医学講座

スキンコンディション（大浦先生開発のおむつ）

　今日は2019年2月24日（日）です。
　昨日は第18回日本褥瘡学会北海道地方会
　…で大浦武彦先生の特別講演をお聴きしました。
　すばらしい講演でした。
　褥瘡発生のメカニズムを、
　北大工学部の髙橋誠先生と研究され、
　ユニチャームとの共同研究で、
　スキンコンディションという新製品ができました。
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　88歳で現役医師もすごいですし、
　共同研究で新製品もすごいです。
　私が忘れないうちに、
　大浦武彦先生、
　髙橋誠先生、
　ユニチャームとの共同研究で生まれた、
　新製品スキンコンディションについて書いておきます。
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　褥瘡は、
　骨が突出した部位にできる、
　血流障害が原因だと考えられていました。
　ところが、
　血流障害だけでは、　
　どうしても説明できないきずがありました。
　褥瘡患者さんにできる、　
　深いポケットです。
　褥瘡から横方向にできます。
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　大浦武彦先生の研究によって、
　身体とベッドの間に生じる、
　ずれの力によって、
　組織が障害されて、
　そこに、
　深いポケットができることがわかりました。
　マットレスが改良されて、
　体圧による褥瘡が解決できても、
　ずれの力によるキズが問題でした。
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　新製品のスキンコンディションは、
　身体にあたる部位に、
　さらさらスライドシートと呼ばれる、
　低摩擦シートをつけました。
　この低摩擦シートのおかげで、
　身体に無理な力がかからず、
　ズレ力を低減する世界初の構造です。
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　大人用尿とりパッドの画期的な改良です。
　2010年の日本褥瘡学会北海道地方会でも、
　ユニチャーム研究員の
　工学博士、宮澤清先生から、
　おむつメーカーとして、
　不快を快にする
　製品開発をなさっていらっしゃると伺いました。
　これからも褥瘡予防に役立つ製品開発をお願いします。