昔の記憶
新成人へ贈る言葉2013-②
私が人生で一番勉強したのは…
医科大学ではありません。
予備校です。
一番記憶に残っている講義は、
予備校の講義です。
大学受験ラジオ講座も忘れられません。
■ ■
私の好きな言葉が無限の可能性です。
若者には…
無限の可能性がある。
決して…
あきらめてはいけない。
昔、旺文社の大学受験ラジオ講座で、
勝浦捨造先生が、
くりかえし述べられたお言葉です。
■ ■
勝浦先生の担当は数Ⅰ(すういち)。
数学の基礎です。
先生の関西なまりのあるお言葉、
今でも覚えています。
一度や二度の失敗で、
くよくよするんでない!
と北海道弁で言います。
■ ■
受験は自分との闘いです。
人生も自分との闘いがよくあります。
センター試験前の時期は…
誰でも弱気になります。
『もうだめだ…』
『また、来年もかぁ…』
…と考える時期です。
私自身がそうでした。
■ ■
私は、毎年、必ず矢野先生のことを想い出します。
矢野雋輔(やのしゅんすけ)先生は、
藤女子大学の教授でした。
私が通った、
桑園予備校(現在はありません)
札幌予備学院(現、河合塾札幌校)で、
生物の講義を担当してくださいました。
苦手だった…
生物の分類を
『お経(きょう)のように覚える』記憶法
…を教えてくださいました。
■ ■
単調になりがちな…
生物の講義を、
楽しく、興味深く教えてくださいました。
矢野先生がいらっしゃらなかったら…
私は医学部へ合格できなかったと思います。
もちろん医師にはなれませんでした。
■ ■
高校~予備校の
受験生の頃…
見たいTVもがまんして…
彼女がいた友人を…
横目で羨ましく思いながら…
毎日、必死で勉強していました。
■ ■
あぁ~~!
今日もまた寝ちゃった!
ここまでやろうと思ったのに…
あぁ~~!
また同じ問題を間違った!
これで3回目だ。
あぁ~~!
また同じ単語の意味を忘れた!
前回、辞書を引いたのは、
つい一週間前だ。
(私は辞書の単語に日付をつけて、
何回、同じ単語を引いたか記録していました)
■ ■
こうして苦労して勉強していました。
合格発表の日まで、
自分が合格する自信はありませんでした。
私の生き方は…
この受験生時代に築かれたようにも思います。
後輩の先生が、
私のことを…
ストイックだと言ったことがありました。
良い意味なのか…?
悪い意味なのか…?
わかりません。
■ ■
決して諦めるな!
若者には無限の可能性がある!
この言葉を…
私と同じように…
受験生として成人式を迎えた若者に贈ります。
“新成人へ贈る言葉2013-②”へのコメント
コメントをどうぞ
成人式を迎えた受験生だけでなく 誰にでもがんばれば可能性は0 ではないので諦めずに と言いたいです。
次元が違うかもしれませんが、宅建の試験でもう勉強したのに3回、落ちてしまい泣きました。
で、諦めました。それが一番勉強した時期です。
中学の卒業時に先生に「可能性のある君へ」と書いて貰い凄く嬉しかった事を覚えています。