医学講座
台風6号_2026年6月1日
今日は2026年6月1日(月)です。
札幌は快晴のいいお天気です。
最高気温30℃です。
先週まで暖房を入れていたのに、
今日から冷房モードにしました。
さくらんぼさんの山形は最高気温33℃です。
ほんとうに大変だと思います。
■ ■
今朝のニュースで台風6号をやっていました。
6月1日から台風情報かぁ~です。
今日の沖縄便は全便欠航、
沖縄県庁
那覇・浦添・南城市役所は、
6月1日の業務を停止しました。
大変なことです。
■ ■
2026年は大変な年です。
ホルムズ海峡のために、
ナフサ不足で、
物価高がすごいことになっています。
世界中が困っています。
早く戦争をやめてほしいです。
台風6号で山形に被害がないことを願っています。

休診日のご案内
2026年8月の休診日
8月の休診日は以下のとおりです。
6日(木)
11日(火)12日(水)13日(木)14日(金)15日(土)申し訳ございません夏季休暇のため休診させていただきます
20日(木)
27日(木)
二重・眼瞼下垂
自費でも難しい眼瞼下垂症手術
今日は2026年5月31日(日)です。
札幌は晴れのいいお天気です。
最高気温25℃、
さくらんぼさんの山形は最高気温29℃です。
果樹園の作業は屋外で大変です。
UVカットの指数が1番高い製品でも、
『目の周りは汗をかくと痛くて痛くて…』
ほんとうにお疲れ様です
■ ■
昨年の5月31日に眼瞼下垂の修正手術2025を書きました。
今年も日本美容外科学会(JSAS)に参加して思いました。
自費の手術でも、
眼瞼下垂症は難しいです。
眼瞼下垂の手術【保険と自費】
2021年7月7日の院長日記です。
札幌美容形成外科では保険の手術しかしていません。
私の目は【保険】で治していただきました。
■ ■
保険の手術でも、
キズがきれいで快適な目に治すのが形成外科です。
形成外科か美容外科か?
迷う人もいらっしゃると思います。
JSASに参加される先生は、
ほぼ100%近くが自費診療です。
上手な先生もいらっしゃいますが、
自費だから100%満足とはなりません。
やはり先生の腕だと思いました。

手術前

1年後


手術後

手術前

手術後

医学講座
第114回日本美容外科学会(JSAS)東京③
今日は2026年5月30日(土)です。
昨夜第114回日本美容外科学会(JSAS)から帰ってきました。
昨日午前11時ごろ、
羽田発鹿児島行きの
JAL645便のタイヤが損傷して緊急事態を宣言しました。
JAL機は成田空港に緊急着陸しました。
羽田空港のD滑走路にタイヤ片が散乱したため、
D滑走路が一時閉鎖されました。
■ ■
その影響で便が乱れて、
私が搭乗したANA77便は2時間遅れで出発しました。
いつどんな事故があるかわかりません。
医療事故と航空機事故は似たところがあります。
♡安全♡はあたりまえです。
でも事故が起こることはあります。
JSASに参加すると、
美容外科の事故や問題点がわかります。
■ ■
今年の第114回日本美容外科学会JSASでも、
患者さんからのクレームや、
不満足な結果を学びました。
美容外科は過当競争です。
インスタで有名な先生の手術を見ました。
どう見ても、
この患者さん、
鼻の穴が小さくなりすぎているなぁ~
…という症例を見ました。
SNSでクリニックを選ぶと大変なことになります。
71歳、事故を起こさないように今日も手術をしました。
医学講座
第114回日本美容外科学会(JSAS)東京②
今日は2026年5月29日(金)です。
2日間の114回日本美容外科学会(JSAS)が終わりました。
これから札幌に帰ります。
今日の東京は31℃でした。
札幌は最高気温18℃です。
日本は広いです。
これからの季節は北海道が快適です。
■ ■
昨日、麻酔科の大ベテラン吉野秋男先生から教えていただいた、
全身麻酔のお話しです。
安全に全身麻酔をかけるのは、
美容外科では特に大切です。
ある大学病院で美容外科を開設したものの、
麻酔科から全身麻酔を断られたことがありました。
美容外科麻酔には医師賠償責任保険が使えないという理由でした。
■ ■
吉野秋男先生は、
たくさんの美容外科手術の全身麻酔をかけていらっしゃいます。
私とほぼ同年代のベテラン麻酔科医です。
ラリンゲルマスクlaryngeal maskが、
美容外科麻酔に有用で、
新しい形の製品ができていることがわかりました。
私がLMを使うことはありませんが、
同年代の先生が現役でがんばっていることで、
とても元気をいただきました。
明日からまたがんばって働きます。
医学講座
第114回日本美容外科学会(JSAS)東京①
今日は2026年5月28日(木)です。
第114回日本美容外科学会(JSAS)に来ています。
東京は曇りで27℃です。
さくらんぼさんのところは29℃です。
お身体に気をつけてください。
今日は9:00から18:00まででした。
4つの会場があります。
■ ■
日本美容外科学会JSASが、
他の学会と一番違うのは会場の配置です。
どなたが考えたのかわかりませんが、
企業展示会場を通らないと、
メインの第一会場に入れません。
出展する業者さんにとっては、
とってもありがたい配置です。
■ ■
第一会場に展示会場の音が少し入ってしまう欠点もありますが、
他の学会にはない配慮です。
日本美容外科学会JSASに批判的な先生もいらっしゃいます。
とてもためになる発表もあります。
今日の発表で印象に残ったものです。
シンポジウム6
安全な周術期管理に向けて
5月28日(木)13:50~14:50 第3会場
座長:
岩下眞之(帝京大学医学部救急医学講座)
演者:
美容外科手術における周術期安全管理
―最新の国際基準に基づくリスクマネジメントと実践的対応―
岩下眞之(帝京大学医学部救急医学講座)
顔面手術の麻酔におけるラリングルマスクの有用性と問題点
吉野秋男(一般社団法人麻酔アカデミアジャパン)
■ ■
パネルディスカッション1
上眼瞼の匠のこだわり
5月28日(木)16:30~18:00 第1会場
座長:
小室裕造(帝京大学医学部形成外科)
池田欣生(東京皮膚科・形成外科)
演者:
フック型眉下切開(眉毛下皮膚切除術)による上眼瞼内側のリフト補完
金沢雄一郎(酒井形成外科)
目元整形が顔全体に及ぼす影響について
上木原達哉(KAI CLINIC TOKYO)
上眼瞼のたるみ取りの術式選択を考える~最適な術式選択アルゴリズム~
中村 優(KATACHI CLINIC 美容外科・形成外科/藤原眼科/コントアクリニック)
審美性を追求する眼瞼マイクロサージャリー(顕微鏡手術)事始め
吉澤秀和(NEW FACE AESTHETIC CLINIC)
■ ■
日本美容外科学会(JSAPS)にはない内容もあります。
今日とても勉強になったのは、
帝京大学医学部救急医学講座の岩下眞之先生のご発表、
局所麻酔薬による中毒とその対策でした。
一般社団法人麻酔アカデミアジャパン、
麻酔科の大ベテラン吉野秋男先生のお話しもとても勉強になりました。
2024年のJSASでも麻酔関連の講演がためになりました。
実際に美容外科で麻酔をかけていらっしゃる、
吉野秋男先生のご発表はためになりました。
■ ■
他にもたくさんのことを学びました。
詳しいことは明日以降に書きます。
学会に参加すると、
『みんな苦労しているなぁ~』
…とつくづく思います。
安全に手術をすることも、
患者さんに満足していただくことも、
どちらも大変なことです。
医学講座
明日から第114回日本美容外科学会(JSAS)
今日は2026年5月27日(水)です。
明日から第114回日本美容外科学会(JSAS)です。
今年の会長は、
今泉スキンクリニックの
今泉明子先生です。
日本にある2つの日本美容外科学会、
会員数が圧倒的に多いのがJSASじぇいさすです。
■ ■
形成外科医が多いのがJSAPSじぇいさぷす
私はどちらの日本美容外科学会にも参加しています。
おそらく最高齢の参加者の一人だと思います。
今は形成外科の保険診療を主にやっていますが、
最新の美容外科治療も勉強しています。
じじ医でも新しいことに興味があります。
明日から2日間勉強します。

医学講座
地方病院の閉院_命の格差
今日は2026年5月26日(火)です。
さくらんぼさんの山形は最高気温28℃、
札幌の最高気温は24℃です。
暑い中での作業は大変です。
お身体に気をつけてください。
今日のYahoo!ニュースです。
医師は都市部に集中、地方で相次ぐ病院の統合・再編や閉院…「命の格差」生まれかねず
[ニッポンクライシス]第2部「人・くらし」②
4月中旬、岩手県沿岸部にある宮古市の県立宮古病院に、仕事中、息が苦しくなった岩泉町の男性(63)が救急搬送された。急性心筋梗塞(こうそく)で心臓の動きが弱まり、血液を全身に送り出すのが難しいショック状態に陥りかけていた。
すぐにカテーテル(細い管)を挿入して、詰まった血管を広げる緊急治療が始まった。発症から一刻も早く治療しないと命に関わるが、血流は56分後に回復できた。病院到着も早いほどよく、搬送は隣接する宮古市まで30分弱で済んだが、内陸部にある盛岡市周辺の病院なら1時間以上かかった。治療した山屋昌平医師は「遠く離れた病院まで運んでいたら、間に合わなかった」と打ち明ける。
医師が都市部に集中し、地方で不足する地域偏在だけでなく、診療科による偏りも生じている。カテーテルを使った緊急治療ができる循環器内科医は、過酷な勤務環境が敬遠され、外科医などと同様に、なり手が減っている。
宮古病院は2人の医師が24時間365日、この緊急対応をカバーする。ぎりぎり持ちこたえているが、県沿岸部は専門医が少なく、今後は地域によって「命の格差」が生まれかねない。心筋梗塞などの心疾患は日本人の死因で、がんに次ぐ2位だ。岩手医科大の森野禎浩教授(循環器内科)は「地域の医療提供体制が崩れれば、心筋梗塞の救命率が一気に悪化する恐れがある」と危機感を募らせる。
全国の病院は、物価高や人件費の上昇などで経営悪化に苦しむ。自治体病院の95%、民間病院の59%が赤字だ。地方では人口減少に伴い、患者数も減少傾向にあり、病院の統合・再編や閉院の動きも相次いでいる。
北海道函館市の函館赤十字病院(137床)は2027年3月末をめどに閉院を検討している。市の人口は約23万人とピーク時から10万人以上減った。11の診療科を持ち、地域医療の中核を担ってきたが、経常赤字は2023、2024年度に1億円を超え、建物は築40年以上と老朽化が進む。地元の医療関係者は「市内の病院が今の体制を続ければ、病院同士の競争が激しくなり、共倒れになる」と話す。
だが、身近な医療機関がなくなることは、車を持たないなど交通弱者の高齢者にとって特に影響が大きい。
2024年3月、地域唯一の診療所が閉院した長崎県西海市の旧崎戸町地区では「医師不在」という事態に直面する。隣町から月1回、巡回診療に訪れる永田純一医師は「高齢者には、体調不良などを気軽に相談できる『かかりつけ医』が欠かせない。地域に住み続けられなくなる」と訴える。
「診療所ゼロ」の自治体は、医師が75歳で引退すると仮定した場合、2040年には342市町村と全体の2割を占め、2022年と比べ4.4倍に増えるという厚生労働省の試算もある。
日本は人口減少社会に突入し、拡充を進めてきた医療も需要の縮小を見込んだ体制への転換が迫られている。病院の集約化はがん治療などで必要だが、心筋梗塞のような救急治療では、地域に応じた対策が求められる。
地域医療に詳しい城西大の伊関友伸教授(行政学)は「医療資源を効率的に活用するため、日本の医療提供体制は、病院の統合・再編や役割分担の明確化など前向きな『撤退戦』が求められている」と指摘。その上で「採算性が低くても地域に必要な機能は残さないと、救える命が救えなくなる」と語る。


カテーテルを入れて心臓を調べる山屋医師(左から2人目)。こうした検査や治療は医師2人以上が必要だ(5月中旬、岩手県宮古市で)(読売新聞)
(以上、Yahoo!ニュース、読売新聞より引用)
■ ■
とても興味深く読みました。
医師が75歳で引退すると仮定した場合
75歳で引退かぁ~
あと4年です。
自治体病院の95%、
民間病院の59%が赤字です。
■ ■
岩泉町の男性(63)が救急搬送され、
急性心筋梗塞の治療が受けられてよかったです。
循環器病学は劇的に進歩しました。
今だったら64歳で亡くなった、
うちの奥さんの父親も助かっていたと思います。
ステントという素晴らしい技術のおかげです。
2人の先生で24時間365日対応するのは大変です。
一人でも多くの若い先生が循環器に興味を持ってほしいです。
医学講座
ナフサ_納得せず64%
今日は2026年5月25日(月)です。
寒暖差が大きい天気が続いています。
さくらんぼさんは屋外の作業なので大変です。
お身体に気をつけてください。
今日のYahoo!ニュースです。
「ナフサ問題ない」政府の説明に「納得せず」64%、高市内閣の支持率は横ばい…読売世論調査
読売新聞社は22~24日に全国世論調査を実施した。原油から精製されるナフサ(粗製ガソリン)の供給に問題はないという政府の説明に「納得できない」は64%で、「納得できる」の25%を上回った。ナフサはイラン情勢を受け、供給不安が広がっている。政府の説明に「納得できない」は、内閣支持層でも57%と半数を超えた。
高市内閣の支持率は64%で、前回(4月17~19日調査)からほぼ横ばいだった。不支持率は27%(同24%)。政党支持率は自民党35%(前回38%)、日本維新の会4%(同2%)、国民民主党4%(同3%)などの順だった。無党派層は38%(同35%)。


シンナーの入荷が未定となっているホームセンターの売り場(15日、福井県内で)(読売新聞)
(以上、Yahoo!ニュース、読売新聞より引用)
■ ■
毎日新聞の世論調査では、
高市内閣の支持率が3%下がって50%だそうです。
読売新聞と10%も違います。
2025年10月の内閣発足以来の最低値を2カ月連続で更新
…と毎日新聞には出ています。
私もナフサ問題は深刻だと思います。
シンナーがないのが事実です。
■ ■
ホルムズ海峡が開通したとしても、
ナフサ不足はすぐには解消しません。
ますます物価高になります。
国には大至急なんとかしてほしいです。
ナフサが無くなって、
日本はほんとうに困っています。
外国も同じだと思います。
このままだと大変なことになります。
医学講座
止まる工事現場_材料ない
今日は2026年5月24日(日)です。
今朝は風が強くて、
自転車は大変でした。
昨日のYahoo!ニュースです。
「私たちの声は届いていないのか」止まる工事現場、追いつめられる中小建設業者の切実な声【報道特集】
特集は、中東情勢の影響で工事が止まる現場も出てきた建設業界についてです。「私たちの声は届いていないのではないか」。これはある建設業者の声です。経営を維持できるか、生活していけるのか。切実な訴えをお聞きください。
■「材料ない」止まる工事現場
5月20日、山形市内にあるアパートのリフォーム工事現場。足場が組まれたままの状態で、職人の姿はない。
本来なら間もなく工事は終わる予定だったが、2週間前に止まった。
現場責任者に話を聞くと…
池田塗研 鈴木清敬 部長
「何もできないです。こちらからは。物が来ないと何ともならない」
村瀬健介キャスター
「現場で足りないのは何ですか?」
池田塗研 鈴木清敬 部長
「仕上げの塗料。仕上げの塗料がまだ滞っていて」
村瀬健介キャスター
「色が変わっている所がありますね。これは作業の途中で止まってしまっている?」
池田塗研 鈴木清敬 部長
「止まっちゃいました。本来であれば1週間ぐらいで(塗料が)届くという算段だった。そこが急遽、出荷停止になってしまって」
外壁に使われている薄い色の仕上げ塗料が途中で無くなり、これ以上、作業が進められないという。
この現場では、仕上げに水性塗料を使っている。だが、その塗料が入手できなくなった。
原油から精製されるナフサ由来の塗料が不足した影響で、水性塗料の需要が高まったとみられる。
池田塗研 鈴木清敬 部長
「お客さんの問題とか私達の問題でなくて、本当に『材料がない』というので止まったのは初めてです。山形は冬場は雪が積もるし、今スタートして、冬前までガッチリ仕事をしなきゃいけない状況なんですけど」
アパートは2階建てで、3世帯入ることができる。すでに売り出しの準備が整っていた。
アパートの所有会社は…
西王不動産 真田正則 次長
「ある程度覚悟してたものの身近で聞こえてくると、山形にも来たかと。工事がストップするほどっていう部分では、過去にはなかったかなとは思います」
この現場の塗装を行っている「池田塗研」。職人は約60人いる。
現在、塗料不足の影響で、合わせて10か所の現場が止まっているという。
池田塗研 鈴木清敬 部長
「異常だと思いますね。これが続くと本当に怖くて、死活問題ですね」
会社には、塗料に関連した「価格改定」や「出荷停止」などの通知が相次いでいる。
池田塗研 鈴木清敬 部長
「電話じゃなくて、全部紙1枚で送られてくるだけなので。何の説明もなく、そこにうちらは合わせて、材料に関して考えていかなければいけないという事態です。何とかなりませんかね、本当…」
池田塗研の社長は、工事が終わらないことで経営にも影響が出ていると話す。
池田塗研 池田佳貴 社長
「前金をもらってないお客様、ローン組まれているお客様なんかは、完工しないと銀行から入金にならなかったりするので、キャッシュフローが結構大変な状況。東日本大震災だったりコロナの時よりも、今まで会社経営してきた中で、一番本当に最悪というか、大変な状況です」
■「私たちの声届いていないのか」追いつめられる建設業者
さらに厳しい状況に置かれているのが、小規模の建設業者だ。
5月21日、池田社長のもとを訪れたのは、かつての仕事仲間、鈴木啓泰さん。いまは職人2人を抱える塗装会社を営む。
塗料不足の影響が広がる中、池田社長に仕事を求めた。
TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「塗料入ってこないからね。塗装屋としては致命的だよね」
池田塗装 池田佳貴 社長
「せっかくコロナが明けてやっとという時に、こういうことになってしまって」
TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「ぜひ池田さんのところの仕事を、またお願いできたらなと思って」
鈴木さんの会社でも、2つの現場が足場を組んだままの状態で止まっているという。
TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「すごく苦しいです今。現場が終わらないと我々は集金できないので。2〜3か月超えると本当にやばい。もう大変なことになるなと思って」
塗装業は雪解けから暑い夏が来るまでが最盛期だ。この時期に向けて仕事を多く受注していたという。
塗料が入らないか、卸業者に問い合わせてみると…
TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「サビ止めの入りとかってどうですかね? まだ変わりないですか? やっぱり変わりはないんだ。なるほど、4月の上旬に頼んだものが、いま入ってきているような状況…」
TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「あったものがどんどん目減りしていって、底をつきそうな感じなので。最悪のシナリオは倒産。毎日ドキドキしながら生活、仕事をしている状況」
危機的な状況に鈴木さんは、政府に対して実態にあった支援を求めている。
TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「2か月間に少しでも良くなっていればいいが、完全に悪化している状態なので、私たちの声は全く届いていないんじゃないか。コロナの時のようなゼロ金利の融資であるとか、給付金とか、そういったところはちょっと考えていただきたいなと思います」
■生計立てるためにフードデリバリーも…一人親方の訴え
全国に約50万人いるとされる建設業の一人親方にも大きな影響が及んでいる。
横浜市に住む工藤修司さん(61)。軽ワゴンに機材や資材を積み、現場に赴いて働く個人事業主だ。
主にマンションの屋上や、戸建て住宅の屋根の防水工事を専門としている。工藤さんの工事には、ナフサ由来の溶剤を原料とするウレタン防水材が必要だ。
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「『イラン情勢の悪化に伴う製品の価格改定、及び供給に関するお願い』という形で、我々の方にはお知らせが来ています。我々の方に満足な流通(資材が)手元に届かなくなった」
さらに防水材を希釈するのに使用するのが、ナフサ由来のシンナーだ。
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「最初に足りなくなり始めた代表格がシンナー。シンナーがないと仕事にならない。そのぐらい重要な材料。この程度だとなかなか仕事にならない。本当にこの程度の量を少しずつ使っているというのが現状」
資材が十分にないため、工藤さんは防水工事を請け負えない状況だという。
2026年2月、3月の仕事のスケジュールを見ると、2月は19日、3月は16日、防水工事が入っていたが、4月に入ると4日に激減。5月は予定も含めて6日に減っている。
このままでは生活が成り立たないと考えた工藤さん。5月21日、車から防水工事で使う機材を運び出していた。
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「(車で)1日走り続ける。それを考えると、なるべく車の中を軽くしておいて、車の負担と燃費の方にもやさしい走り方をしたい」
ーーいま、どこに向かっているのですか?
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「フードデリバリーの業務をきょう、これから開始していく。どうしても現実的に仕事がないと生活ができない。貯金などを圧迫していて、生活費が賄えない状況が発生してしまいました。生計を立てるため、食べていかなくてはなりませんから。この年になってフードデリバリーをやるとは思いませんでした」
フードデリバリーの仕事は5月から始めた。
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「いまオファーが入りました。それでオファーを受けました」
牛丼店で商品をピックアップし、向かった届け先は5階建てでエレベーターのない団地だった。
ーー何階まで行った?
防水工事“一人親方” 工藤修司さん
「5階です。足で上っているということ。なかなか大変」
配達を終えると、すぐに別のオファーが届く。
ーー疲れますか?
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「いろんな分からない場所を探していったり、精神的にも結構きついものがあって。『どこなのだろう。これ分からないよ』と10分、20分迷って右往左往したことがたくさんある。フードデリバリーの仕事は本当に大変だなと思います」
仕事開始から約10時間、日も暮れた。ライトを片手に配達先を探す。夜は建物名が見えづらく大変だという。
この日、工藤さんは朝10時から仕事を開始。終わったのは夜8時で13件配達した。1日の収入は1万751円。ガソリン代は持ち出しのため、実質1万円をきる。
防水工事“一人親方” 工藤修司さん(61)
「建築の仕事、施工してお金を稼いでいた人間。これ僕が(仕事の)腕が悪かったり、人気がなく仕事がないのであれば、僕の責任ですから納得のいく話。いまは材料が滞ってしまっているので、仕事をしたくてもできないという状況が発生している」
「これは平時の問題でしょうか。当然、死活問題です。先行き不透明な状況で、これは死活問題でなく何なのか。日本国民全員を守るのが政治の力であるなら、僕個人1人だけじゃなし、多くの日本国民がいま、ものすごく困っているということを、軽く考えてはいけないと思う」
■8割超が中東情勢「影響あり」建設業界の苦境に政府は…
建設業界の苦しい状況に、政府はどう対応しているのか。高市総理は…
高市総理(21日・中東情勢に関する関係閣僚会議)
「建設・住宅資材につきましては、一人親方や工務店を含む川下の事業者の皆様が目詰まりを感じておられると認識しています」
政府は「ナフサ由来の石油製品は日本全体として必要な量は確保できている」として、現場で製品が不足しているのは「流通の過程で目詰まりが起きているため」との説明を繰り返している。
一人親方については、国交省が窓口となって、政府の側から積極的に情報収集を行う方針を新たに示した。
高市総理(21日・中東情勢に関する関係閣僚会議)
「特に情報の届きにくい一人親方に対しては、地方ごとにプッシュ型で調達・供給状況を把握する仕組みを構築し、対策を強化しています」
一人親方などを中心に、約59万人が加入する建設産業最大の労働組合「全国建設労働組合総連合」。最大の組合員数を抱える東京都連の中村隆幸執行委員は…
全建総連東京都連 中村隆幸 執行委員
「川上、川中、川下どこで詰まってるのか。目詰まりだというなら、どこが詰まっているのかはっきりさせて、流せるようにしてくれとずっと言っているにもかかわらず、それがない状況。やりますという回答がない。物が出てこない。融資の回答は『まだ調査中です』『どういう状況か情報だけ収集してます』では全く話にならない」
5月、全建総連がまとめたアンケート結果によると、回答した900を超える事業者のうち86%が中東情勢の「影響がある」とした。
特に入手困難な資材として、シンナーや塗料、屋根用の防水シートがあげられた。また、税負担の軽減や雇用を維持するための助成制度など、財政支援を求める声もあがった。
■「さらなる返済無理」建設事業者は国に支援要請
5月8日、「全建総連」に加盟する団体などは、国に対し財政支援などを要請した。
建設関連の事業者
「経営が成り立たないと本当に困っているのは、中小零細事業者です。『この状況があと1か月続いたら倒産する』とはっきり言っています。生命保険を家族に残すしかないと。そこまで考えている」
建設関連の事業者
「私自身もコロナの時に借入している。それを今まだ返している状況なので、また融資を受けても今度は返し切れない」
国は、中東情勢の影響を受けている事業者には、政府系金融機関から融資を行うことは可能だとしているが…
全建総連東京都連 中村隆幸 執行委員
「これ以上借り入れて、また返さないといけないと言ったら、返せない。今は仕事がない。コロナのときの融資を受けて、それも返済が始まって、ダブルやトリプルで払っている状況の中で、更なる返済はもう無理だという声が仲間の中では多い。本当に切実な思いだと」
全建総連の要望について、取材に対し国土交通省は、価格高騰対策や資材の安定供給の確保などの要望は認識しているとしたうえで、「必要に応じて他の省庁と共有して対応していきたい」と回答。
中小企業庁は、財政支援を含めた要望について「政策を検討するうえの材料とさせていただく」と回答した。
■「物価高倒産」は過去最多に
中小零細企業は、中東情勢が悪化する以前から厳しい状況におかれてきた。
帝国データバンクが2026年4月に行った調査では、物価高が原因で倒産した企業の件数、いわゆる「物価高倒産」が108件。ひと月あたり過去最多の件数となった。
帝国データバンク 情報取材課 篠塚悟 課長
「今倒産しているのは、企業規模が比較的小さい企業です。売上で5億円未満ぐらい、負債で1億円前後の事業者」
山本恵里伽キャスター
「働いている方の人数は?」
帝国データバンク 情報取材課 篠塚悟 課長
「10名未満というところ」
4月に発生した「物価高倒産」のうち最も多かった業種は建設業で、全体の3割を占め、製造業や小売業が続いた。
4月末までの時点で、中東情勢の悪化を要因とする倒産は発生していないが、長引く円安などが影響したとみられている。
帝国データバンク 情報取材課 篠塚悟 課長
「仕入れ価格の上昇を販売価格に転嫁できないところで、利益がとれず、資金繰りが苦しくなり、行き詰まる企業が増えている状況です」
今後、中東情勢の影響が広がることが懸念されている。
帝国データバンク 情報取材課 篠塚悟 課長
「取引構造を見ると、約4万7000社がナフサ由来の製造に関わっている」
帝国データバンクによると、ナフサに関連する企業は、主要石油化学製品メーカー52社をはじめとしてサプライチェーン全体で4万6741社にのぼる。
これは、製造業全体の約3割にあたるという。そのほとんどが、資本金1億円未満の中小企業ということも明らかになった。
帝国データバンク 情報取材課 篠塚悟 課長
「主力の事業を縮小せざるを得ない、そういう状況は出てくると思う。中には、事業を諦めざるを得ない事業者も出てくるのではないか」
TBS NEWS DIG Powered by JNN



(以上、Yahoo!ニュース、TBS NEWS DIGより引用)
■ ■
大変なことです。
防水工事の一人親方さんが、
フードデリバリーの仕事です。
私にフードデリバリーをさせるのと似ています。
無理です。
日本の建築現場が困っています。
一日も早く戦争を終わらせてください。
倒産しないように支援をお願いします。