医学講座
形成外科医か美容外科医か?
当院の名前は、
札幌美容形成外科です。
名付け親は、
開業のコンサルタントをお願いした、
(有)メイプルの武田栄治社長です。
札幌市北区新川5条1丁目1−22
新川駅前メディカルビル3Fにあります。
011-700-6361です
■ ■
開業して7年になります。
診療の比率は…
形成外科の保険診療が多いです。
不況で美容外科のお客様が減り、
形成外科の保険診療が増えました。
自分自身でも…
形成外科が向いていると思います。
■ ■
美容外科のお客様②という…
2008年5月13日の院長日記に書いてあります。
私はなかなか美容外科医になれません。
お客さんが望む顔なら、
どんな顔にでもしてしまうのが…
美容外科医。
そんな顔にしたら…
後悔しても元に戻せませんょ。
…と忠告するのが、
形成外科医
■ ■
日本にある2つの美容外科学会。
形成外科医が多い学会と
形成外科医以外が多い学会の2つがあります。
意外に思うかもしれませんが…
どちらの学会にも、
元に戻せないほど整形してしまう先生がいます。
技術力の差というより、
先生の考え方だと思います。
■ ■
人間は後悔する生きものです。
高価なバッグを買っても…
『やっぱり別のバッグがよかった…?』
…と思ったことはありませんか?
目の形や、
鼻の形、
整形したものの…
やっぱり元に戻したい
…と思うことはあります。
■ ■
どんなにきれいに仕上がっていても…
元に戻したくなることがあります。
その時に…
戻すのがとても困難な手術があります。
やってできないことはありませんが、
感覚が鈍くなる…
毛が薄くなるというリスクを伴うことがあります。
■ ■
私は…
臆病者なので…
危険な手術や無理な手術はお引き受けできません。
自分の身内だったらできない手術は、
どんなに頼まれてもお断りしています。
やはり美容外科医にはなれないか?
…と思うことがあります。
でもこんな美容形成外科医も
いてもいいと思います。
“形成外科医か美容外科医か?”へのコメント
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何度か書きこませていただきましたが、ブログはいつも拝見しております。20年前に北大形成外科でお世話になった時には、先天性疾患の扱いでした。大浦先生、川嶋先生が主治医だったと言えば、本間先生ならだいたいおわかりかと思いますが、先天性頭部発育不全の分野です。幼少時代は健康で、ごく普通に過ごし、成人してから初めて親から「実は…」と話を聞いての治療開始だったので、かなり葛藤がありましたが、大浦先生はじめ、スタッフの皆さんに浴していただき、納得する形で治療を終了することができました。
当時、治療期間も6年かかり、その間3度の入院だったので、いつになったら終わるのかな、と漠然と考えていた私に、病棟の看護師さんから、「ゴールは自分で決めるんだよ」と言われたのは重い言葉でした。いろいろな人に支えられ、励まされての闘病(?)でしたが、大きな財産になっています。自分の選択したバッグに間違いはなかったです(笑)
美容外科医、形成外科医、どちらにしても、良心的なお医者さまで、納得するまで説明して下さる…患者サイドとしては
それが一番ありがたいことだと思っています…。
本人の希望か、手術される先生の方向性などがあると思います。「バランス」「センス」とか必要なのだと思います。