医学講座
診療所の4割が赤字経営
今日は2025年9月18日(木)です。
昨日のYahoo!ニュースです。
診療所の4割が赤字経営 日本医師会「極めて厳しい状況」
日本医師会は9月17日、一般診療所(医療法人)の約4割が2024年度、赤字経営だったとの調査結果を公表した。物価高騰や人件費の上昇が影響したと分析している。松本吉郎会長は記者会見で「病院だけでなく、診療所を取り巻く経営環境は極めて厳しい状況にある」として、26年度に改定される診療報酬の大幅な引き上げや、補助金による対応を国に求めた。
調査は6~7月、会員を対象に実施。一般診療所(医療法人)は6761医療機関から有効回答を得た。
それによると、赤字経営は2023年度の24.6%から2024年度は39.2%に増加した。物価高に加え、新型コロナウイルス関連の補助金や診療報酬上の特例措置が廃止された影響による減収が大きな要因という。
診療科別では、発熱外来など感染症対策を行ってきた内科や小児科、耳鼻咽喉(いんこう)科で大幅に利益率が下がっていた。
松本会長は「これ以上赤字が増えていくと(診療所が)倒産する。医療費を削減しようという政策は地域医療にとって大打撃で、国民のためにならない」と訴えた。
医療機関の経営を巡っては、全日本病院協会などの病院団体も物価高騰や人件費上昇に伴い危機的な状況だとして、厚生労働省に支援を求める緊急要望書を提出している。【阿部絢美】

(以上、Yahoo!ニュース、毎日新聞より引用)
■ ■
札幌美容形成外科の経営も厳しいです。
最近、お医者さん同士で話すと、
診療報酬が上がらないのに、
電気代が上がって大変だとみんな言ってます。
冬のロードヒーティング代が高いと嘆いている先生がいました。
どこの診療所も大変です。
上の写真、
松本吉郎先生がとてもお疲れに見えます。
“診療所の4割が赤字経営”へのコメント
コメントをどうぞ





信じていい、病院やお医者さまが、
診療を続けることが困難になることは、
国民、みんなが困ることだと思います。
誰もが安心して病院に行けるように
厚生労働省に対策、対応を考えて
実行してほしいと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。皮膚科の先生で閉院したところが何軒かあります。物価高、最低賃金上昇、医師働き方改革など経営にはマイナスの要因ばかり増えています。同業者と話してもいい話しはありません。まともに診療をしている病院や診療所の経営が赤字にならないように国にしていただきたいです。
診療所の経営が
厳しいのですか。
確かに冬は
ロードヒーティング代も
かかりますね。
冬は診察代に
暖房費が取られます診療所も
あります。
それでも4割が赤字なのですね。
先生のクリニックも心配です。
診療報酬が上がればいいのに
据え置きですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ご心配をいただきありがとうございます。うちは借金がないですし、まだ何とかやっております。暖房費は保険医療機関でしたら少しですが算定させていただいています。北海道にだけ認められている、療養担当手当という制度です。11月1日から翌年4月30日まで毎月1回だけ、外来だと20円の加算になります。クリニックには7点(70円)の収入になります。電気代やガス代、灯油代が上がっても同じだったと記憶しています。まじめに診療をしているクリニックが赤字になるのはなぁ~と思っています。
山形もようやく涼しくなりました。
明日朝は14度です。
今日は夜中から午前にかけて雷雨でした。
農家も経費がかさみ温暖化も加わり野菜などは工場生産になり管理もコンピューター。
りんごはできるだろうか?
今のままでは何もしない方がいいのでは、と午後から曇りで主人と2人で話しながらフジの葉摘をしました。
病院も診療所も大変なんですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ようやく涼しくなってよかったです。工場生産の野菜ですか、知らずに食べているのでしょうね。りんごは無理じゃないでしょうか? 米国やカナダのりんごはさくらんぼさんの芸術作品のようなりんごとまったく違いました。きっと葉摘なんてしないんじゃないでしょうか? 大きな病院も小さな診療所も経営が大変です。