二重・眼瞼下垂

顔面神経麻痺による下垂④

 顔面神経麻痺による下垂①
 顔面神経麻痺による下垂②
 顔面神経麻痺による下垂③
 …の続き4回目です。
 いつの間にか9月です。
 私は長袖です。
 半袖では寒くなりました。
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 まぶたの構造は複雑です。
 神経も複雑です。
 昨日の院長日記に書いたように、
 目を閉じる機能は、
 眼輪筋と顔面神経です。
 ハント症候群の患者さんは、
 顔面神経の枝が5本とも全部麻痺しています。
 額にしわができなくなって、
 まぶたが閉じません。
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 顔面神経麻痺による下垂が難しいのは、
 まぶただけではなくて、
 額のシワも影響しているからです。
 患者さんは見えにくいので、
 麻痺していないほうの眉が大きく上がって、
 ひたいに深いシワができています。
 麻痺しているほうのひたいには、
 しわがまったくありません。
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 このひたいのしわの違いが、
 まぶたが下がって見えにくい原因になっています。
 ですから、
 ふつうの眼瞼下垂症手術のように、
 まぶたの皮膚だけ手術して、
 まぶただけ上げようとしても、
 顔面神経麻痺で下がった患者さんのまぶたは上がりません。
 無理に上げようとすると、
 涙ばかり出る目になってしまいます。
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 お医者さんでも、
 この顔面神経麻痺による下垂について、
 まぶただけ上げればいい
 …と誤解している人がいます。
 医師国家試験にも、
 看護師国家試験にも出ません。
 経験を積んだ形成外科医でなければ、
 顔面神経麻痺による下垂の手術が難しい理由です。

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