医学講座

タクシー苦境、月収半減

 今日は2020年5月24日(日)です。
 北海道新聞朝刊の記事です。
 コロナ・ショック 現場は今
 待てど走れど… タクシー苦境 歩合制、月収半減
 新型コロナウイルスの感染拡大で、国内外からの観光客の人波が消えた北海道。2月下旬の道独自の緊急事態宣言もあって、道民は実質的に約3カ月間の自粛生活を強いられており経済への打撃も深刻だ。人の移動や観光動向が売り上げに直結するタクシー業界は苦境が続く。札幌市内タクシー会社の女性ドライバー(58)の1日を追い、厳しい実情を目の当たりにした。
2時間動かず
 勤務開始の午前8時。すでに配車予約の入っていた高齢女性が1人目の乗客だった。札幌市西区発寒から中央区内の病院までで2千円超え。少し前の土曜日に1日の売り上げが3千円台だったこともあるだけに「さい先がいい」と喜んだ。
 その後は何人かの客を乗せたが続かない。午後0時半から中央区内の病院前でタクシー10台以上が待つ列に並んだ。車内で事前に買っていたコンビニ弁当を食べて待つ。2時間15分後、ようやく客が乗った。
 タクシー運転手は歩合制賃金で、2月に約30万円あった月収は4月で14万円ほどになった。息子と2人暮らしで、女性1人で家計を支える。「この状態が続けば光熱費も払うのが厳しくなる」と言葉少なだ。
 北海道ハイヤー協会(札幌)によると、抽出調査した道内5社の4月の売り上げは前年同月比47.6%減の1億1234万円。今月初めには旭川市内のタクシー会社が一時休業に追い込まれたほか、札幌市内でも減車に踏み切る会社も多いという。
9時間で6組
 女性ドライバーはこの日、会社が新たに始めた飲食店の宅配サービスの注文もあった。スープカレー店へ行き、商品ができるまで30分待ち、利用者の元へ届ける。注文から配達まで所要約1時間で、店と利用者からもらえるのは合計800円。「1時間誰も乗らないよりいいか」。この日請け負った注文は1件のみ。乗客が減る中、タクシー会社は新たな収入源確保に乗り出すが、どこまで浸透するかは未知数で、各社の模索は続いている。
 病院帰りの客を乗せることも多く、換気のため、寒くても車内の窓は開けっ放しだ。現金を触った手は持ち込んだ消毒液で殺菌を欠かさない。「感染リスクはあるけど、『タクシーがあって助かるよ』と声をかけられ、励まされている」
 午後5時勤務終了。9時間走って乗車は6組、売り上げは9910円。「これでも最近では良い方よ」。感染拡大前、1日で多いときは3万円ほどあった売り上げは3分の1以下に減った。
 道内は25日にも緊急事態宣言が解除される可能性がある。女性は不安と祈るような思いを語った。「夏のイベントも中止になり、いつタクシー客が戻るか分からない。お客さんとコロナ以外の話で盛り上がる日がいつか来てほしい」(榎本雅也)

宅配サービスの出前を待つ女性ドライバー。「大変なのはみんな同じ。耐えるしかない」と話す=21日正午、札幌市中央区(写真を一部加工しています)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 タクシーの空車の列が目立ちます。
 景気がいい時は、
 ススキノでタクシーが見つからない夜もありました。
 今は観光客もビジネス客もいません。
 病院に通う人も減っています。
 とにかく大変なことになっています。
 観光バスも見なくなりました。
      ■         ■
 北海道と首都圏だけ赤く塗られています。
 海外からのお客さんで、
 北海道経済は観光客が来てくれないと、
 壊滅してしまいます
 政府の専門家と呼ばれる人たちは、
 治療薬がないと主張されます。
      ■         ■
 私は、
 治療薬はなくても、
 死なない病気にすることが先決だと思います。
 ただ国民をおどすだけではなく、
 しっかりと治療法を見つけて、
 素早く情報を開示することです。
 今のままだと、
 コロナに経済までやられてしまいます。
 ラベンダーが咲くまでに収まってほしいです。

“タクシー苦境、月収半減”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    タクシーは歩合制なので
    本当に大変ですね。

    友人も残業代4万円が減ってたそうです。
    やはり痛手です。

    気候が良くなるので観光客が来てくれるように
    なればいいですね。

    新型コロナウイルスが
    本当に死なない病気に
    なって欲しいです。

    本間先生のラベンダー便り
    今年もお聞きしたいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。どの業種もコロナ不況で大変です。医療機関も患者さんが減っています。一日も早く元の生活がしたいです。

  2. えりー より:

    職場や自宅近くのタクシー乗り場でも
    たくさんのタクシーの列ができています。
    数時間後に、まだ同じタクシーが
    動いていなく運転手さんの疲れた様子が
    うかがえました。外出自粛や休業要請の
    影響を大きく受けた深刻な状況を今後
    どうしていけば良いのか、まずは先生の
    おっしゃるように死なない病気になる
    ことを願います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私の65年の人生の中でデパートがこんなに長く休業したのははじめてです。他都府県に行けず北海道に来ないでくださいなのでタクシーは空車、飛行場はガラガラです。一日も早く経済を元に戻してください。

  3. さくらんぼ より:

    山形も隣りの県には行けないので困っています。もうすぐ路地物のさくらんぼシーズン、けれど観光果樹園は今年しないことにしたので農家は困っています。温泉街も新幹線から降りてくる観光客もなくタクシーの客は減っています。経済が戻らないと農家も倒産です。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。観光果樹園にも温泉にもお客さんが来ないと困りますね。北海道はこれから観光シーズンなのにホテルは休業しています。早く何とかしてほしいです。

  4. まみこ師長 より:

    高木皮膚科からは21日のお給料日に「コロナ手当」をいただきました。本当にありがたいです。政府より早かったです。
    患者さんからも安心して来れますよ。と言われました。
    テントは明日からなくなります。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。コロナ手当はすごいですね。全国の医療機関は受診者減で減収だと思います。大きな病院の形成外科は定期手術が中止になり外傷と緊急を要する手術だけになっているところがあります。さすが高木皮膚科です。

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