医学講座

骨の発育と義眼

 先天性無眼球症
 まぶたの再建2019
 …の続きです。
 生まれつき眼球がない赤ちゃんにも、
 まぶたはあります。
 まつ毛もあります。
 …でも、
 そのままでは義眼は入れられないのです。
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 義眼を入れるスペースがありません。
 赤ちゃんの顔は小さいです。
 ミルクを飲んで成長します。
 顔にはたくさんの骨があります。
 眼球が入る部分の骨を、
 眼窩がんかといいます。
 外側は厚い骨で、
 内側と底は薄い骨です。
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 眼球が入っていて、
 眼球が成長すると、
 眼窩がんかも大きくなります。
 ところが、
 先天性無眼球症で眼球がないと、
 眼窩がんかの骨は成長しません。
 眼球の代わりになるものを製作して、
 眼球の位置に入れるのが、
 拡張器かくちょうきです。
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 市販の拡張器はありません。
 患者さん毎に、
 手づくりでひとつひとつ製作します。
 小さすぎても、
 大きすぎてもだめです。
 入れるのも大変です。
 無理に入れると血がでますし、
 炎症を起こすこともあります。
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 ここで必要なのが、
 義眼師さんと、
 形成外科医の協力です。
 いちばん大変なのは、
 拡張器かくちょうきを製作する義眼師さんです。
 まぶたのことをよく知っていて、
 技術力もある義眼師さんでないと無理です。
 アツザワプロテーゼ九州の、
 光安哲人さんのは最高でした。
 福岡大学形成外科との協力もすばらしいです。
 拡張器かくちょうきで、
 眼窩がんかの骨を成長させて、
 はじめて義眼を装着できるようになります。

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