昔の記憶
社長さんの家
今朝の札幌は雪でした。
かなり強い雪が降っていました。
私が大夕張の山奥から…
札幌西高校へ進学したのが…
1970年(昭和45年)でした。
田舎者の私は…
満員のバスで通学するだけで疲れていました。
■ ■
私の札幌西高校の入学式の日も…
4月に雪が降りました。
自分は覚えていませんが…
手稲西小学校の入学式の日も…
雪が降ったと聞かされていました。
札幌では4月に雪が降ることがあります。
■ ■
高校への通学路に…
文化通りという住宅街がありました。
ハイカラな名前だなぁ~
…と思っていました。
私が住んでいたのは…
札幌市西区八軒(はちけん)です。
古い家でした。
友人から『本間の家(ほんまんち)へ行ってもいぃ?』
…と言われるのが一番困りました。
…そのくらい古くてボロの家でした。
■ ■
西高への通学路に…
内外緑地という会社の社長さんの家がありました。
文化通りの山の手側、
西区山の手1条3丁目付近です。
広い庭がある家でした。
毎朝、黒塗りの…
日産プレジデントがお迎えに来ていました。
■ ■
文化通りを歩く西高生は…
すっげぇ家だなぁ~
…と眺めていました。
自分はそんな家に住めるとも思わず…
そんな家に住みたいとも思いませんでした。
内外緑地という会社は…
石狩に新札幌団地という団地を分譲し…
もうかっていたようです。
■ ■
何十年か後で…
社長さんの家があったところを通ってみました。
その場所には…
マンションが建設されていて…
社長さんの家は跡形もありませんでした。
調べてみたところ…
会社も無くなっていました。
■ ■
世の中には…
お金持ちもたんさんいらして…
資産家もいらっしゃいます。
物騒な時代ですから…
ひっそりと目立たないように…
暮らしていらっしゃる社長さんも多いです。
社長さんになって…
立派な家に住むのもいいですが…
もうかればもうかるほど…
維持するのが大変です。
■ ■
地味な医療業でも…
毎日、患者さんと接して…
困っている人の役に立つ仕事は…
やりがいがあります。
私は広い庭の豪邸より…
狭くてもあったかい家がいいです。
帰った時にほっとする家がいいです。
家族がいて犬がいる家がいいです。
“社長さんの家”へのコメント
コメントをどうぞ
山形も雪の朝でした。 今も ぼろい家に住んでいるので りっぱな家が羨ましいです。
父が開拓して建てた家をほんの少しずつリホームしただけです。 山小屋と言った方がぴったりです。
寒暖の差が激しいので皆さんご自愛ください!
宝くじが当選した人へのマニュアル本があると聞きました。
派手な生活を急にしないことだそうです。
以前通り地道な生活をしていたら、誰も不審に思わないでしょうしね。
私は収納がきっちりできる家が欲しいです。
勿論、愛犬も一緒です。
明日は高木理事長の奥様の七回忌法要です。早いもので6年が経ちました。
理事長の住宅はクリニックと繋がっています。「仕事を終えて住宅に帰っても迎えてくれる人が居ないんだ・・・」と言って寂しそうな顔をします。
本当に仲の良いご夫婦でしたので、理事長の気持ちは「もう6年」ではなく「まだ6年」なのだと思います。
偶然にも内外緑地の社長さんの記事が週刊新潮2013年04月18日号(11日発売)の43Pに掲載されていました。
昭和46年の長者番付で当時、全国2位だったそうです。
見出し【フォーブス長者番付で思い出す あの「大富豪」こんな没落】