医学講座
大雪警報2023
今日は2023年1月10日(火)です。
札幌は朝から雪です。
Yahoo!ニュースによると、
大雪警報が出ています。
毎年のことです。
1月に大雪があります。
私たちはドカ雪と呼んでいます。
■ ■
2023年1月10日、Yahoo!ニュースです。
札幌市周辺が今季一番の大雪に 多いところで40センチの降雪も 交通障害に警戒を 北海道
道内は、10日、冬型の気圧配置となる影響で、石狩地方を中心に大雪となっていて、気象台は交通障害に警戒するよう呼びかけています。
午前7時50分現在、札幌市と千歳市、恵庭市、北広島市に大雪警報が出されています。
10日の道内は、日本海で発生した雪雲が石狩や後志北部に流れ込み、短い時間に雪の降り方が強まり、大雪となっています。
10日午後6時までの12時間に降る雪の量は、石狩中部と南部、後志北部で40センチ、石狩北部で30センチと予想されています。
気象台は、交通障害に警戒を呼びかけるとともに発達した雪雲の動きによっては、他の地域でも警報級の大雪となるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
北海道放送(株)
(以上、Yahoo!ニュース、北海道放送(株)、Yahoo!天気より引用)
■ ■
上の雪雲レーダーを見るとわかります。
同じ札幌市内でも雪の降り方が違います。
石狩湾という海に雪雲ができて、
それが札幌市内に向かってきます。
小樽の上にも雪雲があります。
一年前にはJRが運休して困りました。
今年は計画的に除雪をするそうです。
ドカ雪は来ないでほしいです。
昔の記憶
成人の日2023
今日は2023年1月9日(月)成人の日です。
2018年に法律が変わりました。
2022年4月1日から
民法の定める成年年齢が18歳になりました。
成人の日を、
20歳のつどいに名称を変更して、
20歳の人を対象とた自治体も多いようです。
■ ■
私は報道にあるように、
18歳は受験や進路で忙しく、
やはり20歳でのお祝いがいいと思います。
私は不遇な青春時代を送ったので、
成人の日は予備校で迎えました。
昭和49年、1974年のことです。
当時は19歳で成人式の案内状が来ました。
来年も予備校で正月を迎えたくない!
というのが想い出です。
■ ■
けんいち少年の成人式はありませんでした。
風邪を引かないように気をつけて、
運動不足は家の雪かきをして解消。
朝から夜まで勉強していました。
68歳の今でも、
人生で一番勉強した時期が、
予備校時代でした。
■ ■
新成人のみなさんおめでとう!
若者には無限の可能性がある
…という言葉を贈ります。
決して諦めるな!
この言葉を私と同じように…
努力している若者に贈ります。
がんばれ!
いつかきっといいことがあるょ。
医学講座
抜糸後の安静
今日は2023年1月8日(日)です。
昨日の院長日記、
ペットと眼瞼下垂症手術に、
さくらんぼさんから、
コメントをいただきました。
母も2度目の眼瞼下垂手術を今月受けます。
1週間入院の予定なのですがその後も安静でしょうか?
■ ■
どこを切る手術になるのかわかりませんが、
一週間の入院で抜糸までしていただけるので、
ご自宅に帰ってからは、
切開した部位をこすらないようにして、
激しい運動などをなさらなければ大丈夫です。
手術をしてくださる先生に伺ってください。
■ ■
まぶた以外の手術でしたら、
形成外科では抜糸後の安静のために、
テープを貼ることが多いです。
抜糸しない糸
2009年8月23日の院長日記です。
何針縫いました?
2007年4月23日の院長日記です。
■ ■
形成外科が他の科と違うところは、
真皮縫合しんぴほうごう
下縫いしたぬい
…という抜糸しない糸で縫うのを、
とても丁寧にすることです。
建物の基礎をしっかりつくるのに似ています。
見えないところを丁寧に手術します。
■ ■
どんなに丁寧に真皮縫合をしても、
キズが目立ちやすい部位があります。
緊張がかかる部位とか、
動く部位とか、
ケロイドの好発部位です。
抜糸後の安静のために、
抜糸をしてもテープで固定します。
腕などはサポーターを使うこともあります。
■ ■
お腹のキズを治した後には、
腰痛用のベルトで固定したり、
コルセットを使って固定することもあります。
あの手この手で、
手術後も安静を保って、
キズが治るのを待ちます。
瘢痕はんこんの成熟化せいじゅくかと呼びます。
形成外科医は苦労してキズをきれいに治しています。
二重・眼瞼下垂
ペットと眼瞼下垂症手術
今日は2023年1月7日(土)です。
札幌の天気は雪です。
札幌美容形成外科で多いのが、
眼瞼下垂がんけんかすいの手術です。
若い方から、
年配の方まで手術をしています。
大切なのが術後の安静です。
■ ■
形成外科では安静をとても大切にします。
人間のキズは縫ってもすぐにくっつきません。
抜糸をしても、
キズはくっついてません。
手術後に安静にしていることが大切です。
目の手術でも、
手の手術でも同じです。
■ ■
ふつうの方は、
抜糸=キズがくっついている
…と誤解していることがあります。
抜糸したら…
キズは治っていると思うのは誤りです。
引っぱってもちぎれないくらい、
キズがしっかりとくっつくのは、
手術してから3~6ヶ月もかかります。
その間は、
キズが硬くなったり、
つっぱったりすることもあります。
■ ■
ペットのお世話は大変です。
毎日、餌と水をあげて、
シーツを交換して、
散歩に行く犬もいます。
外でないと、
おしっこができない犬もいます。
ペットを飼っている方で、
術後にペットホテルに預かってもらった患者さんもいらっしゃいました。
その患者さんはとてもきれいに治りました。
■ ■
ごみ出し
掃除
洗濯
ご飯の支度
最低一週間はお休みです。
■ ■
年中無休
有給休暇なし
…の主婦の方には、
眼瞼下垂症手術の後くらい…
ゆっくりと音楽でも聴いて…
ご自宅で目を閉じて休んでください。
…とご説明しています。
ペットを飼っている方は、
どなたかにお世話をお願いしてください。
きれいに治るためです。
札幌美容形成外科の手術です。
手術前です
切除する皮膚です
手術一ヵ月後です
手術3年後です
医学講座
札幌中心部オフィス化加速
今日は2023年1月6日(金)です。
札幌美容形成外科は今日から診療開始です。
お正月休みの間、
北海道新聞に気になる記事が出ていました。
札幌で新しいビルがたくさんできてきます。
今はビルができる前なので空いているところが少ないです。
古いビルに入っているテナントは大変です。
■ ■
2023年1月4日(水)、北海道新聞朝刊のトップ記事です。
オフィス化加速、札幌中心部に波 年内に続々着工、供給面積3倍
札幌中心部で2023年、オフィスビル大量供給の第1ピークが始まる。新ビル着工が相次ぐ上、年内に賃貸市場に出る新規オフィスの床面積は、2006年以来17年ぶりに市内で計3万平方メートルを超える。企業の事務管理を受託する「BPO」やコールセンターの需要が多く、札幌の空室率は国内最低水準だ。安定収益を見込めることを背景に、札幌駅や大通公園周辺から商業施設の集まるさらに南にもオフィス化の波が広がり始めた。
住宅建設大手の大和ハウス工業(大阪)は4月、中央区南1東2でオフィスビルの建設を始める。地上8階地下1階延べ5300平方メートルで、2024年4月に完成予定。分譲マンションも検討したというが「資材高騰が続く中で売価への転嫁にも限界がある」(同社)として、賃料に伸び代が見込めるオフィス開発を選んだ。
同区北2西3の駅前通沿いでは、不動産運用大手のいちごグループ(東京)が9月、地上14階地下1階延べ1万2千平方メートルのオフィスビルを着工。地下歩行空間直結とし、2025年11月の完成を見込む。
■賃貸市場に3万5千平方メートル
今年はビルの完工も相次ぐ。JR札幌駅南口の旧札幌第一生命ビルディング跡地(北3西4)で5月、「DーLIFEPLACE札幌」が完成。道内不動産大手の桂和商事(札幌)が大通西3で進める再開発も9月に完工する予定だ。
オフィス仲介大手の三幸エステート(東京)によると、2023年には札幌市内で新たに総面積約3万5千平方メートル、前年比3倍のオフィスが賃貸市場に出る見込み。3万平方メートル超えとなるのは日本生命札幌ビル(北3西4)などが開業して8万平方メートル弱が供給された2006年以来。近年は2万平方メートルに満たなかったが、2024、2025年も大量供給が続く見通しだ。
同社によると、2022年11月末の札幌のオフィス空室率は2.48%と11カ月連続で2%台。3~5%台で推移する国内他都市と比べて低水準が続く。賃料に割安感がある上、既にBPOやコールセンターが集まる札幌では、業務効率化の観点から拠点を増やしやすい環境にあることなどが背景にある。同社は「需要は根強く、まとまった新規供給がある2023年も低水準で推移するだろう」とみる。
■複合娯楽施設の跡地にも
オフィスの供給不足は企業の動きや投資傾向も変化させた。東急不動産(東京)は今春、中央区南3西1で地上13階地下1階、延べ1万4千平方メートルのオフィスビル建設に着手する。同所はスガイディノス(札幌)が運営していた旧ディノス札幌中央ビル跡地。映画館やゲームセンター、ボウリング場の複合娯楽施設として長年市民に親しまれた場所だ。東急不動産は「エリアに応じた事業の最適化を検討した」と説明する。
商業ビルが集積する大通公園より南のエリアでも、再開発後の店舗は低層階までとし、中高層階をオフィスとする計画が目立つ。道内の不動産業者は「コロナ禍の行動制限やネット通販の発達で商業施設の集客力は落ち、安定した収益を見込めるオフィスに投資が流れている」と明かす。
商業ビルをめぐっては5月に「ピヴォ」(南2西4)が閉館するほか、4丁目プラザ跡地(南1西4)の再開発も控える。いずれも建て替え後のビルは一部オフィスを含むとみられる。2030年度末に北海道新幹線札幌延伸が控える中、札幌中心部のビジネス環境はさらなる変貌を遂げる気配だ。(高橋祐二)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
ビル移転で苦労した私には、
とても興味深い記事です。
移転しようとしても空室がありませんでした。
今は空室率が全国で最も低い札幌です。
逆に新しいびるができると、
空室率が増えます。
私はもう移転することはありません。
札幌の街が発展することを願っています。
医学講座
永田先生の小耳症論文
今日は2023年1月5日(木)です。
2023年の目標に書いた、
論文投稿の続きです。
形成外科のいいところは、
写真判定です。
世界中に同じ病気があります。
■ ■
世界中の形成外科医が、
同じ病気の手術をしています。
昨年ご逝去された、
小耳症の永田悟先生が1993年に発表された論文です。
写真を見ると素晴らしい結果がわかります。
後世に残る論文です。
■ ■
今から30年前です。
A New Method of Total Reconstruction of the Auricle for Microtia
Nagata, Satoru M.D.
Plastic and Reconstructive Surgery 92(2):p187-201, August 1993.
検索すると今でも出てきます。
日本人の名前がついた、
とても貴重な論文です。
100年後でも引用されると思います。
■ ■
永田先生のすごいところは、
手術が丁寧だったこともありますが、
絵が上手だったことです。
正確に耳の絵もかけない医者は、
小耳症手術をする資格がない
…という永田先生のお言葉が耳に残っています。
私は絵は下手ですが、
少しでも役に立つ論文を書きたいと思っています。
永田先生の絵とサインです
医学講座
2023年の目標
Windows11をどうするか?
マイナ受付2023
…と元気が出ない話題が続いたので、
2023年の目標を書きます。
私は今年69歳になります。
■ ■
おじいさんなのに、
患者さんがいらしてくださってうれしいです。
私はインスタもYouTubeもしませんが、
自分が考えた手術を論文にして、
後世に残したいと考えるようになりました。
■ ■
昨年ご逝去された永田悟先生は、
PRSという米国形成外科学会誌に、
たくさんの論文を残されました。
とても絵が上手な先生でした。
永田先生の論文には、
S.Nagataという自筆のサインが入った、
素晴らしい図がたくさん出ています。
永田先生には遠く及びませんが、
不肖、本間賢一も論文を残したいと思います。
2023年の目標です。
医学講座
マイナ受付2023
2023年で困っていることは、
マイナ受付です。
私は今の保険証派です。
厚生労働省の方針で廃止される予定です。
絶滅危惧種の保険証が絶滅しそうです。
■ ■
確かに保険証にも問題があります。
他人の保険証でもわかりません。
マイナ受付にしたら?
確認できるのか?
機械が間違うことはないのか?
通信回線が混乱することはないのか?
災害時にはどうするのか?
問題がたくさんあります。
■ ■
国の方針なので、
私がいくら反対したところで無理です。
昨日のWindows11に続いて、
2023年の難題です。
じたばたしても仕方がないので、
電子カルテのバージョンUPと、
マイナ受付も検討しようと思っています。
2023年も大変そうです。
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Windows11をどうするか?
今日は2023年1月2日(月)です。
2023年一番の悩みはPCの買い替えです。
2013年に電子カルテバージョンUPをしていただきました。
10年経過して、
WindowsXPから
Windows10になりました。
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10年前のPCとモニターは十分に使えるのに、
今のPCではWindows11にできません。
新しく購入したノートPCだけは、
無償でWindows11にできます。
院内のPCを全部新しくして、
電子カルテもバージョンUPすると、
うん百万円もかかります。
お正月からため息です。
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元気で働けるための投資だと思っても、
PCの更新は大変です。
今のPCから、
新しいPCにデーターを移して、
前のようにさくさく使えるようにするのが、
とても大変そうです。
他の先生はどうしているのかなぁ~?
…と思いながらお正月を過ごしています。