現せず、北日本の気温上昇に影響した」とみる。
道内は9月以降も暖かい空気に覆われやすく、11月ごろまで平年より暖かい日が続く見通し。札幌管区気象台は「気温の上昇要因が大きく変わる見込みはなく、季節の進行が遅くなると予想される」と説明する。(山岸章利)


6~8月に最高気温が30度以上の真夏日が計35日観測され、101年ぶりに記録を更新した札幌市中心部=8月27日(中本翔撮影)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
101年前に猛暑があったことを知りませんでした。
1924年(大正13年)は関東大震災の翌年です。
さくらんぼさんの日記には、
2023年に38℃が記録してあったそうです。
今朝のTVで、温暖化で宮城県で伊勢エビが獲れるようになったとか、
とにかく異常気象です。
101年前の猛暑はどうして起きたのかなぁ~?
…と考えてしまいました。
医学講座
防災の日2025
今日は2025年9月1日(月)です。
防災の日です。
今日の北海道新聞、卓上四季です。
<卓上四季>防災の日
きょうは「防災の日」だ。1923年9月1日に発生した関東大震災の記憶を継承し、災害への備えを点検する日だと理解していたが、創設は震災から37年後の60年である。
▼意外な経緯を水出幸輝(みずいでこうき)著「<災後>の記憶史」(人文書院)で知った。前年9月26日に発生し死者・行方不明者約5千人が出た伊勢湾台風を機に科学技術庁は台風対策を検討し、当時の中曽根康弘長官が「防災デー」を提案して閣議了解された。
▼9月1日としたのは関東大震災のほかに、立春から数えて「二百十日」、台風襲来の時季を迎える厄日であることも理由とされる。
▼それにしてもこの災害大国で脳裏に刻まねばならない日付は増える一方だ。阪神・淡路に東日本、能登半島。北海道では胆振東部地震から6日で7年となる。かててくわえて夏に常態化した猛暑と豪雨。災害は忘れる間もなく常にそこにある危機となった。
▼寺田寅彦は随筆「天災と国防」でこう記している。「戦争はぜひとも避けようと思えば人間の力で避けられなくはないであろうが、天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけには行かない」。
▼確かに地震と津波は今もそうだ。しかし猛暑や豪雨をもたらす気候変動には人類の英知によってまだ対処のしようがあろう。いや、戦争さえやめられぬ人間に多くを期待するのは酷なのか。

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
伊勢湾台風の後で、
中曽根康弘科学技術庁長官が「防災デー」を提案したのは知りませんでした。
科学技術庁という名前を聞かなくなりました。
2001年に中央省庁再編で、
文部省と統合され、文部科学省なったことも再認識しました。
卓上四季に書かれているように、
阪神・淡路、東日本、能登半島と大きな地震がありました。
温暖化も大変です。
■ ■
立春から数えて「二百十日」、
台風襲来も困ります。
防災の日に、
胆振東部地震で困った水をチェックします。
戦争も終わってほしいです。
防災の日にすることがたくさんありそうです。
災難はいつも身近にあるが、
私の座右の銘です。
休診日のご案内
2025年11月の休診日
11月の休診日は以下のとおりです。
5日(水)6日(木)
13日(木)
19日(水)20日(木)21日(金)日本頭蓋顎顔面外科学会のため休診させていただきます
24日(月)振替休日
27日(木)
医学講座
北海道マラソン2025
今日は2025年8月31日(日)です。
8月の最終日曜日は北海道マラソンです。
朝の気温は24℃、
最高気温は27℃です。
お天気は曇りです。
さくらんぼさんの山形は最高気温33℃なのに、
北海道だけ涼しくなって申し訳ございません。
■ ■
北海道マラソン2011
北海道マラソン2012
北海道マラソン2013
北海道マラソン2014
北海道マラソン2017
北海道マラソン2018
北海道マラソン2019
北海道マラソン2022
北海道マラソン2023
北海道マラソン2024
2020年と2021年はコロナ禍で開催されませんでした。
今年は第37回です。
■ ■
朝からヘリが上空を飛んでいました。
下の写真は札幌美容形成外科の前の南1条通りです。
この先をランナーが走っています。
右側に見えるのが市電です。
折り返し運転になっています。
2017年までは前のビルでした。
早いもので移転してから8年になりました。
私はマラソンは無理ですが、
健康に気をつけて診療を続けます。
■ ■
優勝は
男子:上門大祐(大塚製薬)2時間11分36秒
女子:坂口愛和(ベアーズ)2時間31分50秒
でした。

医学講座
北海道猟友会_ハンター判断で発砲中止も可
今日は2025年8月30日(土)です。
8月もあと2日、
東京では39℃の猛暑です。
さくらんぼさんの山形は今日も31℃です。
札幌は涼しくなりました。
今日の最高気温は23℃です。
明日は北海道マラソンです。
■ ■
今日の北海道新聞の記事です。

クマ緊急銃猟「ハンター判断で発砲中止も可」北海道猟友会、支部に通知
市街地に出没したヒグマを市町村の判断で、猟銃駆除できる「緊急銃猟」の9月1日からの実施を前に、北海道猟友会(札幌)は29日、市町村から発砲要請があった場合でも、現場の状況を踏まえてハンターが猟銃駆除を中止できるとする通知を全71支部に出した。ハンターの安全確保が不十分な状況や法的責任を負うリスクがあった場合、発砲を取りやめる。
通知では、市町村が発砲が可能と判断した場合でも、ハンターが現場で「(弾止めとなる)バックストップの状態、跳弾の判断、ヒグマの反撃などを自分で確認」するよう要求。市町村の判断に疑念がある場合は「銃猟を中断、または中止し、速やかに市町村職員に伝達する必要がある」と明記した。
道猟友会は、市街地での猟銃駆除は危険性が極めて高いとし、駆除の要請に応じるかどうかを判断する上で「補償措置は重要な要因」とし、事前に各市町村や民間保険の補償対象になっているか、確認を求めている。
緊急銃猟は9月1日施行の改正鳥獣保護管理法に基づく制度で、クマが市街地に侵入し、猟銃以外での捕獲が難しい場合など、一定の条件を満たした場合、市町村の判断で駆除できる。
自治体からの駆除要請を巡っては、道猟友会が今年1月、駆除に応じる場合は自治体や警察との連携強化を求める通知を出していた。(菊池真理子)

ハンター、不安拭えず 道猟友会「中止可」通知 緊急銃猟、事故時の指針なし
市街地での猟銃駆除が市町村の判断で可能になる「緊急銃猟」を巡り、北海道猟友会(札幌)が、ハンターの最終判断で発砲を中止できると全支部に通知した。「強い表現」による通知で慎重な対応を促した格好で、法的責任を問われかねない現状への懸念を表明し、ハンターの負担軽減を訴える狙いがある。
緊急銃猟で人身事故などが起きた場合の刑事責任は、発砲する際の手順を定めた環境省のガイドラインなどで明確になっていない。道猟友会の堀江篤会長は、ハンターの刑事責任が免責される具体例を示すべきだとし、「われわれが求めていた不安を払拭する制度になったとは言いがたい」と話す。
緊急銃猟を実施する際には、周辺住民の避難や交通規制などの安全確保策が市町村に義務づけられている。その上で自治体職員が発砲の可否を判断するが、猟銃駆除の知識がある市町村職員は少ないため、猟友会は「跳弾のリスクなど職員だけで適切な判断を下せるとは考えにくく、市町村の判断を過信できない」と危惧する。
猟友会札幌支部の玉木康雄理事は「緊急銃猟の導入で法的根拠をもって駆除ができるようになったのは前進」と歓迎する一方で「ハンターの安全確保といった課題は残っている」と指摘する。
札幌市内で今月中旬に開いた緊急銃猟の訓練では、市職員が50メートル先でクマを確認したと想定し、発砲時に着用が必要な腕章をハンター4人に手渡したが、その後、猟銃の専用カバーから取り出し、発砲の準備を整えるまで5分近くかかった。参加したハンターからは「クマがこちらに向かってきかねない」と懸念の声が上がっていた。
新函館支部は緊急銃猟には応じない考えだ。水島隆支部長は「環境省のガイドラインでは建物に銃弾が当たった場合の国による金銭補償が明記されたが、ハンターの法的責任については触れていない。猟友会はあくまで趣味で狩猟を楽しむための団体なのに、リスクが大きすぎる」と訴える。
道猟友会が懸念を強める背景には、砂川市の要請により山林でクマを猟銃駆除した同市のハンターが2019年、建物に弾が到達する危険があったとし、猟銃所持の許可を取り消された「前例」がある。
緊急銃猟で発砲する市街地は山中より格段に障害物が多く、弾丸が建物の壁などに当たって軌道が変わる「跳弾」も起きやすい。道猟友会の堀江会長は「発砲判断の危険性を問われる可能性がある以上、ハンターの立場を守るため慎重な姿勢をとらざるを得ない」とし、国に駆除の専門知識のある自治体職員の養成を求める。
◇9月1日から市街地での猟銃駆除が可能になる新制度が始まり、ヒグマとの向き合い方は新たな段階に入ります。北海道新聞では「ヒグマ危機」をリニューアルし、事故防止の取り組みや共生の課題について、より積極的に報じていきます。(尹順平 、高木乃梨子)

ヒグマ緊急銃猟保険、市町村に補助検討 北海道知事表明
鈴木直道知事は29日の記者会見で、ヒグマが市街地に出没した際の「緊急銃猟」による物損事故の補償に備え、市町村が保険に加入する際にかかる費用の補助を検討すると明らかにした。
環境省は緊急銃猟のガイドラインで、発砲による物損事故に備え、市町村に保険の加入を推奨している。保険加入による市町村の新たな財政負担を軽減するため、道は国の交付金の活用も視野に、具体的な補助割合などを今後詰める。
鈴木知事は会見で、ハンターや市町村の間で物損事故などに対する不安があることを念頭に「不安解消に向けてしっかりと対応していきたい」と述べた。(久保耕平)

(以上、北海道新聞より引用)
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北海道新聞社がヒグマ危機クライシス問題を取り上げてくださり、
70歳の形成外科医は感謝しています。
クマに襲われると、
ドクターヘリで搬送しても救命できないことがあります。
それほど恐ろしい猛獣です。
私はハンターをみなし公務員として、
ケガをした場合は公務災害
損害が出た場合は国が補償
これくらいは国がするべきだと考えます。
猟友会は趣味で狩猟を楽しむための団体なのに、
リスクが大きすぎます。