医学講座
鼻の中の手術
今朝の札幌は雪です。
朝起きると、
窓の外が暗いのです。
外を見ると、、、
雪が降っています。
道路にも雪が積もっています。
北国の宿命です。
雪の季節がやってきました。
■ ■
昨日の院長日記でご紹介した、
鼻の研究会2015
一番ためになったのが、
耳鼻咽喉科の先生のご発表でした。
鼻の中は耳鼻科医です。
耳鼻科も進歩しています。
レーザーを使う手術も増えました。
■ ■
鼻の中は粘膜で覆われています。
その粘膜が炎症を起こして腫れたり、
アレルギーで腫れたりします。
ちょっとでも粘膜の具合が悪いと、
鼻がつまたっり、
息が苦しくなったりします。
鼻の調子が悪いと鼻声にもなります。
■ ■
鼻の中にレーザーを当てて、
粘膜を焼く治療があります。
レーザーで治療すると、
簡単に治ると思われがちですが、、、
簡単ではないことがわかりました。
鼻の中の手術も進歩しています。
内視鏡という機器を使って、
精度が高い手術ができるようになりました。
術者の腕にもよります。
■ ■
美容外科で鼻中隔の処置をして、
鼻の形を変える手術があります。
私たちは、
外から見た形だけを気にします。
鼻の中をしっかり見ておいて、
耳鼻科の先生にも診ていただいいて、
鼻の中のことも考えて手術をするべきです。
■ ■
腕のいい先生が手術をしても、
手術後しばらくしてから、
鼻が曲がることがあります。
鼻を支える土台がしっかりしていないと、
最初はよくても曲がってきます。
マンションの杭と同じです。
有名な美容外科だからといって安心はできません。
手術前に耳鼻科医の意見も聞くべきです。
とても勉強になった鼻の研究会でした。
大竹先生に紹介していただきました。
ありがとうございました。
“鼻の中の手術”へのコメント
コメントをどうぞ
鼻血が出やすいのは粘膜が弱いのでしょうか?
子供の頃、よく鼻血が出てました。
アレルギー体質で鳥を飼ってる時は、くしゃみ鼻水がひどかったのですが
亡くなったらよくなりました。
ですので犬を飼う時にはアレルギーでも大丈夫な
毛が抜けないプードルを飼いました。
芸能人でも鼻の段差が一時期出てた方がいらっしゃり
気の毒でした。
やはり連携プレー大切ですよね。
外見も大切ですが機能障害では困ります。
よろしくお願いいたします。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。鼻の中も人それぞれです。アレルギーで真っ赤に腫れている人がいました。
このブログを拝読した後で愚息も手術すればよかったなぁと思います。鼻の中の骨削りみたいな手術でしたから。 鼻血が止まらない時も鼻の粘膜をレザーで焼きました。 私の網膜剥離もレザーでしたん。でも見え方は変わりません。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。鼻の手術も耳鼻科医によってかなり違うことがわかりました。ただレーザーで焼けばいいってもんじゃありません。いい先生を見分けるのは難しいですね。
鼻中隔とか難しい手術をする先生は、鼻の機能とかも十分に理解した上で手術をやっているものなのですか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
それが理想です。私が鼻中隔も含めた手術をした時には耳鼻科医といっしょにしました。美容外科で行う手術では見学しただけで手術をする先生がいることも事実です。