医学講座
韓国の美容外科事情2013
第36回日本美容外科学会、
興味深い内容だったのが、
シンポジウム4
美容外科におけるメディカルツーリズム
韓国の林鐘学(りんじょんはく)Lim Jong-Hak先生のご発表でした。
林先生は、
日本ではとても有名な美容外科医です。
■ ■
林先生は日本語が堪能です。
日本の医師免許を持っていらっしゃいます。
日本に留学されて取得したそうです。
これはとてもすごいことです。
日本人でも落ちるのが医師国家試験。
外国の先生で、
日本の医師免許まで留学で取るのはまず無理です。
■ ■
その上、
林先生は、
中国の医師免許も持っていらっしゃいます。
他では聞いたことがありません。
よほど頭のいい先生だと思います。
あらためて脱帽の思いがしました。
■ ■
林先生から伺った韓国の美容外科事情。
国をあげて、
中国からの美容整形患者さんを受け入れているそうです。
韓国は、
美容外科分野だけではなく、
すべての医療分野で、
外国人患者さんを積極的に受け入れています。
■ ■
中国から50万人の患者さんが来ると…
総合病院が15個できて…
6万人以上の雇用が生まれます。
韓国は国として、
医療ビジネスを積極的に展開しています。
医療観光特別立法もしたそうです。
■ ■
こんな韓国でも…
言葉や文化の違いには苦労しているようです。
美容外科患者さんを集めるのは、
ブローカーと呼ばれる仲介業者。
患者紹介料が、
手術費用の50%にもなるところがあるようです。
手術後のトラブル対処など…
外国人患者さんならではの問題も出ています。
韓国でもかなり大変なようです。
私は日本の患者さんだけを診ます。
“韓国の美容外科事情2013”へのコメント
コメントをどうぞ
四ヶ国語、堪能って事ですよね?
凄い先生がいるものです。
仲介業者迄いるのですか。
驚愕にたえない事実。
助かる人もいるけど、トラブルはつきものですからね。
本間先生、英語が流暢でもそれ以上働かないで下さい。
長生きして、日本人の味方でいて下さいね。
色々難しいものなんですね。先生は日本に住んでいる韓国人や中国人の方も診察しないのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。日本在住で日本の健康保険を持っていらっしゃる方は診療しています。まれですが、日本に住んでいらして英語で話す方も治療しています。北海道大学の留学生さんや先生もいらっしゃいます。
Lim Jong-Hak先生は暇な時間にウォークマンで中国語をマスターしたと言ってました。
並の頭脳では出来ないことで感服した記憶があります。
ドクターは並外れた頭脳をしてるので何カ国語も堪能な先生が多いですよね。
本間賢一先生以上に凄いと思ったのは元杏林大学医学部教授の赤松隆先生で、30歳台後半で琉球大学医学部教授になったのも凄いと感じたのですが、外国語も英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語が堪能とおっしゃってました。ピアノも上手ですし、常人とは掛け離れた才能(頭脳)を持っているからドクターになれるんですね。