医学講座
北海道大学長に宝金氏再任
今日は2025年11月11日(火)です。
寒いです。
今日も雪マークです。
自転車通勤はあきらめました。
札幌市の円山動物園にクマが出ています。
付近の住宅地にもクマが出て学校が休校しています。
人間が襲われる前に駆除してほしいです。
■ ■
今日の北海道新聞の記事です。
北海道大学長に宝金氏再任へ 選考会議が選出
北海道大学の宝金清博学長(71)の任期満了に伴う学長選で、選考・監察会議(議長=杉江和男・公益財団法人産業教育振興中央会理事長)は10日、宝金氏を次期学長予定者に選出した。近く文部科学相の任命を経て再任される。任期は2026年4月から4年。
学長選は宝金氏、新人の阿部弘特任教授(67)=副理事=、長谷山美紀教授(62)=副学長=の3氏で争われ、経営協議会の学外委員らでつくる選考・監察会議が同日、合議で決定した。
宝金氏を選考した理由として「学内外の関係者とのコミュニケーション能力にたけ、高い行動力と責任感に基づく大学運営能力に優れている」などとコメントした。
10月29日~11月4日に講師以上の教員と課長補佐相当職以上の事務職員ら約1500人を対象にした投票では、宝金氏が「経営目標」と「実行戦略」の主張を通じて最多得票を獲得し、長谷山氏と阿部氏を上回っていた。(芝垣なの香)
再選の北大・宝金学長、財政基盤強化など課題山積み 経営改革訴える新人に薄氷の勝利
北海道大の学長選で現職の宝金清博氏の再選が決まった背景には、前学長解任の混乱から経営を立て直した5年間の実績などへの評価がある。ただ、得票数では3候補のうち同大の経営改革を訴えた新人候補の一人と互角の戦いを展開し、薄氷の勝利となった。国からの運営費交付金は減少傾向が続き、教育研究環境が厳しさを増す中、財政基盤の強化など課題は山積している。
2020年度に学長に就任した宝金氏は、半導体に関する教育研究の推進や、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すサステイナビリティ推進機構の設置など改革を進めた。国立大学協会副会長としての発言力への期待からも支持を集めたとみられる。
国立大学は2004年度の法人化以降、研究費や人件費などに充てられる運営費交付金が20年間で約13%削減され、北大も2024年度は369億円と約18%減少。物価高騰で財政難に拍車がかかっている。
大学では設備更新の延期など影響が深刻だ。水の安全性などを研究する同大の教員は、水の分析機器が老朽化しており、更新に数百万~1千万円かかるという。「業者から『部品が壊れると直せない』と言われているが買い替える余裕はない。日々、不安だ」と話す。
学長選では新人の長谷山美紀氏が北大の2期連続赤字による教育研究活動への影響や優秀な研究者の相次ぐ退職などの問題を訴え、票の4割以上を集め宝金氏との差を縮めた。長谷山氏陣営の教員は「現職への批判票が相当集まった」と話す。
来年、開学150年を迎える北大。地域貢献や人材育成など「知の拠点」として果たす役割は大きい。選ばれる大学をつくるため、財源を安定的に確保し教育と研究の質を向上させるなど、宝金氏は難しいかじ取りを迫られそうだ。(芝垣なの香)


再任が決まった宝金清博氏
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
寳金清博先生が北大学長に再任されて、
とてもうれしいです。
道新には、
薄氷の勝利
財政難深刻
…と書かれています。
私は寳金先生ならできると確信しています。
2020年に学長に決まった時も大変でした。
道新の【社説】に、
『北大新学長 体制立て直しが急務』
…と書かれました。
寳金先生お身体に気をつけてがんばってください。
医学講座
病院の経営2025
今日は2025年11月10日(月)です。
朝は晴れていましたが、
雨の予報なので自転車をあきらめました。
駐輪場は11月30日(日)までです。
あと何日乗れるのかなぁ~です。
転倒すると大変なので慎重に歩いています。
■ ■
昨日の院長日記、
市立札幌病院2年連続赤字の続きです。
下の図は北海道新聞の記事から引用したものです。
2020年と2021年は病床利用率が低下しているのに、
市立札幌病院は黒字になっています。
理由は莫大な国からの補助金があったからです。
2022年は補助金が減ったので黒字が減っています。
■ ■
2023年になってコロナ補助金が大幅に減り、
今はコロナ補助金というのが死語になりました。
日本で一番最初にコロナ患者を受け入れたのが市立札幌病院です。
積極的にコロナ患者さんを受け入れてくれました。
とても頼りになる病院です。
国は医療費削減ばかり考えているように感じます。
病気になった時にいい病院がないと大変です。
医療を斜陽産業にしないために、
医療機関を大切にする政策をお願いしたいです。

(北海道新聞より引用)
医学講座
市立札幌病院_2年連続赤字で20億円超に悪化
今日は2025年11月9日(日)です。
昨日の雪はまだとけていません。
今日も自転車通勤はあきらめました。
昨日の北海道新聞の記事です。
市立札幌病院、2年連続赤字で20億円超に悪化 2014年以降で最大額 患者戻らず人件費増も直撃
札幌市が公表した病院事業(市立札幌病院)会計の2024年度決算によると、経常損失は前年度比6億1900万円増の20億5300万円で、2年連続の赤字となった。赤字額は地方公営企業会計制度が見直された2014年度以降で最大。人件費や物価の高騰が経営を圧迫しており、収支改善が急務となっている。
経常収支比率は同1.9ポイント減の92.5%で、健全経営の水準とされる100%を2年連続で下回った。累積赤字に当たる年度末の未処理欠損金は70億7500万円。
経常収入は前年度比4.4%増の253億5300万円で、うち入院収益が160億円、外来収益が66億4700万円。2024年6月の診療報酬引き上げに加え、年間の入院患者数が同1万292人増の18万9641人、外来患者数が同1685人増の25万7038人となったことが押し上げた。
病床利用率も77.3%で前年度比4.4ポイント増となったが、コロナ禍前の2019年度(81.9%)の水準までは回復していない。外来もコロナ禍前の8割程度にとどまっている。受診控えの傾向がなお続き、高齢者向けの在宅医療の拡大も背景にあるとみられる。
経常支出は前年度比6.6%増の274億600万円で、内訳は人件費が同6億3500万円増の127億4800万円、薬品費が同4億4千万円増の54億8100万円など。コロナ禍で経常収支は国の補助金により一時的に改善したが、23年度以降は人件費などの拡大に伴い赤字が続く。
病院経営に詳しい高崎健康福祉大の木村憲洋教授は「在宅医療の支援に力を入れることも議論すべきだ」と話す。市立札幌病院は小児科など一部を除き紹介制で、市病院局は「院長自らが地域の診療所を回るなど患者の確保に努めたい」としている。(綱島康之)


経常収支が2年連続赤字となった市立札幌病院。厳しい経営が続く=2日、札幌市中央区

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
私が勤務していた35年前も赤字でした。
飛行機の搭乗率に相当するのが病床利用率です。
77.3%はきびしいなぁ~と思います。
飛行機は無理ですが、
病院は午前中に退院していただき、
午後から入院されるとその病床は200%利用できるようになります。
札幌市内でも100%を超えている病院があるようです。
物価高騰と人件費増なのに、
診療報酬が増えていないことも大きな原因の一つです。
院長の休日
2025年積雪初日
今日は2025年11月8日(金)です。
朝起きたら雪が積もっていました。
北海道弁で表現すると、、、
いくら何でも早すぎるんでないかい?
または、
なんぼ何でも早すぎるんでないかい?
…です。
11月上旬に12㎝の積雪は、、、
過去にいつあったか忘れました。
■ ■
2011年積雪初日は11月17日、
2013年積雪初日は11月28日でした。
下の写真が今朝の通勤路です。
夏靴は無理なので、
急遽、冬靴を取り出しました。
一度はとけると思いますが、、、
11月上旬からこんな雪は嫌です。
■ ■
今年は街路樹にも異変があります。
毎年、たくさんの赤い実がつくナナカマドが、
今年は不作です。
山のドングリだけではなく、
街路樹のナナカマドまで実が少ないです。
スズメがよく食べていました。
気のせいかスズメが少なくなりました。
これ以上、積雪が増えないことを願っています。

2025年11月8日
昔の記憶
本間瑞子三回忌
今日は2025年11月7日(金)です。
私の母親、本間瑞子の命日です。
亡くなった翌年が一周忌、
その翌年の2年後が三回忌さんかいきだそうです。
本間家は無宗教です。
何も行事は予定していません。
昨年は納骨だったので親戚が集まりました。
日程調整が大変でした。
■ ■
父親の三回忌の時には、
当時90歳の母親が、
どうせ、
あんたも忙しいだろうし、
みんな(3月は)忙しいから、
6月頃に考えている…
よろしく
…と言われました。
■ ■
気候がいい6月に、
私の弟を呼んで定山渓温泉に行った覚えが何となくあります。
母親の三回忌はなぁ~
札幌には誰もいないしなぁ~
母親が生きていたら、
どうせ、
あんたも忙しいだろうし、
みんな忙しいから、、、
…と言われそうな気がしています。
私一人で命日の前にお墓の草取りに行きました。
私なりの供養です。

医学講座
春グマの駆除_ハンター不足で実施できず
今日は2025年11月6日(木)です。
北海道新聞にクマのことが載っていました。
春グマの駆除、北海道内110自治体で実施できず ハンター不足など背景 道の調査結果
北海道は5日、人里周辺で冬眠明けのヒグマを撃つ「春期管理捕獲」を今年実施しなかった道内の自治体が110に上ったとの調査結果を明らかにした。春期管理捕獲は道が2023年に導入したが、ハンター不足などを背景に捕獲頭数は伸びていない。全道各地でクマの出没が相次ぐ中、専門家は来年以降の体制強化が必要と指摘している。
春期管理捕獲はクマの人里への出没を抑制する狙い。市町村や地元猟友会が道の許可を得て、残雪に残る足跡などからクマを探しやすい2~5月に実施している。捕獲数は23年が20頭、24年が14頭だった。
調査は今年10月に行い、160自治体が回答。今年は50自治体が「春期管理捕獲を実施した」と答え、実際に三笠市や渡島管内森町など10自治体で22頭を捕獲した。
一方、実施しなかったと回答した110自治体のうち、その理由(複数回答)について「従事者を確保できなかった」が47自治体と最も多く、これに次いで「ヒグマを捕獲できる従事者がいない」が17自治体だった。
宗谷管内枝幸町の担当者は「地元猟友会と協議したがハンターの都合がつかず、実施を見送った」と話す。春期管理捕獲は長時間、雪山に入る必要があり、同町のハンターの多くは仕事を持っていて対応が難しかったという。
調査では、約4割の63自治体が、春以降のヒグマの出没が「例年より多い」と答えた。道ヒグマ対策室は春期管理捕獲の成果について「目に見える形になっていない」と分析。札幌市内で同日開かれたヒグマ保護管理検討会で、北大大学院文学研究院の宮内泰介教授は「熟練のハンターがおらず、春期管理捕獲を諦める自治体が多いのではないか。機運を高め、体制を整えていくことが必要だ」と話した。

■ ■
猟友会への「丸投げ」のツケ 積丹町議とのトラブルでヒグマ駆除1カ月超休止 学校休校や保護者の送迎も
【積丹】後志管内積丹町で、ヒグマ駆除を巡るハンターと町議とのトラブルをきっかけに、地元猟友会が活動を休止して1カ月以上になる。この間、小中学校近くにクマが出没した際も出動はなく、一部イベントが中止になるなど、町民は不安を募らせる。休止が長期化している背景には、駆除などを主導するべき町が、猟友会にクマ対策のほとんどを「丸投げ」してきた構造の行き詰まりがある。
本年度、町内のクマの目撃件数は9月末現在で46件に上る。前年度全体の26件を大幅に上回るが、今期の捕獲は7頭で止まったまま。目撃情報が寄せられた際の痕跡調査も追いつかず、町が全戸へネット回線で発信するクマ出没の注意喚起などの情報提供も滞っている。
10月29、30の両日には、美国小の校門前や美国中の近くでクマの目撃情報があったが、猟友会の出動は無く、両校とも31日に休校措置がとられ、保護者による送迎が続く。美国小に息子が通う40代の女性は「トラブルが解決されず、町民に大きな影響が出ているのに、町からの情報はない。一日も早く猟友会の活動を再開してほしい」と不安を抱える。
影響は広がっており、町内の飲食店主は「町民の命と安全を守るべき町や町議会は何をやっているのか」といらだちを隠さない。クマにおびえて外出を控える人が増え、売り上げが落ちているという。
今回のトラブルは9月27日に起きた。町議の所有地に設置した箱わなに体重284キロの雄がかかり、安全確保のため、猟友会のハンターが町議に現場から離れるよう指示した際に口論になった。町議の「うちの土地に入るな」などといった発言に反発し、猟友会として駆除活動の休止を決めた。
関係者によると、町議は農家で、猟友会によるシカの食害への対応が不十分とし、町議会でも猟友会の活動に批判的な発言をするなど、感情的なもつれがあったという。長期にわたる駆除の休止について、町議は「正常化しないといけないとは思う」としている。
町によると、クマの駆除業務は北海道猟友会余市支部の計13人に委嘱している。町の非常勤職員(鳥獣被害対策実施隊員)に位置づけられ、町と余市署から出動要請があったときに出動する。
活動休止を機に、猟友会側は同様のトラブルの防止を含め、町側の責任を明確化するよう求めている。余市支部のベテランハンターは「トラブルの発端となった安全確保の『人払い』を含め、駆除に関わるほぼすべてを猟友会に丸投げしてきたことが問題の本質」と指摘し、「命がけで協力する以上、町として一般人を近づけない対策の徹底や管理職の立ち会いが必要」とし、町との協議を始めた。
ただ、町役場の職員は50人弱で、人繰りは厳しい。十河(そごう)昌寛副町長は「町が果たす責任範囲を具体化し、駆除の再開を急ぎたい。ただ、限られた職員数で機動的に動くのは難しく、札幌市など大都市と違い専門職員を置く財政的余裕もない」と話す。
状況は深刻化の一途をたどる。町役場には抗議や問い合わせの電話が相次ぎ、職員は対応に追われて疲弊。1日には北海道のホームページに「積丹町役場を爆破する」との書き込みが見つかり、町文化祭が中止になった。町はクマ駆除問題との関連を明らかにしていないが、混乱に拍車がかかっている。
北海道猟友会によると、クマの大量出没が続く今年は、猟友会員が対応する件数が例年の3倍超に上り、各地で負担が増している。道猟友会の堀江篤会長は「積丹町のように巡視などの業務がハンターに丸投げされるケースは少なくない。ハンター側の不満は高まっており、他の地域でも自治体との連携が機能不全に陥りかねない」と懸念する。(土屋孝浩 、尹順平)


町議とハンターがトラブルになった駆除現場。箱わなには体重284キロの雄が入っていた=9月27日(北海道猟友会余市支部提供)
■ ■
「警察にクマ駆除は無理」大日本猟友会会長、自民PTで指摘 自衛隊の派遣も「反対」
自民党のクマ被害対策プロジェクトチームの会合が5日に開かれ、警察庁が検討している警察官によるクマ駆除について、各都道府県猟友会で構成する大日本猟友会(東京)の佐々木洋平会長(83)が「経験がなく無理」と否定的な見解を示した。クマ被害が相次ぐ秋田県への自衛隊派遣も、国防などへの影響を理由に反対した。
佐々木会長は会合後、取材に応じ、猟友会員は普段から動くシカやイノシシを狙って発砲しているが、警察官は主に止まった標的で訓練していると指摘。「向かってくるクマを10秒ほどで撃たなければならない。(警察官には)経験がなく無理だ」と述べ、現状では猟友会員が駆除を担うしかないとの考えを示した。
自衛隊の派遣は「国防が大変な中で(クマ駆除の)後方支援をさせるのはどうかと思う」と反対。被害対策について「個体調整が必要。たくさん捕るしかない」と述べ、対応した猟友会員への金銭的補償の充実を求めた。(内山岳志)

大日本猟友会の佐々木洋平会長
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
北海道新聞の記事でよくわかりました。
猟友会は民間団体です。
ボランティアでクマを駆除してくださっています。
私はハンターをみなし公務員として、
ケガをした場合は公務災害
損害が出た場合は国が補償
これくらいは国がするべきだと考えます。
猟友会は趣味で狩猟を楽しむための団体です。
医学講座
私のおっぱい何か変
今日は2025年11月5日(水)です。
全国でクマ被害が増えています。
死者数も過去最高です。
秋田県では陸上自衛隊が出動してくださいました。
鳥獣駆除の訓練をしていないので、
銃を使っての駆除はなしです。
さくらんぼさんの市のクマはまだ捕獲されていません。
日本国としてクマの頭数を減らしてください。
■ ■
今日は陥没乳頭のお話しです。
札幌美容形成外科を受診してくださった患者さんからお聞きしたことです。
中学生の頃から、
自分は他の子と違うと思ってました。
何か変とお母さんに相談したら、
『赤ちゃんを産んだら出てくる』
…と言われました。
…でも結局出てきませんでした。
こんな患者さんがたくさんいらっしゃいます。
■ ■
3人子供を産んだけど出てこなくて、
出産後に授乳できませんでした。
…という患者さんもいらっしゃいました。
ある中学生の患者さんはお母さんといらして、
『この子はずっと乳首がないんです』
…と言われました。
乳首の位置に黒い点があって、
その下に乳頭がありました。
高校生になってから手術をして治りました。
■ ■
私は高校の保健体育で教えてくれるといいと思っています。
残念なことに、
文部科学省が決めたこと以外は教えられないそうです。
私のおっぱい何か変
…と思った方にはシリコン製の乳頭吸引器で吸引してください。
AMAZONで売っていますが、
とてもたくさんの種類があります。
私はカネソンのプチパッドSサイズか、
同じような形のシリコン製をおすすめします。
使い方はKanesonのHPに書いてあります。

■ ■
陥没している部分が硬いと、
吸引すると血が出ることもあります。
そんな時は医療機関を受診してください。
近くに医療機関がない場合や、
時間がない人は、
食用のオリーブ油を少量だけつけてください。
そうすると陥没している部分がやわらかくなります。
3ヵ月以上吸引してもダメな時には、
手術を考えるといいです。
札幌市の高校生は医療費の補助が受けられます。
高い美容外科より保険適応の形成外科をおすすめします。

医学講座
クマ外傷_顔面粉砕骨折
今日は2025年11月4日(火)です。
北大金葉祭も終わり、
秋ももう少しで終わりです。
駐輪場も11月30日で終わりです。
あと26日間しか自転車通勤ができません。
私は北海道生まれの北海道育ちですが、
71年生きてきても寒い冬は嫌です。
■ ■
さくらんぼさんの市のクマはまだ捕獲されていません。
箱ワナを設置していますが、
クマはかかっていません。
ネットニュースで見る山形の箱ワナは、
北海道のヒグマ用と違っています。
ツキノワグマは顔をねらって急に襲ってきます。
くれぐれも気をつけてください。
目をやられると失明します。
■ ■
2025年11月2日の院長日記でご紹介した、
秋田大学医学部附属病院のクマ外傷は、
顔面粉砕骨折です。
治療を担当するのは形成外科です。
私はこれほど重症の顔面骨骨折は、
形成外科医人生で数回しか診たことはありません。
私の経験では、
7階から転落した患者さんと同じくらい重症です。
■ ■
下の写真では、
上顎骨じょうがくこつ
鼻骨びこつ
篩骨しこつ
頬骨きょうこつ
前頭骨ぜんとうこつ
…が粉々になっています。
これを粉砕骨折ふんさいこっせつと呼びます。
■ ■
クマパンチ一撃で顔の骨が砕けた状態です。
これだけの外傷だと、
手術時間が10時間を超えることもあります。
形成外科、
耳鼻科、
眼科、
脳神経外科、
多数の医師が手術に参加することもあります。
■ ■
クマ外傷は重症になります。
頭数が増えたクマを駆除しないと、
亡くなる人が増えます。
自分の身内が、
クマにやられて死んでしまったら、、、
悔やんでも悔やみきれません。
一日も早くクマを駆除してください。
形成外科専門医からのお願いです。



(以上、TBSニュースより引用)
医学講座
南陽市職員_クマに襲われ大けが
今日は2025年11月3日(月)文化の日です。
さくらんぼさんの市のクマは、
残念なことにまだ駆除されていません。
市職員がクマに襲われ大けがをしました。
昨日のYahoo!ニュースです。
市職員襲ったクマ捕獲に至らず警戒続く 箱わな3か所に設置もかからず行方わからず 山形・南陽市
山形県南陽市で1日朝、クマのパトロールをしていた市の職員がクマに襲われ、全治3か月の大けがをしました。市は箱わなを設置しましたが、2日も捕獲に至っておらず、引き続き現場周辺で警戒に当たっています。
1日午前6時45分ごろ、南陽市長岡でクマのパトロールをしていた市職員の58歳の男性がやぶの中から飛び出してきたクマ1頭に右手を引っかかれ、全治3か月の大けがをしました。事態を受け市は1日、現場付近の3か所に箱わなを設置しましたが、現在も捕獲には至っていません。クマの行方はわかっておらず市と警察が引き続きパトロールを行い警戒に当たっています。
現場は国道13号にほど近い雑木林で周辺には住宅や店が立ち並ぶ南陽市の中心市街地です。
1日に男性を襲ったクマは、特徴などから10月29日に市内の赤湯小学校に出没し来賓用の玄関のドアを破壊したクマと同じ個体の可能性があるとみられています。南陽市では依然としてクマの捜索が続き安全確保が難しいことから、赤湯小学校近くにある「南陽東置賜休日診療所」を2日と3日、臨時休診としました。代わりの受診先として米沢市、長井市の休日診療所を利用するように呼びかけています。

(以上、Yahoo!ニュース、山形放送より引用)
■ ■
右手に全治3か月の大けがは大変です。
利き手だったらとても不自由です。
パソコンも打てません。
ツキノワグマはやぶの中から飛び出してきて、
人間を襲うそうです。
一日も早く駆除してほしいです。
札幌でも住宅地にクマがたくさん出ています。
頭数を減らさないとダメです。
医学講座
ツキノワグマ_被害者の9割が顔面損傷
今日は2025年11月2日(日)です。
さくらんぼさんの市のクマはまだ駆除されていません。
山形県のクマはツキノワグマです。
北海道のヒグマと違って、
人間の顔をねらってきます。
顔が粉々になります。
TBSニュースの記事を紹介します。
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【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変
被害者の9割が顔面損傷
30年以上にわたり、クマの外傷患者の治療にあたってきた中永士師明なかえはじめ医師です。クマによる外傷には、特徴があると言います。
・秋田大学医学部附属病院 中永士師明医師
「やっぱり(傷をうけた)場所でいくと、ほとんど90%が顔なんですね。顔面外傷といいまして、顔の目から鼻、口、この辺のあたりをケガされるっていう方が多いですよね」
こちらはクマに襲われた患者のCT画像です。顔の骨が砕けているのが分かります。2023年、秋田大学医学部附属病院が受け入れた外傷患者のうち、およそ9割が「顔面」を損傷していました。
・秋田大学医学部附属病院 中永士師明医師
「それこそ顔をバッと一撃で吹っ飛んで、鼻までなくなったっていう人がいたんですね。救急隊がですね、鼻を持ってきてくれたんですよ。それで綺麗に形成外科で鼻がまたくっついたっていうのがあったんです」
・秋田大学医学部附属病院 中永士師明医師
「クマも自分の方が強いんだとか、相手を威嚇しようと思うので、少しでも体を大きく見せようとする。最終的に立ち上がるような感じで飛び掛かってくるので、人間の顔に当たってしまうということです」
またクマに襲われた場合、外からの衝撃による「鈍的外傷」に鋭い爪や牙による「鋭的外傷」が加わるため、複雑で重篤な損傷を伴うと言います。
・秋田大学医学部附属病院 中永士師明医師
「交通事故とか高いところから落とされているような傷だけではなく、ナイフとかでえぐられるような傷も両方が交わるので、結構深い傷になってしまう。しかも骨まで折れてしまうので、やはり感染には注意しないといけない」
「クマに襲われても、ちょっと擦り傷とか、手足をけがするだけだろうと思われたら大違いで、大変な傷になってしまうということです」
【クマ外傷の特徴】
中永医師は、北海道のヒグマは、本州のツキノワグマより体が大きく力も強いので、被害の大きさは比にならないとも話しています。
クマの攻撃で傷を負った部位のうち、顔面が90%、続いて腕70%、頭部60%、脚40%と上半身が圧倒的に多くなっています。
【顔を攻撃する理由】
クマは人を威嚇するために立ち上がるように飛びかかってくるため、人間の顔に攻撃が当たるということです。
また、クマは腕を「水平」に振ってくるそうです。
【クマに襲われた時の防御姿勢】
距離がある場合は、ゆっくり後ずさりするのが前提ですが、クマが飛び掛かってきた場合は、両手を後ろにやって、うつぶせに小さくなり、とにかく首と顔を守ることに徹してください。
クマは相手を威嚇して反撃してこないことがわかると去っていくため、それまでこの姿勢で我慢することが重要です。
餌となるドングリなどが不作となり、クマの行動範囲が拡大しています。どこでクマが出てもおかしくないと思って、行動するようにしましょう。



(以上、TBSニュースより引用)
■ ■
中永士師明なかえはじめ先生は救急の先生です。
秋田大学医学部附属病院救急科教授です。
顔を治したのは、
手塚崇文先生(秋田大学医学部形成外科)だと思います。
やぶからいきなりクマが出てきて、
鼻を食いちぎられました。
救急隊が食いちぎられた鼻を持ってきてくれたので、
手塚先生の見事なマイクロサージャリーで血管吻合をして、
鼻をくっつけてくださいました。
■ ■
2024年11月の第42回日本頭蓋顎顔面外科学会で、
秋田大学医学部形成外科の手塚崇文先生のご発表を見せていただきました。
手塚先生でなければ、
食いちぎられた鼻をくっつけるのは無理でした。
クマ外傷は重症になります。
バットで殴られてもこんなにひどくなりません。
くれぐれもクマに近づかないでください。
死んだと思ったクマに襲われた人もいます。
赤湯のクマを一日も早く駆除してほしいです。