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コージェネ威力、地域の防災拠点に

 平成30年9月23日、北海道新聞朝刊の記事です。
 今回の地震では、
 北海道新聞社がきめ細かな報道をしてくれています
 さすが北海道の新聞社です。
 震災でエレベーターが使えない日にも、
 階段でマンションに配達してくれました。
 北海道新聞販売店に感謝しています。
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 コージェネ威力、地域の防災拠点に
 大停電後も通常発電 札幌や小樽の商業施設 避難所やスマホ充電に開放
 胆振東部地震でブラックアウト(大規模停電)となった後も、コージェネレーション(熱電併給)システムを持つ施設は通常通り、電気を供給し続けた。一部の施設は避難所としても活用された。コージェネは電気のほか、暖房、温水も供給できるため、防災施設としての存在感を示した。
 札幌市によると、自家発電やコージェネを備えるビル、商業施設は増えているが、多くは燃料に重油や灯油を使う。燃料は1~3日分程度を貯蔵するのが一般的。今回の地震は停電で燃料の配送に支障を来し、多くのガソリンスタンドで在庫が底を突いたが、燃料を心配せずに稼働し続けたのがガス発電だった。
 北海道ガス(札幌)の子会社「北海道熱供給公社」(同)は、中央区のさっぽろ創世スクエア(北1西1)、札幌三井JPビルディング(北2西4)、JRタワー(北5西2)、アーバンネット札幌ビル(北1西6)のガスコージェネシステムを稼働させている。このうち創世スクエアは臨時避難所として開放され、外国人観光客ら約550人が身を寄せた。市の要請を受け、JRタワーを除く2施設も1階にスマホの充電コーナーやテレビを設置し、市民に開放。テレビの前はニュースを見守る人だかりとなり、臨時の防災拠点として一定の役割を果たした。
 4施設は一般家庭3千世帯分に当たる計約1万2千キロワットの発電能力があるほか、発電によって生じる排熱を利用し、周辺の札幌駅前通地下歩行空間やオフィスビルなど86施設に冷暖房や温水を供給している。都心部のガス管は特に耐震性や強度が高く、地震の影響は全くなかった。
 今回の大停電では小樽市もガスコージェネ設備を持つ商業施設「ウイングベイ小樽」(築港)を観光客の避難所にした。
 札幌市まちづくり政策局は「大停電が厳冬期に起きれば、被害はより深刻になる恐れがあった。今回の地震でコージェネの災害に対する強さなど有効性が実証された」とし、都心部での再開発の際はコージェネの導入を事業者に働きかける考えだ。(五十嵐知彦)
 <ことば>コージェネレーション ガスや石油などを燃料にして発電する際、排熱も一緒に暖房などに使うシステム。送電ロスなどがなく、エネルギー利用効率は火力発電所の2倍以上の80%前後。大型商業施設や大病院、工場などでは発電出力が千~数千キロワットの規模の所もある。ここ数年は超小型設備(1キロワット前後)を導入する家庭も増えている。

札幌三井JPビルディング1階に設置されたスマホの充電コーナーに列をつくる市民ら=9月6日午後5時すぎ(札幌市提供)
(以上、北海道新聞より引用)

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 私が以前住んでいた西区琴似の家の近くに、
 この超小型設備のコージェネレーションのお宅がありました。
 最初は何の設備かわかりませんでした。
 ガスで電気を作り、
 暖房とロードヒーティングに使っていました。
 私はもう家を建てることはありませんが、
 次の世代には、
 燃料を心配せずに稼働し続けられるガス発電
 …が選択肢の一つだと思います。
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 今回の地震で悲惨だったのが、
 タワーマンションの上層階です。
 札幌の最高は40階建です。
 避難階段はマンションの中央部にあるため、
 外から光が入らない構造になっています。
 そこを懐中電灯の光を頼りに、
 40階まで上がるのは大変です。
 タワーマンションには、
 ガス発電のコージェネレーションが必要だと思いました。

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