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生態系からとらえた企業戦略
今日は北海学園大学経営学部・大学院経営学研究科 ニトリ講座寄附講座、2007年度・後期講座の最終回へ行ってきました。
今日の講師は、株式会社アレフの庄司昭夫社長でした。テーマは生態系からとらえた企業戦略
株式会社アレフはビックリドンキーで有名な企業です。
庄司社長は、環境問題に早くから取り組んでいらっしゃいました。
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レストランで発生する生ゴミのリサイクル。
雨水を貯水タンクを設置して、トイレの流し水に使用。
ソーラーパネルや廃油ボイラーなどを早くから導入。
企業として環境問題に積極的に取り組んでいます。
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アレフは食材の生産から消費までの流れの中で、安全・安心へ取り組んでいます。
その取り組みが、自然環境の保全に役立ち環境を守ります。
人間の食物は、太陽・大地・空気・水がつくりだした自然の恵みです。
自然を大切にする環境への取り組みは、人間の生命・健康に直結します。
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アレフの2006年度、環境報告書から、
水資源の枯渇と生態系に及ぼす影響、環境問題についてご紹介します。
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●水資源の枯渇
トウモロコシ1㎏を生産するのに、約1100㎏の水が必要とされます。
そのためアメリカの穀倉地帯といわれるコロラドやカンサスなどでは、以前から川の水枯れや地下水の枯渇が問題になっていました。
トウモロコシの増産は、この傾向にさらに拍車をかける心配があります。
2000年時点で地球上の約5億人の人ぴとが慢性的な水の不足に悩まされています。
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●生態系に及ぼす影響
単一作物による大規模な農業は、それだけで生態系のバランスを崩す怖れがあります。
しかも、栽培されるのは、環境リスクの点でも疑問の多い遺伝子組み換えトウモロコシです。
トウモロコシ畑をつくるために、また中南米の森林が伐採されれば、森林のもつCO2を吸収し、酸素をつくりだす機能が損われます。
もちろん、森林に生きるさまざまな生きものも、その場所を失います。
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●不足する食糧とエネルギー
現在、世界で約8億5000万人の人ぴとが飢えや栄養不足に悩んでいます。
毎日2万人以上の子供たちが、栄養不良やそれに関連する病気などで死んでいます。 世界の穀物生産量は2000年に消費量を下回り、年とともにその差が開いています。
食糧となりうるトウモロコシをエネルギーに変えなければならない必然性にも疑問が湧きます。
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●環境問題の現れ方と本質
環境問題には3つの特徴があります。
①長い時間をかけて進行し、結果として広範囲で多様な被害を生じさせる
②個々の問題が環境や経済を通して繋がっていて“で問題群”をかたちづくっている
③因果関係がまだ科学的に解明されていない問題が多い
これらが環境問題を難しく、複雑にしています。
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しかし地球は―つしかなく、その資源や自然の機能にも限りがあるという事実は変わりません。
すべての経済活動も、突き詰めれば、地球の一部を加工したり、その機能を利用したりして人間の暮らしに役立てていることになります。
たとえぱ森林の二酸化炭素を吸収し、酸素をつくりだすという働きを人工的に行うとして、その費用はいくらになるのでしょう。
このような考え方で地球上のすべての価値を金額に検算するすることができます。
この、地球の価値は、この先減ることはあっても決して増えることはありません。
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農業の時代、一人あたりの1日のエネルギー消費量は釣1万2000kcal程度でした。
しかし産業革命を節目にして、いまでは25万kcalにまで増えています。
このままでは、地球も人間の社会も近い将来に破綻してしまうことは明らかです。
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環境問題への取り組みには、つねに難しさがつきまといます。
しかし、大きくて複雑な問題への取り組みこそ、私たちの生き方や社会、そして文明を前進させるチャンスだと思います。
さまざまな試行錯誤や模索を怖れず、勉強を重ねながら、取り組んでいきたいと考えています。
(以上、㈱アレフ2006年度環境報告書より引用)
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今年の日本をあらわす漢字は『偽』だそうです。
これほど食品の偽装が問題になった年はありませんでした。
今日のお昼は家内とびっくりドンキーへ行きました。
日替わりランチが一人\617で、二人で1,234円でした。美味しいお味噌汁がたっぷりついていました。
今日の日替わりランチにも、新鮮な野菜とハンバーグがついていて、ご飯もとても美味しかったです。
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自然を大切にして、自然と共存して、安全・安心して食べられる食材を入手する。
企業が儲かるとか、売上がいくらではなく、いかに社会に貢献できるか、地球に優しいかで企業価値が決まる。
これが64歳になられる庄司社長からのメッセージでした。
庄司社長も小学生の時は成績が悪く、いつもビリかビリから2番目だったそうです。
ビリを争ったのがミノル君だったとお話しされました。
この他にも中国の仙人のお話しとか、陰と陽のお話しなどためになるお話しがたくさんありました。
私たちも限りある地球の資源を大切にして、毎日生活したいものだと考えました。