院長の休日

グリム会2009

 昨夜、市立札幌病院グリム会がありました。
 市立札幌病院に在籍したことがあるOB医師と
 在籍中の医師の親睦会です。
 OB22名と
 現役の3名の先生、
 合計25名が参加しました。
 市立札幌病院は、
 今年で創立140年にもなる、
 伝統のある病院です。
 私も市立札幌病院で生まれました
      ■         ■
 昨夜、参加した先生の最高齢は86歳。
 80台の先生が何人かいらっしゃいました。
 最初に亡くなられた先生への黙祷がありました。
 その後に各先生の挨拶がありました。
 冗談とも取れないお言葉で、
 『私は昨年、大病をしまして…』
 『危うく…』
 『冒頭で黙祷される側になりそうでした…』と、
 現役時代には、元気いっぱいで、
 バリバリだった先生が気弱に話されました。
      ■         ■
 私がお世話になり、
 大変尊敬していた先生も、
 60台でお亡くなりになりました。
 医師は短命なのかも…?と思いました。
 病気になれば…
 医者も患者さんです
 病気のことをよく知っているだけ…
 自分に残された時間のこともわかります。
 胃癌と食道癌になり、
 お酒が飲めなくなったと…
 話された先生もいらっしゃいました。
      ■         ■
 全員に共通しているのは…
 市立札幌病院に勤務した時代の、
 医師として充実した
 楽しい想い出です。
 私に手術用顕微鏡を買ってくださった
 片岡元副院長にもお会いできました。
 片岡先生は腎臓内科がご専門です。
 まだお元気で、
 宮の森記念病院の会長をなさっていらっしゃいます。
      ■         ■
 現在、市立札幌病院の院長は、
 私の先輩である吉田哲憲(よしだてつのり)先生です。
 自治体病院の経営はどこも大変です。
 札幌市も例外ではありません。
 吉田先生は、
 北大時代にはヨーさんと呼ばれていました。
 とても気さくで優しい先生です。
 山形大学整形外科の荻野利彦先生と同期です。
 下の写真が昨夜の参加者です。
 55歳の私(後列左から2人目)ですら、
 若い方でした。
 全員がまた来年も元気で参加できるように…
 と語り合って会が終わりました。


2009年10月31日
札幌第一ホテルにて

“グリム会2009”へのコメント

  1. 函館の看護師 より:

    来年も今年集まった先生皆さんが元気で会に参加できるといいですね♪

    先生も体には気をつけてくださいね

  2. さくらんぼ より:

    虫眼鏡を使って拝見いたしましたが よくわかりませんでした。
    歴史ある またよき諸先輩に囲まれた会でしたね。
    荻野先生の裁判も早い時期に解決されるように 山形大学病院の体制改善(形成外科を独立した科にする)していただきたく強く 希望します。

  3. さくらんぼ より:

    グリム会とはどんな意味ですか?
    旭川雪でしたね。明日から札幌から山形の米沢まで雪マークでした。みなさん風邪ひきませんようご自愛ください

  4. さくらんぼ より:

    初代院長がグリム博士だったのですね。以前の日記に由来が書いてありました。

  5. まみ子 より:

    当院の理事長は北大で「エルムの会」院長は旭川医大で「ナナカマドの会」とそれぞれ帯広で会があるそうです。きっと札医の会もあるのだと思います。
    「○○の会」とのネーミングはどなたが考えたのか・・・・素敵だと思います。

    グリム会の皆さまもお身体に御自愛し、来年もグリム会が同じメンバーで開催される事をお祈り致します。

  6. らずべりー より:

    ~懐かしきひとときに身をを置く~

    先生が楽しく貴重なひとときを過ごされていたのが伝わり、良かったなって思いました。健康である事のありがたさを年を重ねるごとに少しずつ感じるようになりました。
    食生活、遺伝や環境、ストレスなどもありますが、免疫が落ちると病気しやすいので、ビタミンなどの栄養がある食事とか睡眠を取れる時はとるようにする、
    とかでも多少違うのがもしれませんねぇ。

  7. らずべりー より:

    函館の看護師さんへ
    30日のコメントを今、拝見しました。気づくのが遅くてすいません。
    エビスタというお薬ですね。勉強になります。教えて頂いて有難うございます。
    ボナロンなど、起床時に内服は、認知症の方や起立性低血圧のある方や円背の方など大変ですよね(汗)

  8. らずべりー より:

    平松奈緒美さんへ

    30日、コメントを下さっていたのに気づくのが遅くなってしまいました。すみません。私のコメントに優しいお言葉を頂き嬉しい限りでございます。
    でも、まだまだです。極意だなんてとんでもないです・・・。
    有難うございます。

    お義父様におかれましては、とても悲しく切ない気持ちになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。
    症状を拝見して、糖尿や動脈硬化症からくる閉塞性動脈硬化症?だったのではないかと推測しました(違っていたらごめんなさい)
    足の指も辛いですが、足を切断は辛いですし、心臓のご病気があった事で更に
    生命に不安を感じておられていたのではないでしょうか。

    昔の男性は、特に律儀な方がいらっしゃり、多くを語らず、自分で抱え込んでしまわれる方も・・・・。
    突然いなくなってしまわれると辛いのはご家族です。
    平松様は、献身的に支えられていたと思います。ご自分を責めないで下さい。
    義父様は天国で、平松様のご家族の幸せを願っていると思います。

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