医学講座
ワクチン接種二回目の翌日
今日は2021年6月24日(木)です。
昨日15:48に2回目のワクチン接種をしていただきました。
寝るまではまったく異常はありませんでした。
ちょうど注射から12時間程度経過した、
今日の明け方から熱が出てきました。
私は66歳の高齢者なので大丈夫?
…と勝手に考えていました。
■ ■
昨日、えりーさんからいただいたコメントの
札幌医大の當瀬規嗣教授の記事が役立ちました。
2021年6月23日、北海道新聞朝刊の記事です。
ワクチンと発熱 免疫が応答 害毒ではない
ワクチンは、病原体の特徴をあらかじめ体に伝え、それに対する免疫のしくみを整えさせます。注入されたワクチンに対して、免疫のしくみが発動します。まず、ガードマン役の細胞が集まってきて、ワクチンを食べて、吟味します。そして、信号を発信し、情報を司令塔の細胞に伝え、免疫の攻撃部隊を動員します。
この時、ガードマン役の細胞が発する信号はサイトカインと呼ばれるホルモンのような物質なのですが、これはさまざまな細胞を刺激し、免疫反応に参加させます。そして、このサイトカインは脳にも到達し、体温を調整し一定に保っている中枢にも刺激を加えます。
そうすると、この中枢は目標にしている体温を高めに変更します。その結果、体温が上昇し、発熱が起こることになります。体温が高くなると、病原体の繁殖が抑えられる、血流が早くなり免疫細胞の移動が速やかになる、免疫細胞自体の活動が活発化する、といった利点があります。
つまり、発熱は免疫システムがはたらくために必要で、体の自然な反応のひとつであり、ワクチン自体が引き起こす害毒ではないということです。
新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。よく見られる副反応である発熱は、このような理由で起こります。つまり、ワクチンによって免疫が応答して、免疫力をつくり出している証拠ともいえます。発熱自体はそんなに心配する必要はありません。解熱剤で熱を下げても差し支えありません。(當瀬規嗣=とうせ・のりつぐ、札医大医学部教授)
■ ■
さすが北海道新聞です。
とても役に立ちます。
私も熱だけです。
アセトアミノフェンという、
弱いお薬で熱は下がります。
道新の記事にあるように、
私の免疫システムは正常だということです。
今日はゆっくり休んだので明日から仕事をします。
これから2回目の接種を受ける方は、
翌日はお休みをおすすめします。
“ワクチン接種二回目の翌日”へのコメント
コメントをどうぞ
接種後のご様子を詳しく
教えてくださってありがとう
ございます。発熱はあったのですね。
軽いものだとお聞きして安心しました。
自分は頭痛持ちなので頭痛が怖いです。
本間先生の実際に経験なさった情報と
當瀬規嗣教授の記事、とても参考に
なります。次の日は仕事を休みにする
ことを頭に入れておきたいと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。2月頃にワクチン接種を受けた先生から、2回目の後が大変だったとお聞きしていました。自分は高齢者なので大丈夫だろうと思っていましたが、翌日が休みでよかったです。個人差なのだと思います。ワクチンで熱が出てもつらいのに、コロナに罹った患者さんはどんなに大変だったか?と思いました。2回目の翌日はお休みを取ってください。
當瀬規嗣先生の記事、
やはりとてもわかりやすいですね。
熱が出ても心配ないということで
安心しました。
やはりワクチン接種、緊張します。
翌日はオフにし備えてみます。
アドバイスありがとうございました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。熱が出ているのは効いている証拠だと思っても、しんどいですね。ワクチン接種の翌日はお休みにしてください。
アレルギーのある息子は土日を挟んで3日も休みをとりましたが大した副作用もなかったです。一番副作用があったのが下の息子でした。次の日は休みを取った方がいいと言ってました。私はまだですが、ずっと体調が悪く接種するのが不安です。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。さくらんぼさんのお宅は医療従事者が多いですね。一番元気そうな息子さんが、一番つらそうでした。さくらんぼさんは大丈夫だと思います。果樹園のお仕事が暇な時期がいいですが難しいですね。検査結果に異常がないことをお祈りしています。