院長の休日
手袋よりあったかいね
平成26年3月5日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
手袋よりあったかいね
共働きの娘夫婦が帰宅するまで、近くの我が家で2人の孫を預かるのが日課になっている。上が小学4年生、下が1年生の姉妹だ。
急に冷え込んだ夕方。下の孫娘を学童保育に迎えに行った帰り道のこと。
手袋を持っていない妹が、姉に「寒いから手袋貸して」とおねだりした。姉が手袋を一つ外して渡すと、妹は両手を無理やり入れようとしている。
それを見た姉は「手袋はお互い片方だけにして、していない方の手をつないだら、両方とも温かくなるよ」と言って、妹の手を自分の素手でしっかり握って歩き出した。妹も手にぐっと力を入れて握りかえしたよう。「ほんとうだ。あったかいねー」と、満面の笑みでスキップを始めた。
仕事に忙しい娘夫婦は、子どもたちと過ごす十分な時間がない。ちゃんと育てられているのか、娘はいつも気にしている様子だったが、そんな孫たちのあたたかなやりとりを見て、私は素直に育っていると安心した。子どもたちはきっと両親だけでなく、周りの人たちに教えられ、支えられ育っているのだ。
傍らの私もすっかりうれしくなって、一緒に手をつないで歩き出していた。
(東京都武蔵野市 神山順子 主婦 69歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
共働きは大変です。
学校から帰ってから…
おじいちゃん、おばあちゃんがお世話してくださるのは…
とてもありがたいことです。
私がかつていっしょに働いた看護師さんも…
母がいなければ働けません
…とよく話してくれました。
■ ■
いくじいの
木本和男様(埼玉県上尾市)も、
奥様とお嬢様が看護師さんです。
私の先輩にも…
定年より早く退職され…
いくじいを選ばれた先生がいます。
■ ■
子どもから教えられることも多いです。
手のぬくもりは、
手術中も役立っています。
3月は目の手術が多い月です。
手術中に…
お母さんに手を握っていただきます。
そうすると…
患者さんが安心して手術が順調に終わります。
“手袋よりあったかいね”へのコメント
コメントをどうぞ
心温まるいいお話ですね。
私は祖父母に恵まれず、一人きりで留守番でした。
祖父母が他界してたり、違う土地にいたりして・・・
手術室にはお母さんも入る事が可能なのですか。
驚きました。
それって普通の病院でもですか?
いいお話ですね。私の息子もオムツをしていた頃から保育園に預け、じいちゃんが送り迎えしてくれました。私は手を握ってもらったことはないのですが娘さんは安心できるのでしょうね。 今日もよいお話ありがとうございましたm(_ _)m。