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米国民の43%がイラン攻撃_支持せず

 今日は2026年3月2日(月)です。
 また戦争が始まりました。
 Yahoo!ニュースです。
 米国民の43%がイラン攻撃支持せず」=ロイターイプソス調査
 [ワシントン 1日 ロイター] – 1日公表のロイター/イプソス調査によると、2月28日‌に米国とイスラエルが開始⁠したイランへの大規模攻撃について「支持しない」と回答した​米国民は調査対象全体の43%に達し、「支持する」の約27%を上回‌った。29%は「分からない」と答えた。
 また56%は、トランプ大統領による米国の利‌益追求のための軍‌事力行使が「行き過ぎ」​との見方を示した。この比率を党‌派別に分けると、民主党員は87%、共和党でも23%となっ‌た。無党派層​は60%だった。
 共和党員は55%が対イラン攻‌撃を支持し、不支持は13%にとどまったが、42%は中東の⁠米軍部隊に死傷者が発生するなら賛成の気持ちが薄れるだろうと答えた。
 今回調⁠査は、米中央軍がイランへ​の軍事作‌戦で米軍関係者3人が死亡し、5人が重傷を負ったと発表する前の時点で終了し⁠ていた。
 また全体の45%、共和党員の34%、⁠無党派層の44%は、今後米国内で原油ないしガ⁠ソリンの価格が上昇する場合も、軍事作戦を‌支持⁠できなくなりそうだと述べた。
 トラ​ンプ氏の支持率は39%で、2月18-23日の調査時から1ポイント低下した。

3月1日、ワシントンの米連邦議会議事堂で撮影。 REUTERS/Annabelle Gordon(ロイター)
(以上、Yahoo!ニュース、ロイターより引用)

      ■         ■
 米兵死亡で報復宣言 対イラン作戦4週間必要」 米大統領
 【ワシントン時事】トランプ米大統領は1日、SNSでビデオ声明を発表し、米イスラエル両軍による対イラン軍事作戦を受けたイラン側の報復で米軍に3人の死者が出たことを踏まえ、「彼らの死への報復を果たし、テロリストに最も苛烈な打撃を与える」と語った。
 トランプ氏は英紙に対し、作戦終了まで「4週間程度」を要するとの見方を表明。当面は軍事的応酬が続く可能性がある。
 トランプ氏は声明で、「戦闘作戦はすべての目標を達成するまで継続する」と強調。米兵がさらに死傷する公算は大きいと認めつつ、報復を宣言した。
 また、「核兵器で武装した過激で血に飢えたテロ政権」の出現阻止という作戦目標に改めて言及。イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」や警察組織に投降を求めると同時に、「イランの愛国者たちに国を取り戻すよう要請する」と語り、体制転換のため立ち上がるよう同国市民に重ねて訴えた。
 対イラン作戦で米軍に死者が出たのは初めてで、米国はより強力な攻撃の実施を迫られる可能性もある。トランプ氏は声明発表に先立って行った英紙デーリー・メールの記者との電話インタビューで、作戦期間について「相手は大きな国で、4週間はかかるが、あるいはそれより短いかもしれない」との見方を示した。
 トランプ氏は1日、別のメディアの記者とも相次いで電話で話した。このうち米誌アトランティックとのインタビューでは、イランの最高指導者ハメネイ師の死亡後に立ち上がった新指導部が米国との対話を欲しており、話し合うことに「同意した」と説明した。対話開始の具体的時期は明らかにしなかった。
 CNBCテレビとのインタビューでは「(作戦は)予定より早く進んでいる。事態は大変前向きな形で展開している」と述べた。 

トランプ米大統領のビデオ声明=1日、SNSの投稿動画より
(以上、Yahoo!ニュース、時事通信社より引用)

      ■         ■
 また戦争です。
 トランプ大統領がやると言ったら、
 戦争がはじまりました。
 ウクライナの戦争も終わりが見えません。
 どうして戦争が終わらないのか?
 日本へ原油が届くのか?
 71歳の私は心配しています。
 これ以上、犠牲者が増えないことを祈っています。

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2026年3月1日

 今日は2026年3月1日(日)です。
 札幌は雪がとけてきました。
 車道はアスファルトが出ているところが多く、
 歩きにくかった私の通勤路も雪が減りました。
 今日は北海道の公立高校の卒業式です。
 入試は3月4日(水)です。
 昔は北大や札幌医大の入試も同じ頃にありました。
      ■         ■
 私は昭和48年1973年3月に、
 北海道札幌西高等学校を卒業しました。
 私が高校3年生時、
 1972年に札幌西高校の制服が自由になりました。
 私はお金がなく、
 ファッションのセンスもなかったので、
 卒業までずっと制服のままでした。
 西高の男子は帽子がありました。
      ■         ■
 帽子に3本の線が入っていたので、
 一見すると中学生のようでした。
 今は札幌西高校に制服があったことすら知らない人が増えたと思います。
 札幌南高校と札幌西高校は制服が無くなりましたが、
 札幌北高校には制服があります。
 女子はセーラー服で3本の線が入っています。
 頭の良さそうな子が多いです。
      ■         ■
 私が18歳だった53年前、
 卒業式のことはまったく覚えていません。
 けんいち少年はひ弱でした。
 とても未熟でした。
 勉強もできませんでした。
 札幌医大も、弘前大学医学部も、
 秋に開学した旭川医大も全部落ちました。

 挫折感だけが残りました。
 けんいち少年は、
 そこからはい上がりました。
 不合格の原因は数学でした。
      ■         ■
 札幌西高校の卒業式では、
 西高オーケストラが演奏してくれた記憶だけがあります。
 校長先生のお話しはまったく覚えていません。
 校歌の空ひろし 空ひろしの最初のところだけ覚えています。
 大学は不合格で、
 札幌予備学院医進コースに行くことになりました。
 まさか53年後の71歳まで医者をしているなんて、
 夢にも考えていませんでした。
 3月になるとそんな昔のことを思い出します。

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休診日のご案内

2026年5月の休診日

5月の休診日は以下のとおりです。
5日(火)6日(水)7日(木)
14日(木)
21日(木)
27日(水)28日(木)29日(金)日本美容外科学会(東京)のため休診

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砂川猟銃訴訟_3月27日_最高裁判決

 今日は2026年2月28日(土)です。
 いろいろなことがあった2026年2月でした。
 暴風雪と大雪
 自民党316議席で圧勝
 りくりゅうの金メダル
 市立室蘭総合病院閉院
 短い28日間にたくさんのことがありました。
      ■         ■
 今日の北海道新聞です。
 銃持たぬヒグマハンター7年耐えてきた」 砂川猟銃訴訟原告の池上さん 丸腰で警戒続け私だけの問題じゃない
 「人の役に立つハンターでいたいという信念でやってきた。それなのに銃を取り上げられ、7年間耐え忍んできた」。北海道公安委員会による猟銃の所持許可取り消し処分を巡り、有害鳥獣駆除にあたったハンターが起こした行政訴訟の27日の最高裁弁論。原告の池上治男さん(76)は閉廷後の会見でこう述べ、ヒグマ駆除という公益性が高く危険な活動を続けてきた狩猟者の思いを訴えた。
 学習塾や少林寺拳法道場を運営していた池上さんが狩猟免許を取ったのは約40年前。農家を悩ますカラスを駆除するためだった。その後、砂川市の鳥獣被害対策実施隊員としてヒグマやエゾシカの駆除に従事してきた。
 道公安委が2019年4月に猟銃の所持許可を取り消す処分を下し、池上さんはライフル銃2丁、散弾銃1丁を取り上げられ「丸腰」となった。それでも、早朝からクマの出没場所のパトロールを欠かさなかった。現場に赴き、数メートル先のやぶにいたヒグマにうなられたこともあったが、足跡などの痕跡と行動パターンを読み解いて「山に帰った」と分析、結果を住民に伝え、箱わな設置場所の助言も続けた。
 道側は弁論で、ライフル銃の弾の届く範囲は3キロで、弾丸が跳ね返る「跳弾」の恐れが高い危険な発砲だったと主張。これについては、「日本の地理や状況を分かっていない。これが通るなら誰も撃てない。私だけの問題じゃない」と述べ、敗訴が確定した場合に全国の駆除従事者に与える影響を懸念した。
 原告弁護団の中村憲昭弁護士は会見で、札幌高裁判決が跳弾の危険を強調し過ぎており、駆除現場を萎縮させたと指摘。「安心して撃てる指針を示し、速やかに池上さんに銃を返してほしい」と、最高裁が二審判決を破棄して自ら判断することに期待した。
 行政法に詳しい平裕介弁護士も、抽象的な危険を強調するのは誤りで、住民の生命財産を守るという点も考慮されるべきだと主張。「弁論を開いた以上、9割5分勝てる」と話した。
 25年度の砂川市のクマ出没件数は前年度比4倍の221件と激増し、道は「ヒグマ注意報」を発令。それでも記録が残る1962年度以降、砂川でのクマによる人身事故ゼロは続いており、猟友会員に対する地元住民と行政からの信頼は厚い。池上さんは「本年度はヒグマに2人も殺された。ツキノワグマはもっと人を襲う。クマの数が増え、狭い日本に密集している状況を(裁判官も)理解してほしい」と呼びかけた。(内山岳志 、角田悠馬 、石垣総静)


最高裁での弁論を終え、記者会見する池上治男さん(中央)と、代理人の中村憲昭弁護士(左)ら=27日、午後4時50分、東京・霞が関の司法記者クラブ(中川明紀撮影)

弁論に出廷するため、最高裁入りする池上治男さん(左)=27日午後2時半、東京・最高裁前、中川明紀撮影
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 札幌高裁小河原寧裁判長の不当判決のために、
 猟銃を取り上げられた池上治男さん(76)はお気の毒です。
 今日の北海道新聞の記事で、
 学習塾や少林寺拳法道場を運営していらした。
 約40年前に狩猟免許を取得、
 農家を悩ますカラスを駆除するためだった。
 砂川市の鳥獣被害対策実施隊員としてヒグマやエゾシカの駆除に従事してきた。

 勲章を差し上げたいくらい立派な方です。
 2026年3月27日に最高裁で勝訴していただきたいです。

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国の政策と病院の赤字

 今日は2026年2月27日(金)です。
 朝のめざましテレビに、
 りくりゅうのお二人が出演されていました。
 何度見ても素敵なお二人です。
 今日のTVではお二人でも喧嘩することがある、
 仲直りする秘訣などを教えていただきました。
 金メダルを取るまでの努力がわかりました。
      ■         ■
 残念なニュースは市立室蘭総合病院閉院です。
 私は病院長の責任ではないし、
 病院事業管理者の責任でもないと考えています。
 国の政策のためです。
 病院は斜陽産業になっています。
 ものが値上がりしていて、
 人件費が上がっているのに、
 診療報酬はそのままです。
      ■         ■
 今年は診療報酬が改訂されます。
 残念なことに、
 2026年6月からです。
 昔は4月からでしたが、
 今は6月からになっています。
 増えた診療報酬が振り込まれるのは、
 なんと8月下旬です。
 夏のボーナスには間に合いません。
      ■         ■
 私が中学校3年間を過ごした、
 北海道夕張市は赤字再生団体です。
 国の石炭政策のためでした。
 昭和30年代~40年代は、
 石炭を掘って日本の高度成長を支えていました。
 原料炭げんりょうたんという、
 製鉄に使うコークスの原料になる石炭を掘っていました。
 大夕張は三菱砿業㈱、
 夕張本町などは、
 北海道炭礦汽船㈱、通称、北炭ホクタンの炭鉱がありました。
 北炭は三井系の優良企業で、
 札幌グランドホテルや札幌テレビ放送STVの創設にも貢献した会社でした。

      ■         ■
 昔の炭鉱はお給料がよくて、
 映画館まである街でした。
 ところが今はどこも過疎化で困っています。
 石炭は海外から輸入されています。
 二酸化炭素が増える原因なので、
 石炭を使った火力発電所は絶滅危惧種です。
 かつての炭鉱と同じ苦しみなのが、
 病院の経営です。
 コロナ補助金が無くなって、
 あっとう間に赤字です。
      ■         ■
 コロナの時には大盤振る舞いでした。
 エクモカーまで作って、
 たくさんの人を救命しました。
 コロナが終わったら、
 突然補助金がなくなりました。
 あっという間にあんたいらないはないと思います。
 コロナの時には、
 病院職員は自分も危険なのにコロナ病棟で働いていました。
 室蘭市だけではなく、
 他の自治体病院も存亡の危機です。
 高市早苗総理大臣にお願いしたいです。

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室蘭市長_再生団体回避_他に選択肢はない

 今日は2026年2月26日(木)です。
 暖かくなりました。
 札幌の最低気温-4℃、最高気温5℃、
 山形の最低気温2℃、最高気温7℃です。
 札幌は歩道に雪が残っていますが、
 幹線道路はアスファルトが出ています。
 朝は路面が凍結していて滑りました。
 雪まつりが終わったら春が近づいてきます。
      ■         ■
 市立室蘭病院閉院の続きです。
 今日の北海道新聞の記事です。
 室蘭市長危機回避へ選択肢は他にない」 市立病院の閉院方針表明
 【室蘭】室蘭市の青山剛市長は25日、経営難が続く市立室蘭総合病院(517床)を2027年度をめどに閉院する方針を正式に表明した。脳神経外科など高度急性期・急性期医療については、製鉄記念室蘭病院に機能統合することで合意したことも明らかにした。関係者によると、統合対象はこれら一部に限られ、計20の診療科の大半は整理の対象となる見通し。
 青山市長は同日の市議会議員協議会で閉院の理由について「財政再生団体に転落するような危機的状況を回避するため、もはや残された選択肢は他にない」と述べ、病院経営が市財政を圧迫している現状を強調した。具体的な閉院時期には触れず、製鉄病院への機能統合を終えた後、病院会計を閉鎖するとした。
 市によると、負債清算などには70億~80億円が必要で「一般会計から負担する必要がある」と説明。財源には原則10年償還の特例債を充てる方針だ。
 2月1日現在の正職員は513人。青山市長は「できる限り地域で働き続けられる環境をしっかりとつくる」と述べ、再就職支援などに取り組む考えを示した。
 市立病院の脳神経外科は市内3総合病院で唯一手術に対応し、交通事故などの救急搬送先も担っている。製鉄病院には脳神経外科手術の対応設備がないため、当面は市立病院の施設を活用する案もあり、製鉄病院の前田征洋病院長は取材に「地域の医療機能に空白期間が生じないよう、具体的な協議を続けていく」と語った。
 眼科や皮膚科など他の診療科は医師を派遣する大学医局を含む調整が必要で、移管の行方は見通せない状況だ。(中田和樹、宮木友美子)

市立病院の閉院方針を正式に表明する室蘭市の青山剛市長

市立室蘭総合病院

      ■         ■
 7万人都市に大病院3つ 「もうからない医療限界 市立室蘭閉院へ 外来14万人入院患者どうなる
 【室蘭】市立室蘭総合病院が2027年度をめどに閉院する方針を決めたのは、患者数の減少などによる赤字拡大が深刻化したためだ。全国の公立病院が経営難に直面する中、人口減少が進む室蘭では三つの総合病院が並立し、厳しい競争が経営を圧迫してきた。医師確保や運営効率化でも民間病院に後れを取って、閉院に追い込まれた格好だ。
 本年度の1日当たり外来患者数(見込み)は530人で、前年度の614人から14%も減少。市は新年度に一般会計から約23億2千万円を繰り出す方針で、450億円規模の一般会計にとって極めて重い負担だ。
 室蘭では2018年から、市立病院、製鉄記念室蘭病院、日鋼記念病院の3総合病院を中心に再編を協議。市立病院は新型コロナウイルス関連補助金で一時、経営は持ち直したが、赤字体質は続いた。
 人口が7万3千人と過去10年で1万人以上減少した一方、病床300以上の大規模病院が三つ立地し、「クリニックに通う風邪でも市立病院に行くような状態。もうからない医療が続けられてきた」(関係者)という。
 経営環境への危機感の乏しさを指摘する声もある。病院経営の要となる医師は、消化器内科の常勤医が昨年3月の5人から現在は1人に減少した。
 病院全体で研修医も1人にとどまり、医療関係者は「医師育成を期待する大学医局にとってメリットのある病院になれなかった」と打ち明ける。
 誤算となったのが、昨年春から進めてきた日鋼病院との統合協議の頓挫だ。市の「対等合併」方針に対し、日鋼病院は徳洲会グループ(東京)入りで単独の生き残りを模索し、市立病院が「置き去り」(市議)にされた形となった。
 高度急性期・急性期医療の製鉄病院への集約方針は、2024年11月に地域協議で決まっており「既定路線」(市議)に過ぎない。
 他の診療科について、青山市長は「地域の医療機関に移管することが基本」と述べたが、採算性や、大学医局が異なるなどの課題があり、調整は容易ではない。
 閉院により外来患者延べ約14万4千人(2024年度)や入院患者は転院を迫られる。長年勤務する看護師は「採算性から民間病院では受け入れにくい病状の患者もおり、転院先はどうなるのか。私たちの身分より、ずっと心配で不安だ」と語った。
 ■経営難続く自治体病院 北海道内は6割赤字
 室蘭市の市立室蘭総合病院同様、自治体病院の多くが経営難に陥っている。日本医師会総合政策研究機構(東京)によると、2024年度に赤字を計上した全国の公立病院は前年度比15.9ポイント増の90.9%だった。北海道によると、道内で23年度に赤字となった自治体病院は全体の6割に当たる49病院だった。
 自治体病院で赤字が常態化しやすいのは、救急医療や小児科、精神科病床など「自治体の役割として地域に欠かせないが不採算になりやすい」医療を担っていることが一因だ。さらに地方では人口減に伴う患者数の減少も拍車をかける。
 会計的には、病院を経営する市町村が一般会計からの繰入金で病院の赤字を補塡(ほてん)するケースが一般的だが、国際医療福祉大大学院の高橋泰教授(医療政策)は「近年は物価上昇により赤字額がさらに拡大し、室蘭市だけでなく多くの自治体が赤字を補塡できなくなりつつある」と指摘。こうした傾向が続けば、「道内で閉院を決断する自治体はさらに増えるだろう」と話す。
 こうした状況を受け、政府は2019年、全国各地の公的病院の再編統合を検討するよう求めたが、病院の存廃は地域の衰勢に直結するだけに協議は停滞しがちだ。
 道内の自治体病院で統合に至ったのは、今年4月に経営統合する岩見沢市立総合病院と北海道中央労災病院(岩見沢市)の1例にとどまる。自治医科大の小池創一教授(地域医療政策)は「人口減が進む中、病院の統廃合は進めざるを得ない。医療空白を避けるためにも、道や市町村は病院再編協議を急ぐ必要がある」と訴える。(佐々木一範、森朱里、梶原康生)

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 看護師さんの、
 採算性から民間病院では受け入れにくい病状の患者もおり、
 転院先はどうなるのか?
 私たちの身分より、
 ずっと心配不安

 …と言われる看護師さんのお言葉が重いです。
 国の医療政策で、
 急性期の治療が終わったら転院です。
 医療費削減も大切ですが、
 自治体病院が赤字で閉院も困ります。
 市立室蘭総合病院職員の将来も心配です。

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市立室蘭病院2027年度めどに閉院へ

 今日は2026年2月25日(水)です。
 北海道新聞のトップ記事です。
 市立室蘭病院27年度めどに閉院へ 高度急性期医療は製鉄記念病院へ統合 常勤職員540人の大半、公務員の身分失う
 【室蘭】室蘭市の青山剛市長は24日、経営難の市立室蘭総合病院を2027年度をめどに閉院する方針を固めた。患者減で病院事業会計の赤字が拡大し、一般会計からの繰り出し金で支援している市が将来、夕張市と同じ「財政再生団体」に転落する可能性が生じたことなどが理由。閉院すれば約540人(25年3月末現在)の常勤職員の多くは組織改廃に伴う「分限免職」で公務員の身分を失う。高度急性期医療など市立病院の機能の一部は製鉄記念室蘭病院へ統合する方向で調整する。
 青山市長は同日夜、病院職員への説明会(非公開)で閉院方針を伝えた。25日の市議会議員協議会で正式表明する。
 医師不足などで2004年に帯広市立病院が廃院となったが、北海道などによると赤字経営を理由とした市立病院の閉院は道内で珍しい。公立病院は人件費や資材高騰で厳しい経営状況にあり、市立室蘭病院の閉院方針は、道内自治体の動向に影響を及ぼす可能性がある。
 市立病院は計20科、517床を有する大規模病院。2024年度の外来患者数は延べ約14万4千人。非常勤や委託業者を含む約千人が勤務している。
 市立病院の2024年度末の負債は計85億円。市は毎年度、一般会計から病院事業会計へ多額の繰り出しをしており、本年度は26億6800万円。市は昨年の市議会で、2029年度に全会計合わせた決算で財政再生団体に転落する見通しを示した。
 市立病院の診療科のうち、脳神経外科など高度急性期・急性期医療などを製鉄病院へ統合し、その他の診療科などは今後検討する。
 市立病院は昨年春以降、社会医療法人母恋(室蘭)が運営する日鋼記念病院と再編統合を模索してきたが、母恋が徳洲会グループ(東京)入りしたことで協議は頓挫。市は1月以降、実質的な交渉先を製鉄病院に切り替え、協議を進めていた。(佐々木一範 、宮木友美子 、森朱里)
 市立室蘭病院閉院方針 市全体の財政破綻回避へ見切り発車」 医療体制再就職課題山積
 <解説>室蘭市の青山剛市長が2027年度をめどに市立室蘭総合病院を閉院する方針を固めた背景には、巨額の赤字が累積し続ければ、市の会計全体が破綻しかねないとの強い危機感がある。ただ、財政上の都合による「見切り発車」感は否めない。患者が医療サービスを受けられる体制をどう継続していくか、職員の再就職をどう支援していくかなど、課題は山積している。
 市立病院を含む地域医療のあり方は「青山市政最大の懸案事項」(市議)だが、市や医療機関などによる2018年の再編協議開始以降、議論が進まず長期化。対等合併を模索した日鋼記念病院との協議も昨年白紙に戻り手詰まり感が漂っていた。
 昨年12月の定例市議会で市幹部は、赤字が2024年度決算と同じ18億円ほどで推移すると、市が2029年度に全会計合わせた決算で財政再生団体に転落する可能性があると答弁。このまま、繰り出しを続けると市の財政に重大事態を招く恐れがあった。
 今回、市は閉院に大きく舵を切ったが、思惑通りに進むか見通せない。一部機能は製鉄病院に集約する方針だが、詳細なスケジュールなどは未定。室蘭市では異例の公立病院の閉院で、地域住民に不安が広がる可能性もある。青山市長には丁寧な対応と説明が求められる。(佐々木一範)

市立室蘭総合病院=2025年5月6日、本社ヘリから(富田茂樹撮影)

閉院の方針が固まった市立室蘭総合病院
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 心配していました。
 市立室蘭総合病院は計20科517床
 2024年度末の負債は計85億円
 本年度は26億6800万円の赤字
 あっという間に累積赤字が100億円を超えます。
 国の医療費抑制政策のため、
 どこの病院も経営が大変です。
 市立札幌病院が2025年度14億円赤字なのに、
 市立室蘭総合病院の26億6800万円の赤字は大きいです。
      ■         ■
 札幌と室蘭の市立病院を、
 単純に比較はできません。
 昔の市立室蘭総合病院は札幌医大第一内科出身の先生が院長で、
 とてもいい病院でした。
 形成外科もありました。
 優秀な宮田成章みやたなりあき先生がいらしたこともあります。
 閉院はとても残念で悲しいです。
 分限免職で公務員の身分を失う常勤職員を何とかしてほしいです。
 失業はつらいです。

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NHKスペシャル_絆でつかんだ金メダル りくりゅう 二人の奇跡

 今日は2026年2月24日(火)です。
 りくりゅう_絆に注目
 昨夜のNHKスペシャルをみました。
 また感動しました。
 Yahoo!ニュースです。
 りくりゅうの感動再び NHKスペシャルにSNS涙 「エモくてずっと泣いて見てる」「出会うべくして出会った二人の絆」「最高オブ最高でした」と反響の声
 NHKスペシャル「絆でつかんだ金メダル りくりゅう 二人の奇跡」が23日、NHKで放送された。
 番組ではミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートペアで金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一組の出会いから、NHKが2年前から密着した練習拠点・カナダでの日々の記録映像が。五輪本番ではショートプログラム(SP)でリフトでミスがあり、まさかの5位発進。その苦境をわずか1日で立て直した2人の信頼関係が、コーチら関係者の証言も交えて描かれた。
 番組の最後には三浦が木原について「真面目で人思いで。自分のこともちゃんと考えていて。本当にスケートのために生活をしていて。本当に一緒に頑張ってこられてよかったなって思っています。隣にいるのが普通みたいな。いてくれないと困る存在ですね」と語り、木原が三浦について「本当に競技以外でもどんな形であれ体が動くうちは璃来ちゃんと一日でも長く滑れたらいいなと思います。もう史上最高のパートナーで璃来ちゃんしかパートナーはいないなって思うし、もし生まれ変わってスケートをするにしても必ずまた璃来ちゃんとチームを組みたいなって思います」と語るインタビューがあった。
 2人の再生の物語はSNSでも反響。「エモくてずっと泣いて見てる」「号泣してしまった」「感動して泣いてしまった 前向いていこうって勇気も貰った」「出会うべくして出会った二人の絆に感動。あらためて金メダルおめでとうございます!」「最高オブ最高でした」などとコメントが寄せられた。

(以上、Yahoo!ニュース、デイリースポーツより引用)

(以上、NHK_Xより引用)

      ■         ■
 木原龍一選手の、
 『絶対に落とさない』という決意、
 失意のどん底から、
 三浦璃来選手が『わたしがお姉さんになって…』、
 見事に金メダル、
 ほんとうに、
 最高オブ最高でした。
 3月2日(月)午後10:15まで、
 NHK_ONEで見ることができます。

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りくりゅう_絆に注目

 今日は2026年2月23日(月)天皇誕生日です。
 ミラノ・コルティナ五輪が終了しました。
 札幌から見ると、
 競技会場に雪がないのが気になりました。
 将来、冬季五輪を開催できるのが、
 札幌しかなくなるという、
 名誉なのか大変なのかわからないことが残りました。
      ■         ■
 今日のYahoo!ニュースです。
 りくりゅう 広告業界が熱視線 絆に注目 関係者ペアでの起用を目指しCMは争奪戦になるのでは
 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートのペアで同種目日本勢初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組が、広告業界から熱視線を集めている。高い技術や心揺さぶられる演技に加え、画面越しに伝わる信頼関係が視聴者に高評価。広告代理店関係者は「2人セットの起用を目指し、CMは争奪戦になるのでは」と語った。
 五輪はショートプログラム5位と失意のスタートとなったが、わずか1日で気持ちを立て直し、涙の金メダル。フリーの世界歴代最高得点を叩き出し、五輪史上最大の逆転劇を見せつけた。
 金メダルまでの劇的なストーリーはもちろん、フリー演技後に三浦が木原を優しく抱きしめる姿などがSNSで絶賛。日本時間22日のエキシビションでは、三浦の衣装の背中のファスナーが開いていたのを木原が自然に直す場面も話題になった。視聴者の間では「素敵な関係性」「もっと応援したい!」などの声が相次ぐ。
 広告関係者は「内容としては、2人の絆を押し出したようなもの。顧客との信頼関係が必要な大手保険会社など、ナショナルクライアントなどが目を付けそう」と話す。年間契約は「3000万~4000万円くらいが相場になるだろう」と述べた。
 表彰式での定番ルーティンも注目を集めた。表彰台に乗る時は木原が三浦を持ち上げて台に乗せ、降りる際には木原が三浦を抱きかかえて退場する。SNSでは「木原運送」と呼ばれ、今回の五輪でも披露。木原はテレビ番組などで「(三浦に)ケガをしてほしくない」という理由で始めたことを明かしており、ファンからは「完全に王子さま」などと大好評だ。
 三浦も8日に行われた団体戦で、自身のペアフリーでの高得点に驚き、キス・アンド・クライの椅子から転げ落ちるなど、感情表現豊かで、可愛らしいしぐさが話題となった。それぞれのキャラクターも相まって、今後は広告でも息の合った2人の姿が見られそうだ。

広告業界から熱視線を集める木原龍一(左)と三浦璃来(スポーツニッポン新聞社)
(以上、Yahoo!ニュース、スポーツニッポン新聞社より引用)

      ■         ■
 ふだんTVを見ない私が、
 りくりゅうの演技を何度も見ました。
 終わった後の二人が最高でした。
 信頼関係がなければできない演技です。
 三浦璃来(24)さんも、木原龍一(33)さんも最高です。
 すっかりファンになりました。
 このお二人のような選手が来てくれるなら、
 札幌で冬季五輪もいいかな?と思っています。

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ウクライナ侵攻4年_渡辺玲男編集委員_単独インタビュー

 今日は2026年2月22日(日)です。
 昨日からの最高気温9℃で雪がとけました。
 道路はザクザクで水たまりもあります。
 凍っているところもありすべります。
 気をつけて歩いてきました。
 北海道新聞にウクライナのことが載っていました。
 2月24日で4年です。
 渡辺玲男編集委員の取材です。
 とてもためになります。
 岸田元首相対ロ制裁正しかった」 ウクライナ侵攻4年 単独インタビュー 高市首相に路線継承求める

北海道新聞のインタビューに答える岸田文雄元首相=20日、東京・自民党本部(中川明紀撮影)

 ロシアによるウクライナへの全面侵攻開始から24日で4年を迎える。日本は侵攻直後から欧米と協調してロシアに制裁を科し、ウクライナ支援を続けてきた。「対ロ政策を大転換した」と語る岸田文雄元首相に、当時の思いや日本がウクライナ支援を続ける意義、北方領土問題を抱える隣国ロシアとの向き合い方について聞いた。(聞き手・編集委員 渡辺玲男)
侵攻1週間前の電話
 -岸田氏は、ロシアがウクライナに侵攻を始める1週間前の2022年2月17日にロシアのプーチン大統領と電話会談をしています。当時、ロシアが侵攻する可能性についてどのように考えていたのでしょうか。
 「予断は許されない、大変緊迫した状況にあると認識していました。ウクライナで『力による現状変更』が行われる事態になれば、アジアを含めて国際秩序全体を揺るがすことになります。日本としても重大な懸念を持って注視していました。このため日本としても緊張を緩和するために努力しなければいけない。そういった思いで電話会談を決行しました。会談では『力による現状変更』ではなく、外交交渉を通じた解決方法を追求するべきだと働きかけました」
 -当時、ロシアが実際に侵攻するかはメディアや専門家の間でも懐疑的な見方がありました。
■「いろんな情報把握してた
 「そんなに甘いもんじゃねえと思っていました。今思い返すと、やっぱり何が起こるかわからないという緊張感がありました」
 -米国などから詳しいインテリジェンス情報が入っていたのでしょうか。
 「細かいことは言えませんが、いろんな情報は当然のことながら日本政府としても把握していました。その中で緊迫した状況を感じていたということです」

ウクライナでの特別事作戦の実行を宣言するプーチン=2022年2月24日(ロシア国営テレビから)

淡々としていたプーチン
 -プーチン氏との電話会談は約25分間行われました。これが現時点で日ロ首脳の最後の対話になります。この時のプーチン氏の印象は。
 「いつもの淡々とした対応だったような感じがします。やりとりや雰囲気はちょっと思い返せないですが、特段変わった感情の起伏があった印象はありません」
 -会談の1週間後に侵攻が始まったことは、想定外ではなかったのでしょうか。
 「何が起こっても不思議がないぐらいの緊張感は、当時の国際社会もみんな持っていたと思います。プーチン大統領とのやりとりは各国首脳もやっていました。各国がそれなりの緊迫した状況を感じていた、あかしではないでしょうか」
■「許してはならない
 -日本政府は侵攻3日後に、プーチン氏への制裁に踏み切りました。国家元首に対する制裁は過去に例がなく、政府内でも賛否があったと聞きます。政府の最高責任者としてどういう議論を踏まえて、判断に至ったのでしょうか。
 「政府内の議論について、きめ細かく明らかにすることは控えます。ただ、自分自身の判断として、ロシアによるウクライナ侵略は、戦後築かれてきた国際秩序を大きく揺るがす出来事であり、許してはならないという思いでした。先進7カ国(G7)をはじめとする国際社会と連携し、しっかりとしたメッセージを発して行動しなければならない。そういった判断で制裁に踏み切りました」

プーチン大統領らへの制裁を発表し、記者団の質問に答える岸田=2022年2月27日夜、首相公邸(代表撮影)

■「安倍氏も冷静に受け止めた
 -対ロ外交に力を入れた安倍晋三元首相は、プーチン氏と27回の会談を重ねました。プーチン氏に制裁を科すにあたって、安倍氏とは相談しましたか。
 「判断にあたって連絡を取ったことを覚えています。欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は緊密に関連しており、欧州で『力による現状変更』が許されることになれば、アジアでも間違ったメッセージを受け取る国が出てきかねません。日本が毅然(きぜん)とした対応を取らないと『今日のウクライナは明日の東アジア』ということになりかねない、といった説明をしました。安倍氏は冷静に受け止め、理解していただいたと記憶しています」
 -それは電話でのやりとりですか。
 「もちろん電話です」

北海道新聞のインタビューに答える岸田文雄元首相=20日、東京・自民党本部(中川明紀撮影)

対ロ外交変えざるを得ない
 -後の国会で、当時の判断について「対ロ政策の基本を大転換する。外交における一大決断だった」と振り返っていました。それまでの日本の対ロ政策をどう評価していたのでしょうか。
 「ロシアのウクライナ侵略以前は、インド太平洋における安全保障環境が大きく変化する中、日ロ間で安定した関係を構築していくことが、日本の国益や地域の安定にとって大事でした。そういった考え方に基づいて、安倍政権で外相だった私も外交を進めてきました。しかし、先ほども言ったように、22年のロシアによるウクライナ侵略は、国際社会全体を揺るがす大きな出来事で、対ロ外交はあの時点で大きく変えざるを得ないという決断をしました」

ガス輸入継続国益踏まえ判断
 -ロシアとの間では、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」からの液化天然ガス(LNG)の輸入や漁業分野の協力もあります。それらへの影響はどのように考えていましたか。
 「当然、毅然とした対応を取らなければいけないと思いながらも、日ロ間には漁業をはじめとして、隣国ゆえにさまざまな課題や関係が存在しています。日本外交としてそういった課題に関しては、適切な意思疎通を図っていくことも大事だという認識はありました。日本外交全体の中で、日本の国益、国民の利益、そういったことについてどうあるべきなのかを考えていく発想は大事だと感じていました」

サハリン2の液化天然ガス(LNG)関連施設=2025年11月13日、サハリン州南部プリゴロドノエ

■「白か黒かではない
 -ロシアとの協力を続けることには当時、自民党内などにも反対意見がありました。圧力は感じていましたか。
 「それは全体の中で考えることで、白か黒かという話ではありません。現実のリアルな外交というのはそういうものです。それらを頭に入れながら、一つ一つ判断していくということだと思っています」
 -2014年にロシアがウクライナ南部クリミア半島を一方的に併合した時は、日本や国際社会の対応がロシアに甘かったという指摘もあります。22年の決断はその反省も頭にあったのでしょうか。
 「大きな考え方について転換しなければならないほど、ロシアによるウクライナ侵略は国際社会の流れを大きく変える、大きなインパクトがある出来事であったと思っています。あの時の判断は正しかったと思うし、今でも正しいと思っています」
■「米国追従なんて単純な外交しない
 -一方で、ウクライナ侵攻に対する日本の対応は「米国追従」という指摘もあります。
 「日本は国益とともに、国民の命や暮らしを最大限念頭におきながら外交を進めてきています。米国もどんどん変化している中で、米国追従なんていう単純な日本外交をしているわけではありません」
 -対ロ制裁を続けてきましたが、ロシアの侵攻も止まっていません。
 「もう間もなく4年になる中で戦闘が続いていることは大変遺憾なことだと思います。だからこそ今、各国が侵略を止め、平和を取り戻すための努力をいろんな形でやっているわけです。日本もそういった中でどんな役割を果たせるか、これをやっぱり真剣に考え続けていかなければならないと思っています」

G7広島サミットで記念写真に納まる(左から)バイデン米大統領、岸田首相、ウクライナのゼレンスキー大統領、フランスのマクロン大統領、カナダのトルドー首相=2023年5月21日、広島市(AP=共同)

高市首相は路線継承を
 -岸田氏は、広島でのG7サミットにウクライナのゼレンスキー大統領を呼び、ウクライナの首都キーウも訪問しました。最近の日本政府は以前に比べ、ウクライナ支援の発信が弱くなっているという指摘もあります。高市早苗政権の対応をどのように評価していますか。
 「私は日本の首相として北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に初めて出席した際に『今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない』と訴えました。今でもそのフレーズは欧州の関係者が使っています。外交あるいは歴史の中で間違った教訓を与えてはならないという思いは、今の政権においても変わらないと信じています」
 「公正で永続的な平和を実現するために各国が努力をしている中で、日本が何をできるかを考えるという立場も変わってないと思っています。情報発信の仕方については、高市首相自身のやり方もあるでしょうが、日本の基本的な考え方や対応が変わらないということは、これからもしっかり示し続けてほしいと思っています」
 -高市首相とウクライナ問題について話す機会はありましたか。
 「首相に就任されてから、経済について何度か話したことがありますが、外交については具体的な話を深くしたことは今のところはありません」

ウクライナ支援の有志国連合の首脳会合にオンライン参加し、記者団の取材に応じる高市首相=2025年10月24日夜、首相公邸

■「プーチン氏は老練な政治家
 -岸田氏は外相時代の2016年にプーチン氏と直接会談もしています。プーチン氏についてどのような印象を持っていますか。
 「安倍氏が首相時代に20数回、プーチン大統領と会談した際にも何度も同席しました。印象としては、例えば2016年にサンクトペテルブルクで会談した際は、私がロシアに足を運んだことについて歓迎してくれましたが、会談前に長時間待たされました。駆け引きなのかわかりませんが、やはり老練な政治家だなということは感じました。もう一つは会談した時の周りの対応などをみていて、国内において絶大な力を持っている指導者だという印象も受けました」

ロシアのプーチン大統領(左から2人目)と会談する岸田外相(右端)=2016年12月2日、サンクトペテルブルク(代表撮影・共同)

 -安倍氏は生前、プーチン氏には北方領土問題を解決する意思があると語っていました。岸田氏はどう感じていましたか。
 「もちろんいろいろ議論を積み重ね、努力をしていたわけですから、解決したいという思いは持っていたと思います。ただ、その背景に何があるのか、解決しようと思う理由は何なのか。心の中まではわかりません」
安倍氏の路線評価難しい
 -安倍氏は18年のシンガポールでのプーチン氏との会談で、日ソ共同宣言を交渉の基礎に位置づけ、事実上の2島返還決着を目指しました。安倍氏の路線をどのように評価していますか。
 「シンガポールでの首脳会談において、安倍首相とプーチン大統領は日ソ共同宣言に基づいて、平和条約締結を加速させようということで合意したと理解をしています。シンガポールでの合意も含めて日本側の一貫した態度として、平和条約交渉の対象は『四島の帰属の問題』だということは一貫していたと思っています。この問題は引き続き交渉を続けなければならず、交渉が終了していない段階で、その一過程を切り取って評価することは難しいと思います」

安倍氏の一周忌法要後に開かれたしのぶ会で、あいさつする岸田首相=2023年7月8日、東京都港区

 「安倍氏自身が首相を退陣する時の会見で、志半ばでこの職を離れることは断腸の思いであると述べられていたことが強く印象に残っています。それ以上、評価とか中身には触れるべきではないと考えています。ロシアによるウクライナ侵略を受け、日ロ関係が厳しい中、平和条約交渉について申し上げられるような状況ではありませんが、引き続き交渉の重要性はしっかり認識して最大限の努力を続けなければいけない課題であると思います」

択捉島中部の留別墓地を訪れ、慰霊式を行う元島民たち。北方領土墓参はこれを最後に途絶えている=2019年8月10日(同行記者団撮影)

■「ロシアと意思疎通必要
 -北方領土の返還が実現しないまま、元島民の平均年齢は90歳になりました。ロシアに厳しく対応することが優先され、墓参の再開の見通しも立っていないことに、関係者の間には置き去りにされているという思いもあります。
 「特に墓参の問題は、すぐれて人道的な問題です。これは日ロ関係の最優先課題の一つであり、強く再開を求めていかなければならない課題だと認識しています。ロシアの侵略に、日本が毅然とした対応をとることは大事ですが、先ほど言ったように日ロ間には漁業や墓参の再開をはじめ、隣国であるがゆえにさまざまな課題があります。適切な意思疎通を図っていくことは重要で、どっちを取るかという問題でもありません。日本外交全体の中で、国民の幸せや国益のためにどうあるべきか、現実的な判断を積み重ねていかなければならないと思っています」
 (以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 渡辺玲男わたなべれお編集委員は、
 北海道新聞社、元モスクワ支局長です。
 道新はウクライナの戦争前から、
 安倍政権の北方領土問題を積極的に取り上げていました
 ウクライナ侵攻から4年、
 一日も早く終わってほしいです。
 ロシアが侵攻する前に、
 米国在住の人から『戦争がはじまる』と聞いていました。
      ■         ■
 岸田文雄元首相が2022年2月17日に、
 ロシアのプーチン大統領と電話会談をしていたことははじめて知りました。
 岸田元首相がウクライナまで行かれたことは記憶しています。
 私は岸田政権の方針は正しいと思っています。
 北海道がロシアから侵攻されたら大変です。
 ロシアは隣国ですが、
 私はとても注意深く見ています。
 北海道に住んでいるとロシアは脅威です。
 北海道新聞社がいい企画をしてくれて感謝しています。

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