医学講座
免疫パスポート
昨日の院長日記、
オンライン診療と遠隔医療
…にラズベリーさんからいただいたコメントで教えていただきました。
免疫パスポートがいいと思います。。
ラズベリーさんは勉強家の看護師さんです。
私も免疫パスポートに大賛成です。
■ ■
簡単に説明すると、
はしかにかかった子供さんの面倒をみるのは、
はしかにかかったことがあるお母さんです。
はしかにかかったことがなくても、
はしかワクチン(2回)で免疫を持っているお母さんは、
はしかの子供さんのお世話をしても感染しません。
これが免疫めんえきという生体の防御機能です。
■ ■
免疫があるかどうか?は、
抗体検査でわかります。
新型コロナウイルスの抗体検査をして、
不顕性感染で抗体を持っている人は、
感染するリスクが少なくなります。
これが免疫パスポートという仕組みです。
私はいい考えだと思います。
■ ■
ラズベリーさんに教えていただいた、
ニューズウィーク日本版の記事です。
ドイツの研究者、「免疫パスポート」発行を提案 素早い職場復帰を可能に
<ドイツの研究者たちは10万人を対象に抗体検査を行い、感染したが回復して免疫を獲得したことが証明された場合、「免疫パスポート」を発行し、一足先に職場に復帰できるなど、ロックダウン中の制限から解放させるプロジェクトを進めたいと考えている>
ドイツでは4月5日、新型コロナウィルスの新たな感染者が3日連続で減少した(ロベルト・コッホ研究所)。
一方、研究者たちは4月中に10万人を対象に抗体検査を行い、陽性反応が出た場合、すなわち感染したが回復して免疫を獲得したことが証明された場合、「免疫パスポート」を発行し、一足先に職場に復帰できるなど、ロックダウン中の制限から解放させるプロジェクトを進めたいと考えているようだ。
ロックダウンから人々を解放できる?
このプロジェクトは、ロベルト・コッホ研究所やドイツ感染症研究センターなど、複数の研究所や研究者によって提案されている。
シュピーゲルによると、プロジェクトはまだ最終的には承認されていないが、研究者たちは4月中に 10万人以上の被験者を検査し、またパンデミックの進行状況を監視するために、定期的にテストを繰り返すことを提案しているという。もし実現すれば、学校やイベントなどを再開する時期の目安にもなる。
ただし、現在利用可能なテストは、成人の90%が抗体を保有しているCovid-19以外の無害なコロナウィルスにも反応する場合があるという。2、3か月のうちにより正確なテストが望まれている。
テストの数が重要
ドイツは5日20時現在、感染者数にして世界上位4位だが、死亡率の著しく低いことで世界的に注目されている。死亡率は約1.5%で、イタリアの約12%、スペインの約9%と比べるといかに低いかがわかるだろう。これは、メルケル首相指導のもと早くから徹底して検査が行われてきた成果だと言われている。とくに若い人を率先してテストしてきたことが功を奏したようだ。
ドイツの感染は2月末、大勢の若者たちが休暇を楽しんだ北イタリアのスキーリゾートから帰ってきたあたりから広まった。感染者の平均年齢も46歳と、イタリアの63歳に比べ、かなり低い。
ドイツのヘルスケアシステムは充実しており、患者10万人あたりの集中治療ベッドの数はヨーロッパ最多だ。3月末からはイタリア、フランス、スイスなどからも患者を受け入れている。
免疫の有効期間は未知
「免疫パスポート」もイギリスなどで注目されており、追随しようという声もある。しかし、医療従事者などに適応される可能性はあっても、全国レベルでの導入は難しそうだ。
ガーディアンによると、国会議員で元外科医、ワクチンの全党議会グループの議長でもあるフィリッパ・ホイットフォード博士は、Covid-19に対する免疫がどれだけの期間持続するかは不明だと言う(コロナウィルスの一種であるSARSに感染した人は1年程度の免疫しか得られなかった)。
また、呼吸器ウィルス脅威顧問グループのピーター・オープンショー教授も、未知のウィルスである限り、部分的な免疫かそうでないのか、どれくらいの期間持続するのかなどは断言できないと言う。
仮に「免疫パスポートが」暫定的に導入されたとしても、その後の継続的なモニタリングが必要となるだろう。さらに、ロックダウンから早く抜け出したい若い人などがパスポート目当てにわざと感染する、などという懸念もある。
(以上、ニューズウィーク日本版より引用)
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早くいい治療法や対処法ができて、
一日も早く元の生活ができるようになってほしいです。
このままだと、
世界中が大変なことになります。
ぜいたくは言わないので、
外出ができて、
学校に行けて、
ふつうの生活ができるのがいいです。
“免疫パスポート”へのコメント
コメントをどうぞ
「免疫パスポート」「抗体検査」
私も賛成です。新型コロナウイルスに
罹った人が本人そして家族まで差別を
されていると聞きました。戦う相手は
人ではなくウイルスだと思います。
責めてる場合ではありません。
罹って抗体がある方には社会活動に
戻っていただいて経済を回して欲しい
と思いました。死なない病気になることを
切に願います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。今日も岡江久美子さんが亡くなったと家内が悲しんでいます。同い年のようです。免疫力が弱った人には脅威の新型コロナウイルスです。不顕性感染で抗体を持った人もいます。自分は大丈夫なのか?心配すべきなのか?だけでもわかればかなり違います。抗体を持った人たちが経済活動を再開すれば、少しずつ元の生活に戻ります。国も10万円を配るより抗体検査をすべきだと思います。
免疫パスポートは初めて知りました。今日は私と同い年の岡江久美子さんがコロナウイルスで亡くなりショックを受けています。ラズベリーさんは弁護士さんかなぁ~と思っていました。凄い知識ですね。息子達に爪のアカをいただいて煎じて飲ませたいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。さくらんぼさんのご子息様は優秀な医療従事者です。ラズベリーさんの法律の知識はすごいですね。岡江久美子さんが亡くなって家内もショックを受けています。
免疫パスポート、なるほどですね。
本当に10万円を配るより
抗体検査して欲しいです。
岡江久美子さんが亡くなり
とてもショックを受けました。
免疫力低下の所、
新型コロナウイルスに付け込まれたのですね。
ご本人もご家族も非常にお辛いと思います。
ご冥福をお祈りします。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。厚生労働省が抗体検査が始めたようです。死なない病気にさえなってくれれば平和な世の中になります。
本間先生、コメントをアップして下さり、また、抗体について説明をして下さりありがとうございます。本間先生からブログで様々な事を
医療や社会で起こっている事、教えて下さり提言してくださり感謝です。
私自身、コロナ騒ぎが世の中あっても2月、3月はコメント出来ない位、労働諸問題のストレスが続いていました(今もです)。
しかし、経産省安倍内閣や議員、厚生省らの政策があまりにも無為無策に等しく、何も政策に参加せずを意見を述べない傍観者では医療や経済も停滞すると思い、3月下旬頃より一念発起。少しは世の中の役に立っているなら幸いです。書く時に気をつけている事は情報リテラシーです。疑問に思う記事や根拠となる記事等のリンクを貼るようにさせて頂いております。
さて、本題です。
発熱なく呼吸器症状なく【発病していない】前提の話です。
感染対応病院の医療従事者や救急隊員やタクシー運転手などは【抗体検査】を行い抗体を獲得していれば【免疫パスポート発行】を行い【医療者等が安心して働けるようにする】→【偏見や差別が無くなる】ように世の中が変えていかないといけないと思います。
軽症者を基本、自宅療養から宿泊に変えていく方向のようです(50代の男性で亡くなった方もいますので保健師や看護師らのバイタル、症状のフォローアップは必要と思います)。
陽性者は増えますが死者数はそこまで増えないです。小池知事はもっと分析して欲しいです。スーパーの買い物を週3回制限、人数制限をかける等ルールにするとか止めて欲しいです。
【治療後のPCR検査について】
イギリスは陽性でも1週間で医療の現場に復帰しています。2回のPCR検査は行っていません。
日本は治療後2回PCR検査を行っています、昨日書きましたが治療後一回のPCR検査で良いと思います。
(陽性だったイギリス医療関係者が最前線へ復帰)
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。労働問題でストレスが多いことを心配しております。お身体に気をつけてください。
ヤフーニュースに載っていました。
陽性の看護師に勤務命じる 「代わりの人がいなかった」集団感染の大阪の病院 ABCテレビ
大阪市生野区のなみはやリハビリテーション病院の看護師が陽性になりその後も働いていたとあります。
記者さん、陽性だけでなく発熱があったのか咳などの呼吸器症状があったのか聞き取りをして欲しかったです。
ポイントは【感染者専門の病棟を看ていた】、【代わりの人がいなかった、見つからなかった】です。
厚生省、大阪松井市長や吉村知事出番です。このような病院や看護師の救済してあげて欲しいです、抗体検査を是非。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
陽性なのに勤務されしんどかったことと思います。何とかしたいです。
追記
「形成外科の重鎮である塩谷先生も政府は全てに対策遅く、PCR検査数少ない」と注意喚起されておりネットアップされていたのを発見致しました。何故、拡大になったかも書かれておりました。
「コロナ禍でも社会活動は再開できる、抗体検査で“免疫ライセンス”」
大学病院の医師の中にも抗体検査や免疫ライセンスに好意的考えている事に良い意味で驚きました。医療従事者や対面業務など優先順位の高い職種からやっていけばいいと思います。
孫社長は抗体検査を社員やその家族に行うとツイッターしたら抗体検査を否定したり差別的な発言も受けたりして心配してました。孫社長は間違ってないと思います。
5月9日、抗体検査(IgMとIgG両方検査)キットを医療機関に欲しい方は無償で提供しますと募ったところ欲しいと反響があったようです。
孫社長ツイッターより引用