医学講座
第68回日本形成外科学会【東京】②
今日は2025年4月17日(木)です。
第68回日本形成外科学会は大盛況です。
今朝、日本形成外科学会総会が開催されました。
櫻井裕之教授から、
昨日の参加登録者が3200人を超えたと報告がありました。
大きな学会になったものです。
形成外科学会ができる会場が限られてきました。
■ ■
私がさくらんぼさんと知り合ったきっかけは、
2007年4月の第50回日本形成外科学会③で、
午後は山形大学医学部整形外科の荻野利彦教授の特別講演をお聴きしました。荻野先生は北大のご出身で、一時札幌医科大学教授もなさっていらっしゃいました。先生のライフワークは手の先天異常。生まれつき指が6本あったり、指が足りなかったり、あっても極端に短かったり、さまざまな異常があります。荻野先生はこの手の先天異常の世界的権威です。先生のすごいところは、そんなに偉い先生なのに、偉ぶらないのです。実に謙虚です。小柄な先生ですが、手術がとてもお上手です。もし、生まれた子供が手や足に先天異常があれば、荻野教授がお薦めです。
…と書いたのがたまたまヒットしたためでした。
■ ■
今から18年前です。
その時はホテル日航東京が学会会場でした。
今年学会が開催されている、
ホテルニューオータニでは、
2008年11月に高須克哉先生が開催された、
第5回国際美容外科学会も行われました。
高須克弥先生
奥様のシヅ先生、
…がとてもおしあわせそうでした。
■ ■
私は毎年、日本形成外科学会に参加して勉強をしています。
患者さんにいい医療を提供するためです。
毎回思うことですが、
同じ手術をしているようでも、
毎年進歩しています。
眼瞼下垂症手術のシンポジウムを聞いても、
『切開する位置』や方法が先生によって違います。
手術を続けている間は毎年勉強が必要だと痛感しています。
医学講座
第68回日本形成外科学会【東京】①
今日は2025年4月16日(水)です。
昨夜、上京しました。
今日から3日間、
第68回日本形成外科学会です。
東京は下の写真のようにいいお天気です。
桜がまだ少し残っています。
■ ■
会長の櫻井裕之教授のお言葉です。
本学術集会のテーマ
Beyond The Horizon 地平線の彼方は、
発足以来60余年を経過した日本形成外科学会が、
成熟した基本診療科としての更なる発展のために、
様々な問題解決の端緒となる議論が展開されることを祈念して掲げさせていただきました。
■ ■
今の日本形成外科学会には、
医師の働き方改革、
指導医不足、
美容医療への偏向、
地域格差、
学会員の内向き志向、
国民の認知不足
さまざまな問題があります。
■ ■
学会員数が増えて、
一つの会場で学会を開催するのが難しくなってきました。
ホテルニューオータニは広いので、
同じフロアですべての講演を聞くことができます。
知らない先生も増えていますが、
古くからの友人もたくさんいます。
70歳の私もがんばって勉強をしています。

医学講座
北広島のふるさと納税_ファイターズ効果で過去最高
今日は2025年4月15日(火)です。
昨夜はすごい雨でした。
今朝は晴れましたが曇りです。
札幌の最高気温は10℃で寒いです。
今日の北海道新聞の記事です。
ファイターズ効果で過去最高 北広島のふるさと納税5億3400万円 2024年度
【北広島】北広島市の2024年度のふるさと納税寄付総額が前年度比1.6倍の5億3400万円となり、過去最高を更新したことが14日分かった。プロ野球北海道日本ハムの応援グッズなどを返礼品として扱う「ファイターズふるさと納税」が好調で、全体を押し上げた。
市によると、2023年11月に導入した「ファイターズふるさと納税」への寄付が1億2千万円と全体の2割以上を占めた。日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道での観戦チケット購入に使える電子クーポンや、ユニホームなどの返礼品が好調だった。
フィンランドの人気キャラクター「ムーミン」の商品化権を管理する企業と包括連携協定を結び、昨秋から取り扱いを始めたムーミン関連グッズも好調で、2800万円の寄付を集めた。
市はBP開業でマチのイメージが向上し、女性を中心に野球ファン以外からも寄付が多く寄せられたとみる。川村裕樹副市長は「今後のまちづくりに活用していく」とコメントした。
市へのふるさと納税の寄付額は19年度に初めて1億円を突破し、その後は2億~3億円台で推移していた。(藤山洸一郎)


北広島市役所
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
北広島市はあっぱれです。
ファイターズが新球場予定地を探している時に、
札幌市内に決まっていればなぁ~?
…という思いが(私には)ありました。
札幌市は財政難で市役所建て替えも難しそうです。
北広島市は北海道医療大学まで引っ張ってきました。
人口増は間違いないです。
札幌市もなぁ~
もっとがんばってほしいです。
医学講座
今週は第68回日本形成外科学会
今日は2025年4月14日(月)です。
札幌は寒いです。
最高気温12℃です。
山形の最高気温も12℃で低いです。
今週前半はお天気が悪そうです。
曇時々雨の予報です。
朝は降ってませんでしたが、
帰りは雨なので自転車を置いて帰宅します。
■ ■
今週は第68回日本形成外科学会が東京で開催されます。
昨年は神戸でした。
一年はあっという間です。
今年の会長は、
私が尊敬する、
櫻井裕之先生です。
東京女子医科大学形成外科学教授・基幹分野長です。
■ ■
櫻井教授のお言葉です。
本邦におけるPlastic Surgeryは、外科、皮膚科、整形外科、耳鼻咽喉科、など異なる領域から分派した創始者達が、各々の得意分野で刮目すべき治療成績を示しながら、「形成外科」という名のもとに集結したことに始まります。
そして現在の日本形成外科学会の発展は、先人達が様々な技術を開発し、それを他分野にも移入しつつ、輪郭の定まらない形成外科学を希求し続けた成果です。だからこそ、臓器別に専門性を高め発展した外科系の他診療科とは異なった視点で、形成外科の将来を展望するべきだと考えます。
■ ■
恥ずかしいことに、
刮目かつもくがわかりませんでした。
ネットで検索すると、
目をこすって、
よく見ること
…と書いてありました。
国語辞典を引かなくなりました。
■ ■
学会はホテルニューオータニで開催されます。
第1会場から第8会場まであります。
その他にハンズオンセミナー会場もあります。
とても全部を聞くことはできません。
プログラムも分厚いです。
専用アプリをiPhoneに入れて、
自分で予定を組めるようになっています。
明日の夜から上京します。

iPhoneのアプリです
医学講座
新十津川町の乗り合いワゴン
今日は2025年4月13日(日)です。
北海道新聞、陽だまりへの投稿です。
<陽だまり>乗り合いワゴン
私は3カ月に1回、隣のまちの砂川市立病院で検診を受けている。冬の運転には自信が無い。そこで思いついたのが、初めて利用する「乗り合いワゴン」。新十津川町がタクシー会社に運営を委託している乗り物だ。
80歳を超えると、いつ、どんな体のトラブルが運転中に起きるか分からない。乗り合いワゴンの乗車方法を知ろうとまず、停留所から時刻表をもらってきた。
運行時刻の2時間前に予約することになっている。初めての利用なので、氏名、住所、年齢、最寄りの停留所名、電話番号を、タクシー会社に知らせた。
当日の乗客は、私たった一人。運転手さんは「お帰りの便は16時半ですね。降りたところで待っていてください」と丁寧に確認する。
料金は往復で、たったの400円だった。路線バスでは乗り継ぎがあって1120円かかる。おお、ありがたい。
町は、町外へは路線バスと乗り合いワゴン、町内では乗り合いワゴンとスクールバスで移動できる。行き届いた交通手段が確保されていてうれしい。
残っている乗り合いワゴンの回数券で、通院だけでなく、知らない街をブラブラ楽しもうかな。春が待ち遠しい。
沢田孝江さわだたかえ 82歳=空知管内新十津川町・主婦

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
私はとてもいいシステムだと思います。
路線バスだと1120円なのが、
乗り合いワゴンは400円はすごいです。
新十津川町から砂川市立病院への通院は大変です。
2時間前に予約で、
帰りの時間も確定できるのがすごいです。
JR赤字路線の廃止、
運転手不足でバスの減便などいい話題がありません。
新十津川町の乗り合いワゴンを教えていただき、
沢田孝江さんに感謝しています。
医学講座
札幌市役所建て替え?
今日は2025年4月12日(土)です。
札幌は晴れのいいお天気です。
最高気温18℃です。
昨日のYahoo!ニュースに、
札幌市役所のことが載っていました。
老朽化で建替えが必要だそうです。
■ ■
【札幌市役所建て替えへ】水漏れなどのトラブルは直近3年で300件以上…老朽化進む札幌市役所・本庁舎 建設費は数百億円規模か さらに膨らむ可能性も
札幌市役所の本庁舎は移転のうえ、建て替えへ。
検討を進めてきた有識者が意見書を市長に手渡しました。
「市役所本庁舎19階に来ています。天井には水が漏れた跡があり、染みが残っています」(水上孝一郎記者)
老朽化が進む札幌市役所の本庁舎。水漏れなどのトラブルはこの3年で300件以上発生しています。
完成したのは、札幌オリンピックの前年、1971年。
当時は札幌有数の高さを誇りました。
建て替えか、改修か。
有識者会議は4月11日、建て替え案を支持する意見書を提出しました。
現在の庁舎は耐震性に問題がありますが、新庁舎は防災拠点としての機能も強化します。
建設費は数百億円規模とされていますが…。
「札幌市全体の建設費がどこまで突き抜けて上がるか。待った方がいいか、すぐやった方がいいか分かりづらい状況」(市役所本庁舎あり方検討会 石橋達勇座長)
候補地はNHKの旧札幌放送会館跡地。
札幌市は早ければ2025年度中にも整備方法を決めたいとしています。
教育委員会や子ども未来局、スポーツ局などの部局は本庁舎に入りきらないことから、周辺の6つの民間ビルに入居しています。
年間賃料は5億8千万円です。
この部局を新たな庁舎に集約することで賃料負担をなくします。
さらに業務の効率化と職員間の連携を深めることで、市民への行政サービス向上につながるというのも、同検討会が移転・建て替え案を支持する理由の1つです。


(以上、Yahoo!ニュース、UHB北海道文化放送より引用)
■ ■
今の札幌市役所ができる前は、
札幌グランドホテル別館がある場所に市役所がありました。
私は覚えていますが、
知らない人もたくさんいると思います。
私が高校一年生の時に今の市役所ができました。
市立札幌病院に採用された1989年に市役所に行きました。
建て替えが必要ですがお金がありません。
札幌ドームも赤字です。
私が生きている間には無理なように思っています。
医学講座
アメリカの対中国追加関税_計145%に
今日は2025年4月11日(金)です。
札幌は曇りです。
最高気温は17℃です。
雪はほぼ無くなりました。
本州では黄砂と花粉が舞うようです。
関東地方でヒョウの予報が出ていました。
さくらんぼさんの果樹園が昨年ヒョウでやられました。
今年は豊作になることを祈っています。
■ ■
今日のYahoo!ニュースです。
アメリカの対中国追加関税、計145%に…2月と3月の発動分を追加しホワイトハウスが修正
【ワシントン=田中宏幸】米ホワイトハウスは10日、「相互関税」も含めた中国に対する追加関税の税率が計145%になると明らかにした。当初は「125%」と説明していた。米主要メディアも一斉に報じた。
報復関税など対抗措置を打ち出した中国に課す相互関税は、84%から125%に引き上げられ、「フェンタニル」の米国への流入を理由に2月と3月に発動した計20%の追加関税と合わせて第2次トランプ政権が中国に課した追加関税は計145%になる。
当初は、相互関税が84%から105%に引き上げられ、計125%になるとしていた。トランプ米大統領は9日、自身のSNSに「中国が世界の市場に示してきた敬意の欠如を踏まえ、関税を125%に引き上げ、直ちに発効させる」と投稿していた。

アメリカと中国の国旗=AP
(以上、Yahoo!ニュース、読売新聞より引用)
■ ■
トランプ関税は困ったことです。
こんなことをしても、
米国も中国も困るのは国民です。
物価が上がって、
もう米国には行けなくなります。
株価が下がったり上がったりしているので、
頭のいい投資家はもうかっているのかなぁ~?
…と(私は)考えています。
医学講座
マンションのお花たち2025
今日は2025年4月10日(木)です。
札幌は暖かくなりました。
最高気温が16℃です。
イオンの5%OFFの日なので、
奥さんと自転車で買い物に行きました。
物価高なので5%OFFはありがたいです。
お米を5kg買ってきました。
4000円以上しました。
何とかしてほしいです。
■ ■
マンションの花壇でお花が咲いています。
ガーデンクラブの役員さんのおかげです。
チューリップの芽は出ていますが、
花が咲くのはまだ先です。
私も退職したら、
ガーデンクラブに入れてもらいたいです。
草取りくらいならできると思います。
小さなお花でも心がなごみます。


医学講座
病院への補助金2025
今日は2025年4月9日(水)です。
札幌は晴れ→曇りのお天気です。
昨日の院長日記、
カレス記念病院_開院を考えてみました。
私が勤務した病院の多くが赤字でした。
今は病院の6割超が赤字です。
診療報酬が上がらず、
経費が増えているからです。
■ ■
米価高騰は食事を提供する病院を直撃します。
電気料金、ガス料金、燃料価格、
すべて病院経営を圧迫します。
最近は人手不足です。
ニセコの時給2千円超では、
病院は人を雇えません。
時給が高いホテルに働き手が行ってしまいます。
■ ■
病院へは補助金がありますが、
公的病院でもそんなに多くありません。
昔働いていた函館中央病院は社会福祉法人でした。
函館で開催されていた、
函館競輪から補助金をいただき、
病院の設備に役立てていました。
いい医療を提供するためには、
いい設備が必要です。
国の医療費抑制だけの医療政策を考えなおしてほしいです。
医学講座
カレス記念病院_開院
今日は2025年4月8日(火)です。
朝は小雨でしたが自転車で来ました。
ヘルメットのおかげで濡れることもなく、
雨もパラパラ程度で快適に来れました。
マンションの花壇にクロッカスが咲いていました。
少しずつ春になります。
■ ■
今日の北海道新聞にカレス記念病院が載っていました。
カレス記念病院、札幌・創成イーストに開院 全320室が個室、差額ベッド代なし
社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)が4月1日、カレス記念病院をJR札幌駅の東側に開院した。320床の全てが差額ベッド代がかからない個室、災害に強い病院、感染症に対応した設備などが特長の急性期病院。同駅周辺の新たな顔の一つになりそうだ。
病院は札幌市東区北6東3、札幌総合卸センター商業団地の跡に建つ。札幌駅から東へ徒歩で約10分。地上8階、地下1階、延べ床面積は約5万1千平方メートル。札幌駅を発着する列車の車窓から北側に建物が見える。
病院は、同法人が運営する時計台記念病院(札幌市中央区)と北光記念病院(同市東区)を統合し誕生した。呼吸器外科、循環器内科、消化器内科、整形外科、腫瘍内科など24の診療科がある。
最大の特長は病棟の全室個室化だ。広さ20平方メートル。トイレ、シャワー付き。差額ベッド代はない。プライバシーが保てるうえ家族とゆっくり過ごすこともできる。
災害に強い病院を目指した。電気は隣接の北海道ガスの発電所から直結で届く。災害時に停電する可能性はほぼないという。水は敷地内に井戸と浄水装置を備えた。災害時の断水の可能性も限りなく低いという。
感染症に手厚い体制を整えた。8階病棟の18床は気圧を低くして外部にウイルスを流出させない陰圧対応にした。18床は道内で最大規模という。感染症を制御する医師らを配置。全室個室化も感染拡大の防止に役立つ。
浅香正博院長(77)=北海道大名誉教授、消化器内科=は「ロボット支援手術など最先端の医療と、地域の各機関と連携した切れ目ない治療やケアを提供していく。自宅のように過ごせる患者さんに優しい病院、選ばれる病院を目指す」と話している。(岩本進)


JR札幌駅の東側に開院したカレス記念病院(中央)。手前の高架はJR函館線=1日、札幌市東区北6東3(本社ヘリから、中本翔撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
すごい病院ができたものです。
JR札幌駅から新千歳空港行の快速エアポートに乗ると、
建設中の病院がよく見えました。
病院が建っている場所には、
元は札幌卸センターという問屋街がありました。
昔、子供が小さい頃に、
アカチャンホンポというお店があってよく行ってました。
■ ■
新しいカレス記念病院は320床の病室すべてが、
差額ベッド代がかからない個室です。
これには驚きました。
広さ20平方メートル。
トイレ、シャワー付き。
ふつうだと差額ベッド代が8000円から1万円はかかります。
それが無料なんて信じられないです。
形成外科もあるようです。
開院おめでとうございます。