医学講座

PCR検査、大阪で最長10日待ち

 今日は2020年5月4日(月)みどりの日です。
 全国緊急事態宣言のため外出禁止です。
 朝からネットのYahoo!ニュースを読んでいました。
 気になったのが、
 PCR検査が受けられないことです。
 昨日のTVである病院の院長先生が、
 検査ができないのは、
 ごはんを食べるのに、
 箸がないのと同じ

 …と言われてました。
 まったく同じ思いです。
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 2020年5月4日、Yahoo!ニュースです。
 PCR検査、大阪で最長10日待ち 医師「保健所受け付けず」 民間委託で拡充急ぐ
 新型コロナウイルスの感染者数が1600人に達した大阪府で、保健所がPCR検査が必要と判断してから実際に検査するまで、最長で10日程度かかっていたことが3日、大阪市保健所への取材で分かった。
 患者の急増に検査態勢が追い付いておらず、検査を待つ間に容体が悪化して入院したケースもあった。府は民間検査機関の活用も進めるなど検査能力の拡充を急いでいる。
 府内では、大阪健康安全基盤研究所(大阪市)や医療機関などで1日当たり計約420件の検査能力がある。府は検体採取場所を増やし、民間検査機関にも委託することで、約890件に拡充する見込みだ。
 しかし、感染者の4割が集中する大阪市では4月中旬、相談から検査までに最長10日間かかっていた。重症者やクラスター(感染者集団)の検査を優先したが、待機中に容体が急変して入院した人もいたという。大型連休中で検査が減少した1日時点でも、5日程度の待ち時間が生じていた。
 新型コロナが疑われる患者が訪れる地域の開業医も対応に苦慮する。府内のあるクリニックには発熱した人がほぼ毎日来院するが、他の患者とは別の時間帯に、防護服を着込んで診察している。男性院長は「保健所は必要な検査をほとんど受け付けていない」と語気を強める。
 院長によると、患者に肺炎の所見があるにもかかわらず、保健所に検査を断られたケースがあった。発熱した別の介護職員は検査を受けられず、仕事に復帰できないまま2週間の自宅待機を余儀なくされているという。
 院長は「検査を受けられずに39度の熱が続くのがどれだけつらいか。医療崩壊を防ぐため、患者に過度な負担を強いている現状が気の毒でならない」と話した。

大阪府で始まったドライブスルー方式のPCR検査。効率を上げるため受診者が車に乗ったまま検体を採取する=4月23日、大阪市内
(以上、Yahoo!ニュース 時事通信 5/4(月)7:07配信 より引用)

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 病院で行う検査は、
 臨床検査技師の資格を持った人がします。
 民間の検査会社も、
 臨床検査所として登録し、
 臨床検査技師の資格を持った人がします。
 PCR検査に詳しい臨床検査技師さんは、
 それほど多くありません。
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 PCR検査は、
 大学の研究室で行われることがあります。
 研究室には、
 臨床検査技師ではないけれど、
 PCR検査に詳しい人がいます。
 獣医学部にも詳しい人がいると思います。
 日本は海外と比べて、
 PCR検査数が極端に少ないです。
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 毎日TVや新聞で報道される、
 患者数は、
 数少ないPCR検査を受けた結果、
 陽性となった人の数です。
 新型コロナ感染を調べるために、
 全住民にPCR検査をすると、
 とてつもない患者数になると、
 私は考えています。
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 全国緊急事態宣言を早期に終了するためには、
 PCR検査と、
 抗体検査を数多く実施すべきです。
 臨床検査技師以外の、
 PCR検査に詳しい人にも協力してもらうと、
 そんなに難しいことではないと思います。
 とにかく検査件数を増やすべきです
 正確な感染者数を調べるべきです。
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 免疫パスポートを持った人は、
 仕事に復帰させて、
 感染初期の人には、
 アビガンを使えるようにします。
 そうすると死なない病気にできます
 全国民に外出自粛を要請するより、
 感染して重篤化するリスクのある人たちを、
 安全に避難させることです。
 そうすると経済が破綻して自殺者が増えることもありません。

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